最近うすうす気づいてきたのだが、私たちの普通の社会の中に、よくは見えないけれども、別の質的に異なる社会が形成されつつあるようだ。それはある特徴のある人々のつながりのネットワークである。
その人たちは、たまたま目の前にいる人に自分がどう貢献できるだろうか、といつも考えている。何かしてあげてもまったく見返りを求めない。ナンバーワンもオンリーワンも目指さない。そもそもそのようなことに興味がない。美し . . . 本文を読む
『足助物語-昭和30年の合併から50年』足助町2005年を読んだ。旧足助(あすけ)町が豊田市に合併し消滅するのを前に、町の歴史をまとめた記念誌である。これを読むと足助の人々がいかに地域を愛してきたかが分かるし、さまざまな努力をしながら懸命に暮らしをつないできたということが分かる。過疎と高齢化が進む中で、高原野菜栽培をしたり、高原民宿村を開いたり、栗拾いができる栗園を作ったり、イモ堀り農園をはじめ . . . 本文を読む