あやし小児科医院 第2ホームページ

あやし小児科医院第1ホームページに載せきれなかった情報、横道にそれた話題をランダムに掲載します。

インフルエンザワクチンの予約について⇒終了しました

2016-09-12 15:34:12 | Weblog

予約は終了しました。

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2016年9月26日(月)午前9時からインフルエンザワクチンの予約を始めます。 

1回目の接種は 10月11日(月)~11月26日(土) に行ないます。

 

接種日指定 の予約です。お電話または窓口で、空いている希望の日を予約して下さい。 

9月中に生ワクチン(麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ、BCG)を受けた方は4週間以上、不活化ワクチン(ヒブ、肺炎球菌、DPTポリオ、日本脳炎、ジフテリア・破傷風、B型肝炎)を受けた方は1週間以上空けた日を予約して下さい。 

受付電話番号は 022-392-1881 です。

電話受付時間は 9:00~12:00、14:00~17:00 (休診日を除く)

     12:00~14:00 は休憩時間ですので、予約のお電話はご遠慮下さい。

 

【対象】

生後満6カ月~未成年の方

当院かかりつけのお子様の(成人の)ご家族

  ×卵アレルギーの方は受けられません

 

【接種回数・料金】

6カ月~小学生 ・・・2回接種(皮下注)。1回につき3,500円(税込) (計7,000円)

   2回目の接種は3週間後(その日が休日の場合は4週間後)に行ないます。

中学生以上~成人 ・・・1回のみ接種(皮下注)。3,500円(税込)

                                      

予約した日に体調が良くない場合はご連絡下さい。空いている日に変更します。

連絡なく来院されない場合はキャンセル扱いとなります。

お子様は必ず母子手帳を持参して下さい。

中高生までは保護者の同伴が必要です。

予防接種の受付時間は午前中は11時半まで、午後は16時半までとなります。

 

【ワクチン株】

今季(2016-17)のインフルエンザワクチンには次の4種類の抗原が含まれます。

    A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統) 

    →1つのワクチンでA型2種類とB型2種類に効果があります。 

なお、インフルエンザワクチンは発病を阻止するものではなく、重症化を防ぎ、死亡率を下げるためのものです。

従って接種しても罹患することは珍しくはありません。

昨季はワクチン株と流行株が一致し、小流行で済みました。 

 

7週間に延べ800名にインフルエンザワクチンの接種を行ないます。

一般の診療と並行して行ないますので、お待たせしないで、しかもミスなく接種を進めていくために人数制限をしています。

なお噴霧型のインフルエンザワクチン「フルミスト」については、アメリカCDCが「効果不十分のため推奨しない」旨の声明を出しております。

 詳しくは⇒http://blog.goo.ne.jp/daisukenana/e/15e434dc02bfb39291995ac0ebc9c1a9

 

以上のことをご理解いただいた方のみ御予約をお願いします。

                                         あやし小児科医院                           

 


アメリカCDC、フルミストを推奨せず

2016-09-12 14:24:17 | Weblog

 

2016年6月、アメリカCDCが、2016-2017年のインフルエンザワクチン接種に関して、フルミストを推奨しないと発表した。

CDC’s Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP) today voted that live attenuated influenza vaccine (LAIV), also known as the “nasal spray” flu vaccine, should not be used during the 2016-2017 flu season. ACIP continues to recommend annual flu vaccination, with either the inactivated influenza vaccine (IIV) or recombinant influenza vaccine (RIV), for everyone 6 months and older. 

  原文はhttp://www.cdc.gov/media/releases/2016/s0622-laiv-flu.html

 

 2013年以降、CDCの調査によれば、フルミストの不活化ワクチンに対する優位性はだんだんと失われ、2015-2016年の予防効果の成績(2歳~17歳対象)では、

   経鼻生ワクチンの有効性         3% (95%CI  -49% to 37%)
   不活化ワクチン(注射)の有効性    63% (95%CI  52% to 72%)

 という結果だったため、CDCはこの成績をもとに、2016-2017年については、フルミストの接種を推奨しないと発表した。

 

フルミストの特徴をまとめると、

 長所・・・痛くない、1回で済む

 短所・・・2~49歳の方以外は受けられない、喘息の人は受けられない、接種料金が高価(1万円~2万円)、日本では認可されていないので事故があった場合補償がない、インフルエンザに対する有効性がない

となります。