あやし小児科医院 第2ホームページ

あやし小児科医院第1ホームページに載せきれなかった情報、横道にそれた話題をランダムに掲載します。

ドクタークラブ便り  開幕戦 (対国保連合会及び全国土木国保戦)

2005-04-27 22:58:10 | Weblog
 ドクタークラブ便り  開幕戦 (対国保連合会及び全国土木国保戦)
 
 とき  平成17年4月24日(日) 
 ところ  ウエルサンピアみやぎ泉
 天候  快晴  気温18℃
 今年の開幕戦は春らしい絶好の野球日和となった。満開の桜の下、残雪の泉ケ岳をはるかに望みながらグランドに立つと、健康でスポーツができることの幸福をしみじみ感じたのである。
  今やかの 三つのベースに人満ちて そゞろに胸のうちさわぐかな  正岡子規
■第1試合 対国保連合会
 一年の計は国保連戦にあり。国保連にはここ2年連続で負けており、大敗すると1年の成績が振るわないというジンクスが定着しつつある。何としても3連敗を免れたいド・クは秘密兵器を準備した。総監督佐藤(勤)が南光台から発掘してきた若手投手(とは言っても40才)・花田佳典である。おそらくは松井か安藤の先発を予想してきた国保連は、初見参の花田が投げ分けるインコースへのシュートと大きく外に逃げるカーブとの配球に面食らい、内野ゴロの山を築いた。
 ド・クは1回裏、3ゴロ失で出塁した板垣が二盗。これを安藤がレフト前安打で迎え入れ1点を先制した。一方国保連は2回表に先頭打者が安打で出塁後二盗。直後にセンター前安打が出て同点に追いついた。その後は双方とも安打が散発ででるものの後続が絶たれ、息詰まる接戦となった。しかし国保連は最終回1死3塁から、次打者の内野ゴロの間に3塁走者が生還し、貴重な勝ち越し点を挙げた。その裏ド・クの攻撃は2死走者無しとなり、健闘もここまでと思われたが、実は見せ場はここからであった。9番河村が、勝ちを急ぐ国保連のエース深町義昭の3球目をセンター前に打ち返し、さらに綿谷、高橋が連続で四球を選んで満塁とした。ここで打順は3番板垣。
・・・制球に難のある深町は、押し出しを怖れて初球を必ず真ん中に投げてくる・・・と読んだ板垣は初球打ちに賭けた。追い込まれると弱い、という性格もある。はたして予想より外目に来た初球をたたいた打球は、1塁手の後方に力なくふらふらと上がった。ライトの前に落ちれば逆転サヨナラである。ナインはベンチから身を乗り出して行方を追う。しかし無情にも、飛球は前進してきたライトがようやく差し出したグラブに吸い込まれてしまったのである。そう言えば1年前の開幕戦もこの形でゲームセットを迎えたのであった。最後のワンプレーで勝敗が逆転するのはサッカーにはない野球独特の醍醐味であり、怖さでもある。惜しくも1点差で敗れはしたが、バックもノー・エラー、併殺で花田を盛り立てた。若さで勝る国保連を追最後まで苦しめたことは讃えられて良い。ちなみに一昨年は12点差負け、昨年は3点差負けであった。毎年着実に勝利に近づいている。
 この試合、花田が許した安打は5、外野への飛球は2つのみ、しかも無四球と、上々のデビューであった。ド・クの投手陣はこれで安藤、松井、伊藤(幸)と合わせて4枚看板となり、一躍投手王国の時代を迎えたのである。
■第2試合 対全国土木国保
 全国土木国保とは耳慣れないチームである。10年以上前は医療職野球大会に出場していたというが、最近の活動に目覚しいものはない。ド・クとしては大勝して弾みをつけたいところである。
 しかし土木は初回、先発安藤の立ち上がりに2安打を放ち、2点を奪った。ド・クもその裏2四球に相手失策でたちまち同点とし、2回以後は立ち直った安藤が安打を許さない。3回表、1死1塁の場面で土木の3番打者が放った痛烈な3塁ゴロを、ド・ク内野陣は5―4―3の併殺で処理した。その連携のあまりの見事さに、観客からは期せずして「ビューティフル!」の歓声が上がった。これで勢いに乗ったド・クはその裏、2四球、3失策で出た走者を2本の2塁打で迎え入れ、6点を奪って試合を決めた。
 第1試合ではヒーローになりそこねたものの、板垣は今年も快調である。今日だけで4盗塁、4得点を決め、早くも盗塁王、得点王当確となった。ただし第2試合の最終打席で、実に2年ぶりの安打を打ってしまい、2年連続の「年間無安打の盗塁王」への夢は儚く消えた。1塁ベース上で板垣は、「嬉しいような、残念なような、やっぱり嬉しいような」表情を浮かべていた。

 第1試合は惜敗したものの、第2試合は予定通りの圧勝であった。昨年の不成績を真摯に反省したナインが、冬期間自主トレに励んだ成果であろう。例年開幕戦で交わされる「太ったんでないの?」という会話が今年は聞かれなかったこともそれを裏付ける。新戦力に加え、今年はホームでの試合が多いため、ベガルタ、楽天より高い勝率を残せることは間違いない。
                              (文責 宮地辰雄)
   ドクタークラブの試合・懇親会の写真が下記サイトでご覧になれます。
   「2004~2005年ドクタークラブ活動の記録」 http://blog.goo.ne.jp/doctorclub/