平成25年4月1日から、予防接種が大きく変わります。
1.不活化ポリオワクチンについて
入荷数が安定したため、予約無しで受けられるようにしました。
2.4種混合ワクチンについて
まだ入荷数が少ないため、予約はできません。
いつになったら十分量が入荷するか、見通しも立っていません。
乳児がワクチンを受けずにいて百日咳に罹ると致命的ですので、4種混合を待たず、3種混合ワクチン+ポリオワクチンで開始して下さい。
3.日本脳炎ワクチンについて
接種期間は毎年4月から8月です。
4.破傷風・ジフテリア(2種混合)ワクチン
小学校6年生が対象です。
今年から夏休み前に学校で無料券が配布されます。
13歳未満まで通年で受けられます。
5.BCG
これまで生後3カ月から6カ月未満の乳児に接種していましたが 平成25年4月からは、「生後5カ月から8カ月未満」に変わります。
お間違えのないように。
平成25年度仙台市乳児結核予防接種(BCG)日程表は以下で見られます
http://www.city.sendai.jp/kenko/1207384_2485.html
6.子宮頚がんワクチンは 小学校6年から高校1年の女子 に拡大されました。
H24年度に高1だった女子がH24年3月までに1回でも接種を受けた場合、H25年度までは残りの回数を公費で受けられます。
但しこの場合は任意接種扱いとなり、事故があった場合の補償は非常に薄いものとなります。
7.その他
中学1年、高校3年で行なっていたMRワクチンの追加接種(3期、4期)はこの3月で終了となります。
肺炎球菌ワクチンの1期接種が遅れ、1歳を過ぎた場合、1期の2,3回目は行ないません。
中高生であっても保護者の同伴がないと予防接種は受けられません。
ワクチンの接種歴を確認しますので、母子手帳は必ずお持ち下さい。
母子手帳がないと予防接種は受けられません。
ワクチンをした日は運動禁止となります。
受付時間は午前中は11時半まで、午後は16時半までです。
原発避難者特例法の対象となる避難者の方は、仙台市の区役所に届を出し、専用の個人票を受け取って医療機関にお出し下さい。
福島県の接種券をお持ちの場合は区役所で個人票との交換が必要です。接種券を医療機関にお持ちいただいても公費接種は受けられません。
年齢、月齢の数え方は民法の方式に則ります。
(例)H24年4月10日生まれの方は、H25年4月9日で1歳、H26年4月9日で2歳となります。
従ってMRワクチン1期の接種は、H25年4月9日からH26年4月8日(2歳の誕生日の前々日)までとなります。
ちなみに3か月になるのはH24年7月9日です。
A型 B型 新型
12月第2週 3 0 0
12月第3週 9 0 0
12月第4週 13 0 0
1月第1週 2 0 0
1月第2週 18 0 0
1月第3週 32 1 0
1月第4週 51 0 0
1月第5週 50 0 0
2月第1週 49 0 0
2月第2週 20 0 0
2月第3週 32 0 0
2月第4週 25 0 0
3月第1週 11 1 0
3月第2週 1 0 0
3月第3週 0 2 0
3月大4週 4 0 0
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計 239 5 0
愛子地区では流行はほぼ収束しました。
今季はB型が流行しませんでした。
毎年冬から春にかけて流行する乳幼児冬季下痢症という病気があります。
白い水のような、酸っぱい独特な臭いのある下痢が続きます。この原因がロタウイルスです。
下痢が激しいと脱水症を起こし、入院になることがあります。痙攣を起こしたり、脳炎を起こすこともあります。
感染力がとても強いため保育園で一人ロタウイルスの患者さんが出ると、同室の乳幼児はほぼ全員感染してしまうほどです。
そのロタウイルスに対するワクチンはロタリックスといいます。
現在まで120以上の国で使用されてきました。
このワクチンを接種すれば重症化を防ぎますが、かからないという訳ではありません。
また、生後15週を過ぎてからこのワクチンを初回接種すると、腸重積という病気の頻度が高くなります。
そのため生後6週から14週6日の間に初回接種をし、2回目はその4週後となります。
このワクチンは経口生ワクチンで、1.5mlのシロップを飲んでいただきます。
接種料金は1回14,000円で2回接種、完全予約制となります。