空港のエレベーターで
昨日、Kevinは1週間のホームステイを終えて、他の留学生と一緒に帰国した。
毎回引率でやってくる日本語の先生、ありえちゃんは2年前、家にホームステイしてくれた。
今回も来る予定だったんだけど丁度妊娠中で悪阻がひどく、
急遽別の先生が来る事になった。
ありえちゃんはKevinの事をすごく心配していた。
宿題は全然やってこないし授業中にしょっちゅう寝てるし、
最後の最後まで日本に行かせるかどうか迷ってたんだって。
Kevinの親代わりであるお姉さんに学校での態度を相談しても、「私が何を言っても聞きません・・。」という返事だったらしい。
でも、Kevinは韓国人だけあってすごく礼儀正しいし、明るくて素直ないい子だった。
5年前、Kevinが11歳の時に当時23歳と17歳のお姉さんと3人でオーストラリアの学校に通うために渡豪した。
韓国は教育費が異様に高いからだと言っていた。
普通の教育ならそうでもないだろうけど、きっと高い教養を身につけさせたいというご両親の思いからなのだろう。
現在28歳のお姉さんも、大学に残って勉強している。
そんな両親の思いを理解して韓国を離れて生活しているKevin。
本当は寂しいよね。
でも、いつもすごく明るくてムードメーカーでそんな様子は少しも見せない。
大好きだったよ。
私は仕事だったので空港に見送りには行けなかったけど、仕事に行く前にお別れを言うと、
深々と頭を下げて感謝と別れの言葉を言ってくれた。
本当に純粋ないい子だった。
タシハンボン オセヨ。 トマンナヨ。