あやし小児科医院 第2ホームページ

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仙台市の小学校 インフルエンザで学級閉鎖

2017-09-12 22:33:20 | Weblog

今季初 インフル症状で学級閉鎖 仙台・名取の2校

9/12(火) 19:48配信 KHB東日本放送 

今季初めて、インフルエンザとみられる症状での学級閉鎖が発生しました。

例年より2ヶ月早いということです。

仙台市は12日、太白区の生出(おいで)小学校で、インフルエンザの症状による学級閉鎖措置をとったと発表しました。

市によりますと、6年生17人のうち5人にインフルエンザの症状が出たとのことです。

学級閉鎖は13日までです。

仙台市ではインフルエンザ症状による学級閉鎖は、例年に比べ、2ヶ月ほど早いということです。

また宮城県名取市の下増田小学校でも1年生2クラスあわせて65人のうち27人にインフルエンザの症状が出たことから14日までの3日間学級閉鎖の措置をとりました。

宮城県では、うがいや手洗いなど予防の徹底を呼びかけています。


おたふくかぜで2年間に難聴336人 耳鼻咽喉学会「ワクチン定期化を」

2017-09-07 15:37:29 | Weblog

産経新聞ニュース   2017.9.5 19:23更新  
 
 子供を中心に流行するおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)にかかり、一時的なものも含め、難聴となった人が2年間で少なくとも336人に上ることが5日、日本耳鼻咽喉科学会の調べで分かった。

これまでも難聴になる危険性は指摘されてきたが、全国調査で規模が明らかになるのは初めて。同学会は「静観すべきではない」として、現在接種率が低いワクチンの定期接種化を厚生労働省に要望する意向を示した。

 同学会は今年2月から、全国の耳鼻科約5600施設を対象に(回答率64%)、平成27年から2年間のおたふくかぜの難聴への影響について調べた。

 難聴になった336人に症状の重さなどを聴いたところ、約8割の261人が高度の難聴になったことが判明。両耳とも難聴となった14人中11人が日常生活に支障が出たため、補聴器を使ったり、人工内耳を埋め込んだりしたという。

 特に子供への影響が大きく、難聴になったのは、10歳未満が151人、10代は69人で、未成年者が65%を占めた。

 同学会によると、日本は先進国で唯一、ワクチンが定期接種化されていない。接種率は30~40%と低迷しており、「園や学校での大流行の原因となっている」という。
 
 同学会の守本倫子(のりこ)乳幼児委員長は「『(おたふくは)自然にかかっておいた方がいい』という噂は間違っている。ワクチンの定期接種化を進め、難聴になって後から苦しむ人をなくしたい」と話していた。

 

 ◇用語解説

 おたふくかぜ

 ムンプスウイルスにより、耳下腺(耳の下の唾液腺)が腫れる感染症。両側の耳下腺が腫れると「おたふく」の面のようになるので、おたふくかぜといわれる。2~3週間の潜伏期間後に耳下腺が腫れ、痛みや熱を伴うことも多い。特効薬はなく鎮痛剤などの対症療法が中心。髄膜炎や脳炎などの合併症を起こす場合もある。


宮城県内のRSウイルス感染症の流行について

2017-09-01 22:41:45 | Weblog

宮城県内でRSウイルス感染症患者が,過去5年間で最も早い時期に増加しています。

RSウイルス感染症は通常冬期にピークがありますが、今年は夏季から患者数の増加がみられています。

RSウイルス感染症は,呼吸器系の感染症で,多くは軽症で済みますが,重症化することもあります。

今後更に増加する可能性がありますので、咳が止まるまでの休園、石けんと流水による手洗いの徹底など感染拡大の予防をお願いします。

 

RSウイルス感染症とは

症状

0歳児・1歳児に多い感染症で,潜伏期間は2~8日です。

主な症状は発熱,鼻水,咳等で,通常は1週間くらいで治りますが,生後数週間から数か月で初めて感染した場合は,細気管支炎,肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。

軽い症状でも,保育施設や高齢者施設では感染拡大の発端となる可能性があるので,咳が完全に止まるまで休園し、他の人に感染させないように注意が必要です。

 

感染経路

感染者の咳やくしゃみによって飛び散るしぶきを吸い込み感染する飛沫感染や,ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染があります。

 

治療方法

特別な治療法はなく,基本的には対症療法(症状を和らげる治療)を行います。

 

RSウイルス感染症の予防

1. 食事の前などには,こまめに石けんと流水による十分な手洗いを徹底しましょう。

2. 咳やくしゃみが出る場合は,マスクの着用やハンカチを口にあてる等の咳エチケットを心がけましょう。

3. 乳幼児がよく触る場所やおもちゃなどの消毒をこまめに行いましょう。

4. 乳幼児を連れて人混みへの不要不急の外出を避けましょう。

 


第34週(平成29年8月21日~8月27日)

1定点医療機関当たり患者報告数:2.97人・・・同時期の過去5年平均(0.44人)の約7倍