1月25日19時13分
国立感染症研究所は1月25日、平成25年1月14日~1月20日のインフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)を発表した。前週(平成25年1月7日~1月13日)から欠席者は約25倍に急増している。
前週との比較で見ていくと、学級閉鎖学校数は65校から約23倍の1,508校に増加。もっとも多いのが茨城県の213校で、東京都の113校が続く。欠席者数は20,661名で、前週の825名より25倍増加。また、休校数は2校から44校に増加。山形県だけで4校が休校しており、ほかに、福島県、埼玉県、神奈川県、長野県、大阪府、島根県、山口県、福岡県、佐賀県で複数の学校が休校した。
同期間、全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数の推計は約140万人にのぼっており、うちもっとも多いのが5~9歳の約20万人(14.3%)、30代約19万人(13.6%)がこれに続き、0~4歳、10~14歳、20代、40代がそれぞれ約16万人(11.4%)となっている。
この情報は、保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校において休校、学年閉鎖、学級閉鎖があった場合に、その施設数を計上するとともに、当該措置を取る直前の学校、学年、学級における在籍者数、患者数、欠席者数を計上するもの。基本的に毎週金曜日に、前週の日曜日から月曜日のデータを集計して掲載している。
例年のこととはいえ、受験生を悩ますインフルエンザの流行。特に受験生とその家族は、万全の対策で受験に臨んでいただきたい。厚生労働省はWebサイトにて、インフルエンザ対策情報を提供している。