あやし小児科医院 第2ホームページ

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インプラントの経験

2006-03-11 22:06:15 | Weblog
近所の斉藤歯科医院でインプラントの手術を受けてきました。

部位は右下第2小臼歯です(前歯から5本目)。虫歯になったのを10年も放っておいてついに去年の暮れに抜かれたのです。

両脇の歯を含めてブリッジ(3本銀歯になる)にするか、1本だけインプラントにするかの選択を迫られました。まだ若いのに(?)銀歯3本は嫌なのでインプラントを選びました。大口を開ける歌手や俳優は何本もやっているそうです。確かに熱唱中に銀歯、金歯が映ったら興ざめです。

顔を目の下まで顔を消毒。圧布(あっきん)で口の周囲を覆われて何も見えません。ほんとに手術という感じ。

まず歯肉を切開して顎の骨を露出、ドリルでインプラント体を埋め込む穴を開ける。(う~、書くと怖そう・・・)
「骨の表面から深さ12mmのところにオトガイ神経が走っているので、11mmまでは掘っても大丈夫だけど10mmにしときますね。顎骨の幅は十分なので一番太いインプラント体にしますよ。太い方が安定性がいいから。」
・・・10mmだとほんとに神経だいじょぶなの?8mmにして。細いのでいいんだけど・・・と言いたかったが口を開けたままなので何も言えません。もうどうにでもしてくれ状態。

歯茎の4箇所に麻酔の注射をされ、処置は全く痛くありませんが、ウィ~ンというドリルの振動が気持ち悪い。上の歯だったらもっと嫌かも。気の弱い人はここが鬼門か。ドリルは細いのから順々に太いのにして行くらしく、全部で6~7本取り替えたようです。次いでチタン製のインプラント体(フィクスチャー)を手で持って埋め込む。歯肉を5糸かけて縫合、消毒して終了。斉藤先生の「完了!」の一声が何と嬉しかったこと。インプラント体は歯肉の内側に隠れて見えなくなります。

終わる頃麻酔が切れてきましたが、ここでロキソニンを2錠飲んで、今は痛みはありません。痛いとしても明日朝までとのこと。抜歯と同じような感じです。
1日後、4日後に消毒に行き、7日後に抜糸です。
歯のクリーニングと麻酔に20分、手術に45分。15分休憩。全部で1時間半で帰ってきました。当日も食事はOKです。

3ヶ月ほどこのままにして、骨とインプラント体がしっかり結合したら連結器具(アバットメント)を介して人工歯を装着して真っ白な歯が完成です。

料金は部品代(9万)、手術代、技術料、薬品代込みで1本につき30万円!(健康保険は使えません。ネットで調べると一般的には30~50万。)良心的な歯医者さんで、支払いは成功報酬とのことで3ヵ月後でよいそうです。で、今日の支払いは無し。

翌日・・・不思議なほど痛くありません。痛み止めは直後の1回で済みました。

結論:インプラントは痛くない。問題は、ドリルの振動と価格。
教訓:歯根は大事にしましょう。早く歯医者に行けば簡単に安く済む。