あやし小児科医院 第2ホームページ

あやし小児科医院第1ホームページに載せきれなかった情報、横道にそれた話題をランダムに掲載します。

福島第一原発から漏れた放射能の広がり

2011-07-25 22:38:08 | Weblog

宮城県北部の稲わらがセシウムに汚染されていたことが分かりました。

じゃあ仙台市も当然汚染されている、かというとそうでもないんですね。

爆発の後、風、雲、雨、そして地形の影響で上図のように汚染が広がりました。

一関は気の毒です。

 

9月には新米が取れます。

汚染地区の米は避けた方がいいのですが、こっそりブレンドされるでしょう。

北海道の「きらら397」なら大丈夫でしょうが、おそらく偽物が出回るはずです。

考えることは誰も一緒で、既に2010年米が買い占められているそうです。

 

中部大学の武田邦彦教授は、テレビで「一関の食物は青酸カリより危険」と発言して物議を醸しました。

彼は『環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない』、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』など、一般読者向けの著書を多数出版し、多くがベストセラーになっている。

しかし科学的に不正確な点や誤謬、根拠としているデータが捏造であるとの批判がある。批判に対しては主張を微妙に変えることもあり、結果として矛盾した主張になることもある。また、最新データがある場合でも持論に都合良く古いデータを引用したり、孫引き、原典の存在しない「引用」をおこなうなど、引用に関しても多くの問題が指摘されている。

温暖化問題に関しては東北大学教授・明日香壽川らが、資源保護問題に関しては国際連合大学副学長・安井至が、『環ウソ』に関してはと学会会長・山本弘が著書『“環境問題のウソ”のウソ』などで批判している。

 


「100mSv以下では明らかながんの増加は認められない」とは

2011-07-22 21:54:16 | Weblog

Q.  「100mSv以下では明らかながんの増加は認められない」という趣旨のコメントを見ますが、この100mSvという値は1年あたりの被ばく量(100mSv/y)ではなく生涯の積算である(20mSv/yの場所に5年住むとひっかかってしまう)という認識で合っていますでしょうか。
また、この数字は自然放射線による被ばくも含めて考えるのでしょうか。


A.  「100mSv以下では明らかながんの増加は認められない」の時間については、一度に100 mSvを受けるとしたときとお考えください。1年あたりの被ばく量でも、生涯の積算でもありません。この100 mSvには自然放射線による被ばくは含まれていません。同じ100mSvの線量を受けるとき、緩やかに時間をかけて徐々に受ける場合の方が、一度に全量を受ける場合より人体への影響は小さくなります。

なぜかと云いますと、わたしたちの体は種々の障害に対応した修復機構を備えているからです。放射線が当たるなどして細胞の核酸(DNA)が傷ついても人体が本来もっている修復機構によって損傷部位はほとんど元通りに修復されます。修復されない細胞は死に追いやられ、老廃物として排除されていきます。ごく一部は誤った形で修復され、本来の機能をしなくなります。それががんの元となります。ともあれ、放射線を緩やかに時間をかけて受ける場合、この修復機構の働くチャンスが増えるため、人体への影響は小さくなるのです