だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

異端のイスラム教

2010-03-31 12:24:48 | Weblog
 トルコ中部の高原地帯の街、コンヤを訪れた。ここではメヴラーナ博物館を見学。これはモスクであった建物を今は博物館として開放しているところである。メヴラーナはこの街がセルジューク朝の首都として最も繁栄した13世紀にこのモスクで活躍した僧侶・学者である。彼は独特の解釈を提唱し、彼の教えは新しいひとつの宗派を生み出す。「イスラム神秘主義」の一派とされるメヴレヴィー教団である。  ここに着く前、ツア . . . 本文を読む
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トロイの遺跡にて

2010-03-30 04:55:30 | Weblog
 今回子どもを連れてのはじめての海外旅行でトルコを訪問した。ツアーガイドのイズマエル氏は流暢な日本語でトルコの地理、歴史、暮らし、宗教、経済、政治にいたるまで熱く語ってくれる。大学の考古学教室のアシスタントまでやったという専門家でもある。  1日目は「トロイの木馬」の物語で有名なトロイ遺跡を訪問した。紀元前3000年頃から紀元前300年頃まで9層にわたる都市の遺跡である。一時期栄えた街が災害や戦争 . . . 本文を読む
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存在する可能性の波がさざめく

2010-03-17 23:50:33 | Weblog
 この3日間は名古屋大学で開催された一連の国際会議に参加。私もコアメンバーとして参画しているグローバルCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」のキックオフとなる国際ワークショップだった。海外からのスピーカーの中で、ドイツの有名なマックスプランク研究所の元所長のハンス・ピーター・デュール先生のお話が印象に残った。  デュール先生は核物理学者で、戦後のアメリカでアインシュタインやボーア、 . . . 本文を読む
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