だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

Happy

2014-06-26 20:35:01 | Weblog
  Pharrel Wiliamsのミュージックビデオ、「Happy」が世界でブレイク中である。https://www.youtube.com/watch?v=y6Sxv-sUYtM「だってぼくはハッピーだから、手をたたこう!」と歌い踊る。入れ代わり立ち代わりたくさんの人が登場して24時間!歌と踊りが続く。今YouTubeでたくさんの映像が投稿されている。ご当地Happyというべきもので . . . 本文を読む

化石燃料文明(4)

2014-06-22 10:11:59 | Weblog
 「問題は個々の事象ではなく、それらの事象を連関させる意味なのだ。そして文明とはそういう意味の総体的な枠組みを指す以上、たとえ超高層ビルの屋上に稲荷が祀られ続けようとも、また茶の湯・生花の家元が不滅の生命を誇ろうとも、それらの事象はチェンバレンが『若き日本』と呼ぶ新たな文化複合、つまり新たな寄せ木細工の一部分として、現代文明的な意味連関のうちに存在せしめられているに過ぎない。文化は生き残 . . . 本文を読む

いなかを出ていく理由について(2)

2014-06-20 09:23:10 | Weblog
 いなかに生まれ育った若者たちは、なぜ都会に出ていくのか?その理由が明らかになり、かつその理由がなくなれば、若者たちは都会に出て行かないか、出て行っても帰ってくるだろう。  ある女性は、いなかの窮屈さについて語ってくれた。村の中をタンクトップで歩いていたら、もうあちこちから「あのかっこうは何だ」と言われた。いつも誰かに監視されているような気持ちになり、逃げだすようにして都会に来た、とのこと。 た . . . 本文を読む

理想を語らず

2014-06-13 07:32:17 | Weblog
「私は理想を語らないことにしています。」 私も中心メンバーの一人として立ち上げに参画した名古屋大学大学院環境学研究科附属の持続的共発展教育研究センターの設立を記念するシンポジウムで、三重県松阪市長の山中光茂氏がこう発言したとき、会場は怪訝な空気に包まれた。山中市長は33歳で初当選し、大胆な政策で市民が主体的に取り組む地域づくりを主導している。むしろ市民に理想を熱く語ることで、市民を導いてきたので . . . 本文を読む

Give and give

2014-06-01 18:44:47 | Weblog
 学生たちとの調査旅行、三日目は三重県鳥羽市を訪問した。エコツアーのプログラムを実施している「海島遊民くらぶ」を訪問し、代表の江崎貴久(えざききく)さんからお話しを聞くとともに、町なかのプログラムである「台所つまみ食いウォーキング」をみんなで体験した。  貴久さんは事務所のとなりにある旅館「海月」の若女将である。前日の夕方、旅館に到着した我々を着物姿で迎えてくれた姿は、「美人女将」の評 . . . 本文を読む

FIT

2014-06-01 16:58:50 | Weblog
 三重県松阪市、多気町を学生たちとともに訪問した。最近、どちらの町もバイオマスエネルギーを利用した大型の発電施設の建設や計画が進んでいる。一日目の夕方には、松阪市および多気町の担当職員に来ていただいて、その構想を語っていただいた。  松阪市では2007年から民間事業者によって木質バイオマスエネルギーの大規模な利用が実現している。松阪市は昔から製材業が盛んで、業者が共同で出資して大規模な製材工場、 . . . 本文を読む