あやし小児科医院 第2ホームページ

あやし小児科医院第1ホームページに載せきれなかった情報、横道にそれた話題をランダムに掲載します。

MRワクチンの在庫が少なくなっています

2016-09-14 21:58:03 | Weblog

ニュースでご承知の通り、当院でもMRワクチンの在庫が少なくなっています。

(麻疹単独ワクチンの在庫は0で、入荷の見込みもありません。)

この品薄は来春(最悪の場合は来秋)まで続くとみられています。

 

上記ワクチンの供給が安定するまで、MRワクチンは「当院かかりつけ」の1歳(1期)と5~6歳(2期)の方を優先して接種します。

1期・2期以外の年齢の方、成人の方、かかりつけ以外の方への接種は当分の間お断りします。

・・・「当院かかりつけ」の方とは、「当院でヒブワクチン・肺炎球菌・4種混合ワクチンを全回受けた方」とさせていただきます。

 

                                                      あやし小児科医院


はしかワクチン兵庫で不足 関空集団感染など影響

2016-09-13 14:10:34 | Weblog

神戸新聞NEXT 9月10日(土)11時0分配信 


兵庫県などで感染が拡大しているはしかの予防ワクチンが供給不足になっていることが9日、兵庫県や医療機関への取材で分かった。

任意接種に加え、定期接種の2回目が受けられないケースも出ている。

不足しているのは、はしか単独のワクチンと、風疹とはしかの2種混合(MR)ワクチン。

県などによると、MRワクチンを製造する国内3社のうち、1社が効能不足を理由に自主回収した影響で8月から出荷できなくなった。

その後、関西国際空港の集団感染などで、はしか単独も含めて需要が増大したため、供給が追い付かないという。

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はしか集団感染 大阪地裁職員も感染、旅行で関空から出入国 来庁者に注意喚起

 

産経新聞 9月16日(金)11時35分配信 

 


 大阪地裁は16日、30代の男性職員がはしか(麻疹)に感染したと発表した。職員は8月20~29日に海外旅行に出掛け、関西空港から出入国した。関空では従業員を中心にはしか感染が広がっており、職員も空港で感染した可能性がある。

 

  地裁によると、男性職員は裁判所内部の事務を担当し、来庁者と接触する窓口業務にはついていない。現時点で体調不良を訴える他の職員はいないという。

 

  今月12日夜から37度前後の発熱があり、14日に発疹が出たため医療機関を受診。検査の結果、15日にはしかと判明した。

 

  地裁は「9月上旬に来庁した人で体調に不安を感じる人は、医療機関で受診してほしい」と呼びかけている。

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宮城県の医療機関でもMRワクチン・はしかワクチンの在庫が払底し始めています。

当院でも今週からMR(麻疹・風疹混合)ワクチン、はしかワクチンが入荷しなくなりました。

流行地区でワクチンを接種する人が急増しているからです。

 

今のところ流行は関西に限局していますが、(ワクチン製造には半年かかるので)終息しないと春までワクチンが入荷しない可能性もあります。

麻疹は患者全員が重症であり、入院の必要があります。

しかし感染力が尋常でないため(院内感染を起こしやすく)、受け入れ病院が見つからないこともあります。

 

合併症としては脳炎、重症肺炎の他、失明の原因になることが知られています。

 ⇒ http://healthdayjapan.com/2015/03/09/5669/

 

はしか患者の個人別情報

 ⇒ http://www.nih.go.jp/niid/images/epi/measles/linelist20160914.pdf 

 

 

 


インフルエンザワクチンの予約について⇒終了しました

2016-09-12 15:34:12 | Weblog

予約は終了しました。

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2016年9月26日(月)午前9時からインフルエンザワクチンの予約を始めます。 

1回目の接種は 10月11日(月)~11月26日(土) に行ないます。

 

接種日指定 の予約です。お電話または窓口で、空いている希望の日を予約して下さい。 

9月中に生ワクチン(麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ、BCG)を受けた方は4週間以上、不活化ワクチン(ヒブ、肺炎球菌、DPTポリオ、日本脳炎、ジフテリア・破傷風、B型肝炎)を受けた方は1週間以上空けた日を予約して下さい。 

受付電話番号は 022-392-1881 です。

電話受付時間は 9:00~12:00、14:00~17:00 (休診日を除く)

     12:00~14:00 は休憩時間ですので、予約のお電話はご遠慮下さい。

 

【対象】

生後満6カ月~未成年の方

当院かかりつけのお子様の(成人の)ご家族

  ×卵アレルギーの方は受けられません

 

【接種回数・料金】

6カ月~小学生 ・・・2回接種(皮下注)。1回につき3,500円(税込) (計7,000円)

   2回目の接種は3週間後(その日が休日の場合は4週間後)に行ないます。

中学生以上~成人 ・・・1回のみ接種(皮下注)。3,500円(税込)

                                      

予約した日に体調が良くない場合はご連絡下さい。空いている日に変更します。

連絡なく来院されない場合はキャンセル扱いとなります。

お子様は必ず母子手帳を持参して下さい。

中高生までは保護者の同伴が必要です。

予防接種の受付時間は午前中は11時半まで、午後は16時半までとなります。

 

【ワクチン株】

今季(2016-17)のインフルエンザワクチンには次の4種類の抗原が含まれます。

    A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統) 

    →1つのワクチンでA型2種類とB型2種類に効果があります。 

なお、インフルエンザワクチンは発病を阻止するものではなく、重症化を防ぎ、死亡率を下げるためのものです。

従って接種しても罹患することは珍しくはありません。

昨季はワクチン株と流行株が一致し、小流行で済みました。 

 

7週間に延べ800名にインフルエンザワクチンの接種を行ないます。

一般の診療と並行して行ないますので、お待たせしないで、しかもミスなく接種を進めていくために人数制限をしています。

なお噴霧型のインフルエンザワクチン「フルミスト」については、アメリカCDCが「効果不十分のため推奨しない」旨の声明を出しております。

 詳しくは⇒http://blog.goo.ne.jp/daisukenana/e/15e434dc02bfb39291995ac0ebc9c1a9

 

以上のことをご理解いただいた方のみ御予約をお願いします。

                                         あやし小児科医院                           

 


アメリカCDC、フルミストを推奨せず

2016-09-12 14:24:17 | Weblog

 

2016年6月、アメリカCDCが、2016-2017年のインフルエンザワクチン接種に関して、フルミストを推奨しないと発表した。

CDC’s Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP) today voted that live attenuated influenza vaccine (LAIV), also known as the “nasal spray” flu vaccine, should not be used during the 2016-2017 flu season. ACIP continues to recommend annual flu vaccination, with either the inactivated influenza vaccine (IIV) or recombinant influenza vaccine (RIV), for everyone 6 months and older. 

  原文はhttp://www.cdc.gov/media/releases/2016/s0622-laiv-flu.html

 

 2013年以降、CDCの調査によれば、フルミストの不活化ワクチンに対する優位性はだんだんと失われ、2015-2016年の予防効果の成績(2歳~17歳対象)では、

   経鼻生ワクチンの有効性         3% (95%CI  -49% to 37%)
   不活化ワクチン(注射)の有効性    63% (95%CI  52% to 72%)

 という結果だったため、CDCはこの成績をもとに、2016-2017年については、フルミストの接種を推奨しないと発表した。

 

フルミストの特徴をまとめると、

 長所・・・痛くない、1回で済む

 短所・・・2~49歳の方以外は受けられない、喘息の人は受けられない、接種料金が高価(1万円~2万円)、日本では認可されていないので事故があった場合補償がない、インフルエンザに対する有効性がない

となります。


はしか新たに7人 尼崎、患者計17人に

2016-09-08 22:18:16 | Weblog

 

はしか感染の関空従業員急増 さらなる広がり警戒 

 

 神戸新聞NEXT  2016/9/5 05:43  
 
西日本の空の玄関口、関西空港で、はしかに感染する従業員が急増している。

 

8月から少なくとも20~30代の男女計32人の発症が確認された。

 

9月4日には診察した医師ら計3人への感染も判明、空港を運営する関西エアポートはさらなる広がりを警戒している。

 

空港内のビルの一室に2日午後、空港内の事業者が集まり緊急の対策会議が開かれた。

 

多屋馨子・国立感染症研究所室長が、国内では土着のウイルスは「排除状態」にあり、旅行者から感染したとみられると説明。

 

「朝と晩2回体温を測り、発熱や発疹があれば出勤しないように」と呼び掛けると、メモを取る参加者の姿も見られた。

 

 

 

朝日新聞デジタル 9月8日(木)20時44分配信


兵庫県尼崎市は、市内に住む7人のはしかの感染が確認されたと8日発表した。

市内の保育所で園児ら6人の集団感染が確認されたほか、6日に女子中学生(14)の感染も確認された。

関西空港での集団感染との関連はわかっておらず、市は感染した経緯を調べるとともに、市民に注意を呼びかけている。

市によると、保育所に通う男児(5)に8月22日ごろから鼻風邪のような症状が現れ、その後40度を超える熱が出た。

受診先の医師から連絡を受けた市の検査で、今月8日までにこの男児と30代の母親、他の1~3歳の園児3人、保育所の30代の女性職員の感染が判明したという。

一方、中学生は3日に熱や発疹が出たという。

いずれも快方に向かっている。市はさらに、発熱などの症状が出た園児ら数人の検査をしているという。

感染した7人は最近、関空の利用も海外旅行もしていないという。

また、市は、すでに感染が判明している関空の20代の女性従業員が尼崎市に帰省中の8月24日に発熱と発疹の症状が出たことを明らかにした。

この女性従業員と7人が接触した形跡は確認されていないという。

 

はしか新たに7人 尼崎、患者計17人に

神戸新聞NEXT 9月12日(月)18時6分配信 


兵庫県の尼崎市保健所は12日、新たに7人がはしかに感染したと発表した。

いずれも軽症で快方に向かっている。

同市内の感染者は計17人となり、国立感染症研究所感染症疫学センター(東京都)に専門職員の派遣を依頼した。

集団感染が疑われる保育所で、新たに3歳男児2人と1歳女児の感染が発覚。この保育所での感染は計10人になった。

このほか、それぞれ別の保育園に通う2歳男児と7カ月の女児、幼稚園に通う3歳男児、22歳の男子大学生の感染が判明した。

男子大学生は8月23、26日に関西空港を利用したという。

いずれも感染の経路は分かっていない。

13日に同センターから派遣された職員から指導や助言を受け、対応に役立てるという。

 

 

 

 

 


関空はしか感染43人に 大阪府知事「対応甘かった」

2016-09-08 22:16:29 | Weblog


朝日新聞デジタル 2016年9月8日00時01分
 
 関西空港の従業員らのはしか(麻疹)の集団感染で、大阪府は7日、新たに関空を利用した府内の20代男性の感染が確認されたと発表した。朝日新聞の取材では関空関連のはしか感染者は計43人となった。

府は8日からはしか予防に有効なワクチンを、未接種か接種歴の不明な30代以下の関空従業員約300人に接種してもらう方針。

 府によると、新たに感染が確認された男性は8月19日の国際線の出国時と同26日の帰国時に関空を利用し、9月3日に発熱した。10日程度の潜伏期間を考慮すると、関空が感染場所だった可能性があるという。

 7日時点の関空関連の感染者は、従業員33人、接触した医師、救急隊員各1人、利用者4人とその家族4人となった。これまで感染が確認されていた利用者は、7月31日に利用した人だけだったため、感染拡大に警戒が必要という。

 府によると、関空従業員で、ワクチン未接種か接種歴の不明な30代以下の人は約900人。ワクチンの確保量を踏まえ、接客に携わり感染者と接触した可能性が高い従業員らに優先して接種してもらうという。

 一方、松井一郎知事は7日の定例会見で、最初の従業員の感染がわかった8月中旬の時点で公表しなかった府の対応について「甘かった。ここまで感染すると考えておらず対応は不十分だった」と語った。同日、近畿2府4県の感染症対策担当課の職員らが集まった緊急対策連絡会も開かれ、感染情報の共有を図った。

    
 はしかの予防について、国立感染症研究所の大石和徳・感染症疫学センター長に聞いた。はしかは空気、飛沫(ひまつ)、接触で感染し、感染力が非常に強い。大石氏は「予防にはワクチンが有効」と語り、特に抗体が十分にない人が他の世代より多い20代後半~30代について「ワクチン接種歴を確認し、はっきりしない人は感染する可能性があるので注意が必要だ」と言う。

 大阪府などによると、関空関連の感染者も20~30代が中心となっている。

 ワクチンの定期接種は1978年に「1回接種」が導入され、2006年に1歳と就学前の「2回接種」に変わった。大石氏は「1回では予防できるほど十分な抗体がつかない場合がある」と話す。定期接種開始から約10年間は接種率も高くなく、20代後半~30代は抗体が不十分な人が多いという。定期接種導入前の世代は、はしかにかかり免疫を持つ人が多いという。