だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

川や海をきれいにするために食生活をみなおそう(3)

2006-05-31 04:40:10 | Weblog
 前の記事で紹介した愛知県水産試験場の黒田伸郎氏たちのグループは、矢作川の河口部でアサリが「湧いて出てくる」プロセスを科学的に記述することに成功している(黒田伸郎「内湾における森林・農地由来の環境影響物質の循環の解明」(独)農業環境技術研究所『森林・農地・水域を通ずる自然循環機能の高度な利用技術の開発』2003年)。アサリは産卵・ふ化後、幼生はプランクトンとして水中を漂い、それが大きくなってある . . . 本文を読む

川や海をきれいにするために食生活をみなおそう(2)

2006-05-31 04:36:37 | Weblog
 先日、愛知県水産試験場の黒田伸郎氏のお話を聞く機会があった。三河湾の環境と漁業がテーマで、特に赤潮や夏に湾底に広がる貧酸素水塊が三河湾の生態系に深刻な影響を与えていることがわかった。貧酸素水塊というのは、夏、浅い方が温度が高くなるために海水がよく混ざらなくなった状況で発生する。浅いところで繁殖した植物プランクトンの遺骸が深いところに落ちてくると、それを分解する微生物が酸素を消費し、しまいには水 . . . 本文を読む

環境問題の樹海

2006-05-19 06:59:38 | Weblog
 いろんな人から「環境問題って結局どういうことですか?勉強すればするほどよくわからなくなってくるんです」とよく相談される。私は大学の環境学研究科というところで教員をしていながら、こういう質問を受けると実は私自身途方にくれてしまう。確かに公害問題は環境問題だろう。開発による自然破壊もしかり。ゴミ問題もそうだろう。オゾン層や温暖化問題も環境問題だろう。でも人口問題は?食糧、エネルギー、森林破壊や砂漠 . . . 本文を読む

手抜き農作日誌(3)

2006-05-17 15:23:14 | Weblog
 きのうはけっこう伸びてきたニンジンを間引いた。間引き菜がこの畑からのはじめての収穫(?)だ。葉っぱは油でいためて甘辛く味付けしたらとてもおいしかった。ニンジンのあかちゃんのようなほそい根の部分はみそ汁の具にしたら、独特の香りがあっておいしかった。  連休最終日にはトマト、キュウリ、ナス、ピーマンなど夏野菜の苗を植えた。ジャガイモも青々として生長は順調だ。草取りの手を止めて、ふと目を起こすと、 . . . 本文を読む

雑誌の付録にコンピュータがついてきた!?

2006-05-03 02:04:29 | Weblog
 あるIT技術雑誌の広告に、付録でマイクロコンピュータ基板が付いてくる、とあって、おもしろそうなので買って、記事に書いてあるとおりに動かしてみた(デザインウェーブマガジン2006年3月号)。すると・・・動いた。あっけなく。パソコンとUSBでつないで、プログラムを転送すると、ピコピコ光りながら、端子間の電圧を測ってパソコンに「1.4591V」などとデータを送ってきている。目が点になった。  ちょ . . . 本文を読む