卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

招き猫通り

2008年01月31日 | お出かけスポット
常滑駅から焼き物散歩道に向かう途中、「招き猫通り」がある。
陶芸家の人達がそれぞれの思いで招き猫を作って、道路脇の壁に取り付けてある。
色~~んな猫さんがくっついていて面白い。


招き猫通り




招福厄除

 


学業成就




晴天祈願

 


美人祈願~
あやからなくちゃ~~~。





家内安全




安産祈願




ペット祈願







ここに載せたのはほんの一部。
他にも「禁酒」とか「禁煙」とか「夫婦円満」とか「旅行祈願」などなど、ユニークな猫さんがいっぱい。



招き猫は、ここ常滑と瀬戸が二大産地。
その起源は江戸時代で、太田道灌が猫に導かれて戦に勝利したと言う故事から伝わって、
幸運を招く猫のイメージが定着した。
明治時代になって、商売人の間で店に縁起棚を作って、そこに招き猫や福助を置くようになり、
養蚕農家ではネズミ除けという意味で招き猫が置かれた。
こうして都市でも農村でも飾られるようになって、全国的に広がっていった。

と言うような事が、いつだったか広報に載っていたっけ・・・・。

新しくても心が向かない物、もう一つ

2008年01月30日 | 卯月の雑感
12年間履き続けたお気に入りのブーツ、新しいブーツを買ったけど心はそっちに向かない話をしたけど、
もう一つ、新しくても心が向かなかった物。

それは・・・・・。


ケータイ。


それまで使っていた物に比べたら、軽いし薄いし絵文字も可愛いのがいっぱいだし、
新しい機能もいくつか付いてるし、それはそれでいい子だったんだけど、
カメラの性能が悪すぎた・・・。

そこさえ目をつむれば申し分の無い子だった。
だから、カメラは付いてない物として使っていた。





先週、こんな事があった。

沖縄へ修学旅行に出かけた息子、行きはセントレアまで友達のお母さんが車で送ってくれる事になっていた。
6時40分に近くのセブンイレブンで拾ってもらう事になっていると、10分前には出かけて行った。
7時ちょっと前にその友達から電話があった。
「○○クン、もう出かけましたか?」
「うん、出かけたよ。今日はありがとね、よろしく。」
と電話を切った。

切ってから気が付いた。

二人はまだ合流できていない!?

セントレア集合時間は7時25分。オイオイ・・・。
下手すりゃ間に合わないじゃん!!
急いで車のキーを持って外に出た。
セブンイレブンに行ってみると、大きな鞄を抱えて息子がポツンと立っている。
車に乗せながら、いきなり説教。

待ち合わせ場所を間違えてるんじゃないの!?
こんなに待ってても来ないなんて、おかしいと思わなかったの!?
友達に電話してみた?なんでしないの~!?

私のケータイを渡して、「親に送ってもらう。」と友達に電話するように言うと

番号知らない・・・。

すると、向こうから友達が走ってきた~~。
何がどうだったか分からなかったけど、事情を聞いてる時間はなかったので
息子を降ろし「よろしくね。」と、後はあちらのお母さんにお任せした。




息子はちょっと変わっていて、ケータイは要らない、家電で十分だと言っていた。
学校は徒歩圏内だし夜出歩くタイプじゃないし、親としても必要を感じなかったので持たせていなかった。
でも、思った。このボンヤリ息子にはケータイが必要だ。

修学旅行から帰ってきた息子に、私の新しいケータイを払い下げた。
娘は、「古い方をあげればいいじゃん。」と言ったけど、敢えて新しい方を払い下げた。
近頃のケータイはちっこいUSIMカードとかが差し込まれていて、そこに全てのデータが入っているので、
同じ電話会社なら、それを付け替えるだけで機種を代える事ができる。

うふふ~~ 古い方のケータイ、厚みがあって重いけど、なんて掌にしっくりくるかしら~
折角新しいのを買ったから気が付かない振りしてたけど、心はずっとこの子の方に向いてたんだね。

この子のカメラの性能は素晴らしい~。
Salaがくれたガラムカール、この子のカメラだとここまで撮れる!











そうそう、帰ってきた息子に事情を聞いてみたら、友達が家を出るのが遅れたんだって・・・。
いつもそうだからと・・・・。
だから、電話もしなかったと・・・。

時と場合って物があるでしょ!

ラスト、コーション

2008年01月29日 | 卯月の雑感
今週末上映開始される「ラスト、コーション 色/戒」。
映画自体はすご~~く重そうで私が苦手な部類っぽい・・・。

でも!観るよ!!

去年12月にLorenzoのパパ、Maurizioが言っていた。

この映画のバーでのシーンで、日本語で歌うタンゴをBGMに流したい・・・、
それなら冴木杏奈だ!って事で、アン・リー監督直々に杏奈さんにオファーがあったんだって。

杏奈さんは世界で活躍中のタンゴシンガーで、ワールドツアーではMaurizioがピアノサポートしている。
で、映画の中で歌う曲をMaurizioが作って、演奏もしてるんだよ~。

クレジットに名前がでる?って聞いたら、出るって。
だから、よ~く見て捜すねって言った。

映画そのものより、劇中のその曲とクレジットが楽しみ。
曲が流れるのは、ほんの一瞬なんだろうけど身内が活躍してるみたいに嬉しい。


みくちゃんライブ

2008年01月27日 | ライブッ!
9ヶ月振りのみくちゃんライブ。
その間、名古屋でのイベントライブは何度かあったけど、いつも仕事がある土曜日の日中だったので行けなかったのよね・・・。

今場はSPAIRAL、初めて行ったけど狭~い。
もぉ、ギュウギュウだよ~~。

久しぶりに見たみくちゃんは、すご~~くパワーアップしてて今までとは比べ物にならないほど楽しかった!
やっぱり台湾ライブの賜かな?台湾のファンはかなり熱かったらしい。

アニソンカバーアルバムからの「そばかす」は、めっちゃキュートだったし、
「枯れない花」「もう一度君に会いたい」などは心にしみた。
でもって、「南風」とかノリノリ系は煽る、煽る~~~。

今までみくちゃんライブは、男性ファンに遠慮して静かに見てたけど、(ほぼ男性ファンばかり・・・)
そんな理性は吹っ飛んでしまっていた~~。
みんなと一緒に飛んだり腕を振り上げたりして汗だくになってしまった。
みくちゃんも狭いステージで足を振り上げたり動き回ってた。
7センチくらいのピンヒール履いてたんだけど、あれで歌って踊れるなんて流石だ~~~。

これからのみくちゃん、益々楽しみだ~。



でもって、ベースのたぼくんがかっこよくて可愛かった~~。
見た目はユニセックスな感じなんだけど、ベースを弾く姿は男前で、ちょっとやられた~~。


お気に入りのショートブーツ

2008年01月25日 | 卯月の雑感



いきなり汚い靴の画像でごめんなさい。

このブーツ、かれこれ12年履き続けてる。
流石に夏は、サンダルだったりミュールだったりするけど、ほとんどオールシーズン履いている。

この靴で色んな所へ行った。
ライブ会場で飛び跳ねたり、最終の新幹線に乗るために猛ダッシュしたり・・・。
黒のスーツを着るフォーマルな通訳場面でも大活躍した。
ちょっとスーパーに行く時もこれ。
お出かけも普段も関係なく、12年間毎日履き続けた。

その間、すり減ったソールを取り替えたり、ほつれた糸を修理してもらったりした。

何年も前から、そろそろ買い換えようとブーツが出回る時期に物色したんだけど、これを上回る靴と出会えなかった。
私の足は、薄くて平ぺったくて指が異様に長い。
どの程度長いかというと、分かりやすく言えば、五本指ソックスを履いた時に小指部分が余らない。先までしっかり指が届く。
って、履いた事ある人にしか分からないか。
とにかく、この足にフィットする靴は少ない。

このブーツは、たくさん歩いても飛び跳ねても足が痛くならない。
ヒールも程良い高さがあって、しっかりしていて安定感もある。
ピンヒールは靴だけ見てるとステキだけど、それを履いて美しく歩く自身がない。
それに重心がずれて身体にも悪いような気がする。

着脱はフロントのホックをポチッ、ポチッとするだけ。
機能的にもデザインもすご~~~く気に入っていた。


でも、ついにソールと靴側面の間に裂け目ができてしまった・・・。
左側の外面で、パッと見はわからないけど多分、限界かも。

今の時期を逃したら、来シーズンまでブーツは出回らないから、あちこちの靴屋さんをのぞいてショートブーツを捜した。
何日もかけて捜して、多少の妥協点ある物のようやく1足買った。
新しい物を買うと心は新しい物の方に向くものだけど、このブーツだけは私の心(足?)を捉えて離さない。

新しいブーツは、まだ箱の中に入ったまま。

地産地消

2008年01月24日 | 卯月の雑感
通訳の仕事で美浜町に行ったので、帰りに鵜の里ジョイフルファームに寄ってみた。

この時期野菜の苗は無かったけど、地元の人が作った沢山の野菜がリーズナブルな値段で並んでいた。

大根、白菜、葱、ニンジン、水菜など 全部作った人の名前入り~。
我が家は義父が作って届けてくれるので、野菜は買わなかったけどミカンと柚子を買った。


小ぶりのミカンだけど、こんなに入って150円。
ちゃんと試食もできるようになっていて、甘みも抜群。
柚子は10個入って100円。
「見た目は悪いけど無農薬で安全です」と書かれた段ボールが置いてあった。




ちょうど一昨日、小学校の授業参観の通訳に行ったんだけど、参観後に学校給食についての話があった。
成長期の子どもに必要な栄養を満たすために努力をしてるけど、ガソリン高騰の煽りを受けて厳しい状況になっている。
バイオエネルギーで食材の価格も高騰しているし、当然食材を輸送するためのコストも上がってきている。
給食費を上げないで提供するためには、遠くの食材を使うのではなくて近場の食材を使う。そうすれば輸送費が削減される。
そんな話もあった。つまり地産地消。

近場で育った野菜などは、その場の環境にうち勝って成長しているワケで、それを食べると言う事は、同じ環境にいる人にとってはとても有効だしね。
おまけに地元の生産者が潤って、それが地元の消費者に還元される。
良い事づくめだよね~。



Salaからのメール

2008年01月23日 | 七カ国語で話す日常がある
Salaから届いたメールに、すご~~く嬉しい言葉が綴られてた。

言葉って凄いね。
こんなにも暖かい気持ちにさせられる。
直接本人の口から発せられた物じゃない、文章にされた物であってもすごい力を持ってるんだね。

やっぱり言葉は言魂。
私が思ってた以上のパワーを持ってるって、改めて実感した。

その言葉を発するのは人。
って事は、人は凄いパワーを持ってるって事だよね。

このパワー、上手に使って行きたいな。






これはSalaがくれたイランのお土産、ガラムカール。
エスファンと言う町の伝統工芸品で、柄の一つ一つは木版で押されている。
染料は全部自然の植物とか果実を使っているんだって。





写真では色が少し薄く見えるけど、実際はもっとはっきりして鮮やか。
不思議な暖かいオーラを感じて、眺めているとホッとする。

アース・earth の事

2008年01月22日 | 卯月の雑感
この映画、ろうの友達が公開を楽しみにした。
彼女は邦画は楽しめない。見るのはもっぱら字幕が付く洋画だけ。

アースは完全吹き替えで字幕が無いので、彼女は見る事ができない。
すごく残念がっていたし、悔しがっていた。


少し前の新聞に2006年に国連で採択された、障害者権利条約の事が載っていた。
記事によると、「障害者がすべての人権および自由を完全かつ平等に享有する事を促進する」と第一条に謳われている。
障害者が保護の対象にあるのではなくて、人権が平等にある事が国際的に認められた事。
そのために障害者に特別な権利ができるのではなくて、
障害のない人に保障されている権利が障害者に保障されていない現状があり、
その格差を埋めていこうとする物。
幅広い意味での差別を禁止している。

私は問題なくこの映画を見る事ができた。彼女は見る事ができない。
これって意図的じゃないにしろ、客観的に差別だよね。

条約で謳った事と現状との差、いつ無くなるんだろう。

アース・earth

2008年01月21日 | 卯月の雑感
人間は知恵と技術で快適な生活を追求してきた。
その結果、環境破壊が進んで異常気象など、そのしわ寄せが自分たちに降りかかってきている。

朝起きて暖房をつけ、スーパーの十分な品揃えの中から選んだ食品を調理して食べる。
車で出勤して、空調の整った部屋で仕事をする。
家に帰って、夕食を食べお風呂に入って暖かい布団で寝る。
いつもの当たり前の生活。

でも、地球の自分の知らないところでは、それぞれの動物が過酷な環境の中を生きている。

ゾウは乾季が来ると、水を求めて大移動をする。
何十日間もただ歩き続ける。サバンナに吹き荒れる風が砂嵐となってゾウの群れを襲う。
それでも歩く、ヨロヨロになりながら歩く。
子ゾウが疲れ果てて座り込むと、大人のゾウが鼻で立たせて更に歩かせる。
途中、空腹のライオンに出会い、仲間を失いつつも歩き続けて、ようやく水のある草地にたどり着いた。
毎年、こうやって水を求めて移動するんだけど、異常気象のせいでゾウ自身が乾季を読めなくなっているとか。

モンゴルのアネハヅルは、冬になると暖かいインドへ渡る。
その為にはヒマラヤ山脈を越えなければならない。
雪に閉ざされたヒマラヤ山脈も、日光が当たると雪が溶かされ、上昇気流が発生しそれが乱気流となる。
その嵐の中を必死に羽ばたいて跳び続けるアネハヅル。

動物たちは人間が狂わせた自然の中で必死に生きていた。






地球は地軸が傾いたために季節のリズムがあり、太陽と水が隅々まで命をもたらす。

南極から1900キロの地帯に広がるタイガ。
広大な針葉樹林が延々と続く。地球上の1/3の樹木がここにある。
春になって太陽が照らし始めると、地球上のすべての場所で酸素が増える。

偶然がもたらした環境なのかも知れないけど、この素晴らしい地球を守っていかなければと思う反面、守っていけるのかと言う不安も感じた・・・。


「今なら間に合う。私達にできる事を探そう」
最後の渡辺謙さんの言葉が心に残った。



高齢ろう者デイサービス

2008年01月20日 | 手話
久~~し振りに高齢ろう者デイサービスに参加してきた。
最近、全然参加できてなくてみんなに忘れ去られる前に行っておこうと思ったんだけど、
参加者にはすっかり忘れ去れていた・・・。
しばらく会わないとすぐ忘れられちゃうのよね。
今日は、しっかり顔と名前を売ってきた。


今回の企画は、同じ施設利用団体の一つ「障害児親の会 ほしのかけら」との合同で、お餅バーベキューをした。
今日は少し寒い日になったけど。子ども達は寒さをものともせず外で過ごしていた。
デイサービス参加のおじいちゃん、おばあちゃんは(そう呼ぶのは失礼なくらい元気で若々しいんだけど・・)食べる準備ができるまで室内でお喋り。



フランクフルトは子ども達に大人気~。





身体が温まる豚汁。お汁粉も作ったよ。







お腹がいっぱいになったら、「卯の里獅子舞連」の方が獅子舞を披露して下さった。
獅子舞と言えば唐草模様。
この唐草模様って、元々はメソポタミアやエジプトからシルクロード経由で中国を介して日本に伝わったんだって。
唐草模様ってドロボーのイメージがあるけど、改めて見てみるとオシャレな感じだよね。
それは繁栄を示す模様で、アラブ諸国ではモスクの装飾に使われたりして、ヨーロッパでは「アラベスク(アラブ風の)」と呼ばれているんだって~。
ちょっと見直したぞ、唐草模様。






大黒様も一緒に舞ってめでたさもアップ。








子ども達はお獅子に興味津々。