国立感染症研究所は10日、1月31日~2月6日の1週間に全国約5千の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者は1医療機関当たり28・93人で、前週(31・88人)からやや減少したと発表した。
同研究所感染症情報センターの安井良則研究官は「流行のピークはすぎつつあるが、流行の規模はまだ大きいため引き続き注意が必要だ。今後はB型の患者が増える可能性がある」と話している。
この1週間に全国で医療機関を受診したのは推定約155万人。
都道府県別では、長崎(44・13人)、宮崎(42・28人)、群馬(41・22人)、福岡(40・90人)の順。これまで流行が大きかった関東、九州地方を含め、33都府県で患者数が減少しているという。
直近5週間に検出されたウイルスは新型が最も多く、季節性のA香港型、B型の順。