卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

Kang San またね。

2008年01月14日 | 七カ国語で話す日常がある
今回のホームステイは、豊明市の交流事業。
それがどうして我が家にステイする事になったかというと、豊明でホストがみつからず巡り巡って我が家に依頼が来た。

2泊3日と言っても、初日は午後に豊明で対面、中1日あって3日目は朝8時に豊明市役所集合。
本当に短い間だった。

でも、がんちゃんとはたくさんの事を共有できた。
「なんでそこで言わないの~~。」って突っ込んでしまう純愛話は、まさに韓国ドラマそのもの。
想いを伝える前に彼女は帰国してしまったんだけど、また韓国に来るらしいと言う噂を聞いて、また会える事を信じて想い続けてる。
その彼女とはまだ何も始まってないのに、彼女の事を話す時は少し照れながらも幸せそうな表情をする。
これまでこんなにピュアな心を持った人に会った事無いよ。

そうかと思えば、2年前に軍隊から出てきたばかりで、その時のハードな話からは芯の強さを感じる。

これまで韓国からのゲストで軍隊経験のなる人は何人か来たけど、その話に触れる人はいなかったな。
がんちゃんによると、徴兵制度は北に対する物で彼らの任務は、北が責めてきた時に5分だけ足止めさせる事。
その方法については何も言及されなくて、ただ5分止める事。
言ってみれば、国を守るための捨て駒・・・。
正論だけを振りかざしても、解決できない事実はごまんとあるんだね。

でも、そんな事には関係なくがんちゃんはがんちゃんの人生を真っ直ぐに生きている。

今、日本語を勉強している大学生だけど、軍隊を出て1年、学校に通うために親戚の工場で働いていた。
大きな彼の掌には、今もその時できた分厚いタコが残っている。

彼の夢は、韓国で日本語の先生になるか、日本で韓国語の先生になる事。

がんちゃんの夢が叶いますように・・・。

がんちゃんの人生が幸せに満ちあふれますように・・・。