卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

Sala が我が家にやってきた

2007年12月30日 | 七カ国語で話す日常がある



今日から4日間ホームステイをするSalaがやってきました~。

写真で見た時、南海キャンディーズのしずちゃんみたいな体格の子をイメージしてたんだけど、
全然違って、背は私よりちょっと高いけどスレンダーでかわいい女の子。

今年10月に名大の留学生として日本に来たんだけど、イランで3年間日本語を勉強していたそうで、日本語は完璧。
敬語も謙譲語、丁寧語を的確に使い分けてて、今時の日本人よりきれいな日本語が話せるの。
私が夕食の準備をしていると、「見ていても構いませんか?」と側に来たり、用があって側を離れる時は、「また後で参ります。」って~~。


今回も短い期間だけど、年末年始の日本独特なモロモロを一緒に楽しみたいと思います。

Maurizioと過ごした時間

2007年12月27日 | 七カ国語で話す日常がある
Maurizioとは19時からのコンサートの前、17時に会う約束をしていた。
KBSホールのHPに、地下鉄丸太町駅から徒歩8分とあったけど、迷うといけないので早めに向かった。
でも、さすがは道路が碁盤の目の京都、丸太町駅から一直線で迷いようもなく、約束の20分前に着いた。
17時になったら、教えられていたスタッフのケータイ番号に電話しようと、しばらく待つつもりでいた。
すると、5分もしないうちにケータイがなった。

お~~~~、Maurizioからだ!

気が付かなかったけど、2回の不在着信、留守電メッセージが入っていた。
すぐに9月に会った時と同じ優しい笑顔でMaurizioが降りてきた。

「ずっと待ってたの?」
「ううん、丁度来たところ。もしかして見てたの?」

なんて話しながら、Maurizioに促されるように歩き出した。

「ねえ、私達どこに行くの?」
「分からない・・。」

オイオイ、Mauさん。
そう言えばLorenzoも、英語訛りの日本語で「シラナ~イ。」ってよく答えてたっけ。
Lorenzo自身の事を聞いてるのに・・・。
何だかよく似た父子だね。

「ちょっと散歩をするか、お茶するか・・・。」
「今日は十分歩いたよ、私。」

って事で、近くにあった喫茶店で1時間半くらいお茶しながら色んな話をした。


ず~~っと、この優しい笑顔で私の拙い英語に付き合ってくれた。




Maurizioは演奏家作曲家として以外にも、ピアノの先生、スペイン語の先生、教会でのオルガン奏者、それからどう訳せばいいか分からないけどMedical spanishの先生をしているって。
休みはほとんど無いんだって~。
でも、今回みたいなツアーが休みみたいな物だって言ってた。
ツアーって、結構タイトなスケジュールで大変そうだけどね。

意外だったのがLorenzoの事!
彼は、家ではほとんど話さないんだって~。何か聞いても「うん。」とか「ううん。」とか「別に。」と答えるだけ。
思春期だからって言ってたけど、そんなLorenzoはちょっと想像できな~い。
でも、Maurizioが持ってたこの写真見て~。
日本から帰ってすぐに撮った写真らしいけど、すご~~くリラックスしてるのが分かる。





それにしても、8月なのに何で一人だけセーター着てるの?

となりのおチビちゃん達は、異母姉妹のstellaとrosa。可愛い~。
リラックスした表情のLorenzoも可愛い~~。

「Lorenzoに会いたいなぁ。」って言ったら、「ニューヨークに来る?」って。

もちろん行きたいよ~。

「ホームステイさせてくれる?」
「いいよ、ボクのアパートは広いから大丈夫。」

それともう一つ。
会話の中で、当然ながら???松の事が出てくるんだけど、

「いつか松ライブに一緒に行きたいと思ってるんだ~。」って言ったら
「Ok~。」って答えてくれた。

この二つは必ず実現する!!

言葉は言霊、魂を持つ。言葉にした時点でその思いは歩き出す。
六条御息所じゃないけど、千年も昔から人の思いの強さは言われている。
光源氏の愛人となった御息所が、正妻葵の君を生き霊となってとり殺すくだりがある。
ちょっとこれはネガティブな思い過ぎるけど・・・。
私がニューヨークに行く事と、一緒に松ライブに行く事、その思いを共有した。
思いが二人分となったら、そのエネルギーも二倍!
だから絶対実現する!!

松ライブは、多分東京。そこまでイメージできてるんだ~。


杏奈さんは、来年早々からロシア、韓国、ドイツなどをまわって6月に日本でコンサートをするとMCで言っていた。
きっとその時にまた会えるね、Maurizio!

京都三十三間堂

2007年12月26日 | お出かけスポット
冴木杏奈さんのサポートミュージシャンであるMaurizioに会うために、京都に行った来た。
折角京都に行くなら少し観光もしようと、11時に家を出た。
本当はもうちょっと早く出て、京都滞在時間を長くしようと思ったんだけど、
のぞみを除くどの新幹線に乗ってもいい、「ひかり早得切符」だったので、
ついつい油断してゆっくりしてしまった。
京都に着いたのは午後2時前で、Maurizoiと約束した時間はコンサート前の5時。
観光できる時間は3時間だけだったので、京都駅に近い三十三間堂に行く事にした。
ちょっと前に富山の卯月さんが行かれて、その記事を見た時に行きたいなぁと思っていた。
三十三間堂は小学校の修学旅行で行ったきりで、薄暗い堂内に立ち並ぶ千手観音を何だか怖いと思って見た事を覚えている。

私の育ったエリアでは小学校の修学旅行は京都、奈良が一般的だった。
社会科で日本の歴史を習い、体験学習の意味もあるんだろうけど、
小学生には猫に小判?少なくとも私にとってはそうだった。

今回行ってみて、千手観音の圧倒的な荘厳さをひしひしと感じた。
護摩木に病克服の願い事を書いて奉納してきた。






「三十三間堂」と言われるのは、お堂正面の柱間が33あるから。
平安後期、後白河上皇が平清盛の資財協力で作らせたものの、火災で焼失し鎌倉時代に再建された。
当時は朱塗りの外装で堂内は花や雲文様の極彩色で飾られたとか。今は黒くすすけてしまっているけど、一部その名残を見る事ができた。
当時はさぞかし立派だったんだろうな。でも、黒くすすけた感じも厳かで好き。
 





どの季節に訪れても美しいとパンフレットに書いてあったけど、
冬枯れのこの時期、墨絵のように美しい・・・。






その後、秀吉が築いた太閤塀。






当時、牛車や馬がくぐったであろう南大門を、普通に自転車や車が通り抜ける。
何だか不思議な時代のうねりを感じる・・・。







そんな感傷にふけっていると、門の真下でもめているカップルが・・・。
彼女の方は泣いていた。
当時もここでそんな光景が見られたんだろうな。
もしかしたら、そのカップルの末裔かも。





さて、そろそろデートの時間だ~ KBSホールへGO~



行って来ました USJ

2007年12月24日 | お出かけスポット
東京デスニーランドよりは断然近いのに、今まで一度も行った事がなかったUSJ。
地元の旅行会社の企画するバスツアーで行って来た。
地元旅行会社のいいところは、わざわざ名古屋駅まで行かなくても、家の近所からバスに乗れる事。

バスに乗ってから、「さて、一体どんなアトラクションがあるのかしら?」と下調べ。(オイオイ
行った事がある友達にメールして情報をもらったり・・・。(情報くれた友達ちゃん、ありがと~
バスに乗り合わせた人に聞いてみても、みんな初USJで下調べをしてないお仲間ちゃんだった。

調査の結果、待ち時間無しでアトラクションが楽しめるパスがあるけど、一番安い物でもパスが4枚ついて3,000円。
家族4人だと12,000円~~~~ そりゃ、高いわ・・・。
地道に並んで回る事にした。

前日からの雨が早朝には少し残っていたけど、現地に着いた頃にはいい天気。
ゲートはクリスマスムード満点で期待が高まる~~。










3連休ド真ん中という事もあってか、なかなかの人出。





外国に来たような雰囲気のある街並み。




走って移動中のエルモに遭遇。かわいい~~




園内もクリスマスムード満天。








新しくできた園内初のジェットコースター、「ハリウッドドリーム」は子ども達が苦手なので泣く泣くパス。
先ずは「E.Tアドベンチャー」へ行ったんだけど、待ち時間が140分!
バスツアーは滞在時間が限られているので、ここで2時間費やすのはもったいないのでパス!
「セサミストリート4Dムービーマジック」「スパイダーマン」、どこに行っても同じような待ち時間・・・。
いきなりの仕打ちにちょっとめげていると、広場に何やら人だかりが・・・。
何が始まるのか聞いてみると、イベント「トイクリスマスパーティ」(だったかな?)が15分後に始まるとか。
「よっしゃ、それを見よう!」って事になった。

雪だるまさんやトナカイさんのパレードがあって、中央の大きなステージではサンタやサンタのお手伝いでプレゼント用のおもちゃを作る子達、クマさんなどのパフォーマンスが始まった。



まあるいお尻からちょこんと出てる足を
ピョコピョコ動かして踊る姿が可愛かった~




お姉さん達のラインダンス、ピシッと揃ってきれい!





ワイヤーを使っての空中ダンスがステキ。




「トイクリスマスパーティ」が終わって、なるべく待ち時間の少ないところを選んで回った。
先ずは「バックドラフト」。これ、素晴らしい!!
全然期待してなかったんだけど、迫力満点。大火災がリアルに再現されていて、最後にどっか~んと楽しませてくれる。

次は「バック トゥ ザ フューチャー」。これも面白い~~。
ドグが作ったタイムマシン車、デロリアンに乗って時空を越えて大暴走のチェイサーが始まる。
で、最後は火花を吹きながらの急停車で研究室に戻ってくる。
最高~~。



 デロリアン




次は「ジュラシックパーク」。ボートに乗って恐竜たちの住む森への冒険。
順番を並んで待っているとスタッフがビニール合羽を売りに来る。
「ビニール合羽を300円でご用意しております。かなりのお水がかかるアトラクションです。お水のかからない席はご用意しておりません。」
周りを見回すと自前らしきビニール合羽を持ってきている人もいる。
300円で買って着ている人もいる。
ん~~~~、どうする?300円で4人だと1,200円。
ここで使うだけで後は絶対使わないだろうと言う事で、合羽無しで乗る事にした。

ようやく番が回ってきてボートに乗ろうとしたら、いきなりシートが濡れている~~。
ハンカチで拭いて座ったけど、ケチケチしないで買うべきだった?


25.9メートルの高さから池の中に真っ逆さまに落ちる~~~。
ひゃ~~~~~~~~~~~~!!



この後、ザブ~~~~ンとくるんだけど思ったほど濡れなくて良かった~~。
いやいや~~~、これも楽しい~~~。

で、終わってボートを降りるとビニール合羽回収ボックスが置いてあって、みんな濡れた合羽を押し込んでいた・・・。
ちょっとヒドイんじゃないの~~。
捨てるだけの物に300円取ってるの~!?これ、繰り返し使えばいいじゃん。
もちろんタダで。地球にも優しいしね。
買わなくて良かった~~。



この後、軽く食事をしてお土産を買ってバスに乗り込んだ。
集合時間が17時で、クリスマスイルミネーションに灯りが灯り始めてはいたけど、
まだ空が明るくて十分に楽しむ事ができなかった。
それだけは残念だったけど、それでも満足度100%の楽しい1日だった。

また行きたいな。



今年最後の受け入れ

2007年12月20日 | 七カ国語で話す日常がある


名古屋大学の留学生が今月30日から来年1月2日まで、4日間ホームステイに来る。
今度はイランのSara Jalali(サラ ジャラリ)、21歳の綺麗なお姉さん。
ペルシャ語、英語、日本語が話せるんだって。

ヒッポのキャッチフレーズは「7ヶ国語で話す日常がある」。
ちょっと前までは「7ヶ国語で話そう」だったので、そっちの方が聞いた事ある人が多いかな。
「7ヶ国語」って謳ってはいるけど、実際には19ヶ国語。でも、その中にペルシャ語は入ってないんだよね。
どんな音の言葉かな~。楽しみ、楽しみ♪

名駅イルミネーション

2007年12月19日 | お出かけスポット
家族で名古屋に行ったついでに名駅イルミネーションを見に行った。
この時期、名駅前の道路はイルミネーションを見ながらゆっくり走る車のせいか、
イルミネーション目的で来た人達の車が多いのか、大渋滞になっている。
普段なら5分くらいで通り抜けられる道が30分以上かかる。
私達は、渋滞する駅前の道とは違う道から行って、少し離れた駐車場に止めて歩いて行った。

イルミネーションはすご~く綺麗でたくさんの人が見に来ていた。




駅ビル壁面のイルミネーションは、クリスマスやお正月には絵柄が変わるらしい。





青から白、白から青へと色を変える木。





















去年と同じようなクマちゃんのイルミネーションもあったけど、写真を撮る親子連れやカップルで大人気だった。

去年のと比べてみると、天気のせいもあるかもしれないけど、電球の色が鮮やかで一段と華やかな感じがする。
去年見に行った日は、雨上がりの湿った冷たい夜で上空には霧がかかっていたっけ。
でも、あれはあれでしっとりした趣があって素敵だったかな。


たくさんの人がケータイやカメラで写真を撮る中、途中まで一緒に歩いていた娘が、
「ここで待ってる。」と言い出した。
この人、人混みが苦手・・・。
私なんて、どんなに混んでいても折角来たんだからと、端から端までしっかり見ちゃうよ。
そう言えば彼女、去年は友達と行って「めっちゃ疲れた~。」と帰ってきたっけ。



S先生 ありがとうございます

2007年12月18日 | 卯月の雑感
以前、インターフェロン療法についてセカンドオピニオンを受けた事を書いたけど、
その時、相談にのってくれたS先生からA4の茶封筒で資料が届いた。

便箋二枚にわたる手紙と、インターフェロン療法に関する分かりやすい資料を沢山コピーしてくださった。

手紙の内容は、結果から言えばインターフェロンは慎重にならざるを得ないとの事。

SLE患者に使用するインターフェロンを含む抗ウィルス薬剤の副作用として、
骨髄炎、血小板減少、免疫不全の増強などがあって、腎障害もある私には
「やってみようか。」と簡単にはできないんだって。
でもって、やっぱり私のようなケースが他になくて、今も関係者にあたってくださっているとの事。


こんな医療報酬にもつながらない事を一生懸命やって下さって、本当に感謝している。
この報告を受けて不安になるとかは全くなく、こんな風に心を砕いてくださっている事が嬉しい。


前回行った時にSLEの検査もしてもらって、その結果も同封してコメントもしてくださった。
「抗DNA抗体が以前のように10.0以下が望ましいのですが。」とあった。
体調が良くなって薬を飲まなくなった途端に、数値があがった。
それがずっと高いままらしい。
それについては、以前からS先生に言われていたけど、自覚的には何もないので気にしていない。
それは単なる医学的数値でしかなく、身体に不具合があれば何らかの自覚症状があるはず。
根拠はないけどずっと今のままいけるような気がする。

それと同じで肝炎も今のままいけるような気がする。
インターフェロン療法を受けている自分とか、肝炎が進行した自分が全然イメージできない。
想像力は予知能力だからね!

S先生始め、私の周りの人が沢山想いや愛をくれるから、それが一番身体に効くのかな。
ちょっとお気楽すぎ?

こんな事書いてたら、なんだかすご~~く幸せな気持ちになってきた。

みんな、ホントにありがとう。





Yew Kuan またね!

2007年12月16日 | 七カ国語で話す日常がある
みんなでお餅つきをした後、19時に名古屋国際センターに集合して、そこから夜行バスで東京に向かう。
17日の朝東京について二泊して、その間ディズニーランドへ行ったり都内観光をする事になっていた。私達とはここでお別れ。

12日、Yew Kuanと初めて会った時、ヒッポのスタッフに15日土曜日に彼の荷物を東京に送るように言われた。
渡された封筒の中には、送り状と送料が入っていた。

「荷物を送るからパッキングしてね。」
と、Yew Kuanに言うと、きょとんとして言った。
「東京に行くのは明後日だよ。どうしてこんなに早く送るの?」
「えっ?明後日じゃないよ。明日だよ。」
でも、Yew Kuanは17日に東京へ行って、翌日ディズニーランドで遊んで次の日に帰ると言い張る。
そう、その通りだよ。
Yew Kuanは夜行バスで行く事を知らなかった。

とにかく、夜名古屋に送ってバスに乗せた。
留学生が全員乗るのにしばらく時間がかかり、窓越しに彼の笑顔を見ている間は
お別れの実感がなかったけど、いよいよバスが動き出した時、胸がキュンとなった。

バイバイ、Yew Kuan。また会おうね。