あやし小児科医院 第2ホームページ

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ポリオ 不活化ワクチンの接種回数

2012-05-01 20:56:14 | Weblog

第3回 不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会

平成24年4月23日(月)  厚生労働省健康局結核感染症課
不活化ポリオワクチンの導入に関する方針について(案)

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002935e-att/2r9852000002937t.pdf#search='

 

不活化ポリオワクチンの導入に関する方針について(案)

【薬事承認上の用法・用量】

■ 単独の不活化ポリオワクチン
・通常、1回0.5mLずつを3回以上、皮下に注射する。
・接種上の注意:初回免疫については、生後3ヶ月から初回接種を開始し、3週間以上の
間隔をおいて3回接種する。なお、国内臨床試験を実施中のため、4回接種(追加免疫)後
の有効性及び安全性は現時点では確立していない。
※3回接種時に薬事申請が行われたため、現時点では暫定的にこのような用法で承認
されており、4回接種のデータが整った際に見直される予定。

■ 4種混合ワクチン
・現時点で未定であるが、現在の3種(百日せき・ジフテリア・破傷風)混合ワクチンと同様に
なることが想定される。

※参考:3種混合ワクチン
・初回免疫
通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも3~8週間の間隔で皮下に注射する。
・追加免疫
通常、初回免疫後6か月以上の間隔をおいて、(標準として初回免疫終了後12か月
から18か月までの間に)0.5mLを1回皮下に注射する。
接種方法・接種間隔等


複数のポリオワクチンの接種に関する対応(案)

○ 生ポリオワクチンを1回も接種していない者は、原則として単独の不活化ポリオワクチンを
4回接種することとする。 <通知で示す>
※ 4種混合ワクチン導入後は、3種混合ワクチン未接種者については、原則として4種混合
ワクチンを使用する。<通知で示す>

○ 生ポリオワクチンを1回接種した者については、4回の不活化ポリオワクチンの接種のうち1回
の接種を終えたものとみなし、残り3回の不活化ポリオワクチンの接種を行う。<通知で示す>
※生ポリオワクチンを1回接種した者は、既に3種混合ワクチンの接種を開始している者が大半
であると考えられることから、原則として単独の不活化ポリオワクチンを使用することとする(注)。
<通知で示す>

○ 3種混合ワクチンを1回以上接種した者については、原則として単独の不活化ポリオワクチン
を使用することとする(注)。<通知で示す>

○ 生ポリオワクチンを2回接種した者については、追加接種不要とする。 <通知で示す>
(注) 今後、国内における臨床研究によって、単独の不活化ポリオワクチンと4種混合ワクチンを
併せて使用することについて、同等の効果が得られることが明らかになった場合には、4種混合
ワクチンの導入までに、「例外として、接種スケジュール上支障がない場合には、単独の不活化
ポリオワクチンと4種混合ワクチンの併用ができる」ことを周知することとする。

 

不活化ポリオワクチンの導入時期(案)

○ 単独の不活化ポリオワクチンの定期接種としての導入は、平成24年9月1日とする。
○ 4種混合ワクチンの定期接種への導入については、単独の不活化ポリオワクチンの導入後
できるだけ早期に導入を目指すこととし、4種混合ワクチンが発売され次第、導入する(11月
目途)。
○ 単独の不活化ポリオワクチンの導入後、4種混合ワクチンが未導入の段階においては、
3種混合ワクチンの未接種者についても、単独の不活化ポリオワクチンと3種混合ワクチンを
併用することで対応する。