■ 大知一成の公式「ブログ 保険・かわら版 」■=「間違いだらけの生命保険選び」=

=保険会社決算分析・保険商品分析・保険販売・保険金詐欺事件等保険業界のウラオモテを知る評論家「大知一成の公式ブログ」!=

★ 今日のブログ「保険・かわら版」 ★

2010年08月14日 | 保険
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■ 「22年度第1四半期決算」のナゾ?!


●「アリコジャパンの保険料等収入」が激減したわけ?!
●「○○生命」が「個人保険・保有契約純増加高」で第1位になったわけ?!
●「危険準備金」を取り崩した生保の実情!
● 等々・・・!

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8月14日(土)訪問者数289人(閲覧者数616人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!

■ 「22年度第1四半期決算」新聞報道のマチマチ!

● 昨日でほぼ全生保の「第1四半期決算」の発表が整った。正確に言うとあと1社だけがまだ自社HPでの発表がなされていない。
 ところで、「第1四半期」の決算に関して、各紙各様の対応をしている。「日本経済新聞」はさすがに経済紙であるがために、できるだけ各生保の決算発表をリアルタイムに記事にしてきた。これに比べ、他の新聞各紙は文字どおりケースバイケースのと理扱いで、特に今日の生保決算記事については、大きく報道の姿勢が分かれた。
● 「日経」は、「保険料等収入、基礎利益」を一覧表にして「主要生保13グループ」としてまとめている。生保(グループ)の並べ方が気になるところだが、どうやら「グループ毎の総資産順」と思われる。
 「読売新聞」は、掲載した業績項目は「日経」と同じだが、生保(グループ)の並べ方が「保険料等収入」順となっている。
 どちらが好ましいかは論が分かれるところだが、しかし最近のように「銀行窓販」などで特別な保険商品が大量販売去れその後激減するという事態を考えると、「総資産」の方が安定している。
● さて、生保決算の状況を一般の読者が知りうる手段の一つが、この「新聞報道」なのだが、実は「朝日新聞と毎日新聞」には生保決算記事が見あたらなかった。保険業界関係者からすると「特落ち」に等しい。
 一方、毎回「保険・かわら版」の決算特集で採用している「産経新聞と東京新聞」だが、まず「東京新聞」は「日経、読売」と同じ2業績項目を「国内生保9社」という繰りで報じている。ただ順番の基準が不明だ。
 また「産経新聞」は一切決算記事の記載は見あたらない。同グループに経済紙があるからカットしたのかもしれないが、読者層が異なることを考えるとやはり生保決算として伝えて欲しいものだ。
 

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■ 「22年度第1四半期決算」ほぼ47社中44社出揃う!(昨日夕方5時現在)→47社中46社出揃う!残るはあと1社(14日午前11時現在) 

● 「第1四半期の決算」というとやはり鮮明に記憶があるのが「20年の第1四半期」である。どうしても最後まで発表がなかった「旧・大和生命」がその年の10月10日に破綻したのだが、仕事柄ナーバスにならざるを得ない。
 今日の夕方5時現在で自社HPにて発表がない生保は、47社中3生保ある。ただ、この3生保の場合緊急を要するような事態は考えにくいことから、単なるHPアップの遅れと捉えている。
● 結局、気にしていた「アリコジャパン」の「保険料等収入」は、対前期比▼39.9%減の大幅減となった。徒に誤解を招かないためにも「大幅減の理由」を「第1四半期業績のご報告」のところに説明しておけばよいと考えたが、このままだと約40%減という数字だけが一人歩きされかねない。
 好意的に見れば「保険料収入」は対前期比24.1%増となっている。文字どおり「再保険収入」に頼らない生の保険料収入の動向が今後どうなるかが関心の持たれるところだ。

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8月13日(金)訪問者数327人(閲覧者数651人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!

■ 「AIA」の投資断念もー中国人寿保険、信達資産管理、複星」は、「AIAのIPO価格が高すぎると感じている」として、投資断念も! 

● 「AIA」の新規公開株式のジョイント・グローバル・コーディネーターに「ドイツ銀行、GS、モルガン・スタンレーそれにシティ」の4社が指名されるとの報道を聞いたときから、このようなことは十分に予測されたことだった。もっとも中国系企業の「断念」が本音かあるいは金額交渉の揺さぶりかは分からない以上、短絡的に決めつけるわけにはいかない。
 にしても、営プルーデンシャルの値引き交渉に応じていればこんな苦労もせずに350億㌦から値引きした金額がそっくり手に出来たはずだったことを思えば、地団駄を踏むAIG関係者も少なくないと思われる。


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■ 「22年度第1四半期決算速報・かわら版」を急遽編集発行決定!」 

● 主に「日経」に生保各社の「22年度第1四半期決算(業績報告=以下記載略)」が、昨日のように6社とかあるいは1社のニュースとして五月雨式に掲載されている。現在第1四半期決算発表該当生保は47社あることから、これら全社の決算内容が一般紙で記事になることは考えられないものの少なくとも主要生保分くらいはまとめた表にした主要業績を見たいと思う保険関係者は少なくないはずだ。
● そこで、急遽「保険・かわら版」の号数入替をして「22年度第1四半期生保決算特集号」を急ぎ発行することにした。実は既に「第1四半期のデータ版」の発行は決まっていることから、この「保険・かわら版」は主要生保業績を鳥瞰図的にみることになる。
 問題は「主要生保」の選択や発行日時などだが、一応インフォメーションでは遅めを設定しているが、できたら「最速」で発行したいと現在スタッフに時間を調整してもらっている。既に「保険・かわら版=第92号・第93号=」は99%編集終了したため、出来ればそれらと同時発行出来ればよいのだが、それにはスタッフの強力な協力が不可欠となる。
 しかし、実際問題として「株価や為替」が急変した第1子半期末の6月末の決算動向は生保業界として大きな意味を持つと思われるところから、このような「保険・かわら版」派貴重な資料になるはずである。
● なお、この「22年度第1四半期」を特集した「保険・かわら版」は、一般の「保険・かわら版」の読者の方と「22年度生保決算・第1四半期データ版」を購読の方を対象にお送りする予定である。 

■ 「転落死と偽り保険金詐欺」事件の「自殺免責期間」の知識! 

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8月12日(木)訪問者数356人(閲覧者数719人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!
■ 【第1四半期決算!=①=】「個人保険・保有契約純増加高第1位はどこだ?!」<途中経過>【第58号発行!】 

<第58号メルマガ・ミニ解説>もちろん全47社が「22年度第1四半期決算」を発表したわけではないので、あくまでも途中経過なのですが、意外な生保が現在第1位です。もちろん「ソニー生命、東京海上日動あんしん生命」を押さえての暫定1位です1

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■ 生保、第1四半期決算発表と株価・為替の動きが混迷か?! 

● 「第一生命は減収減益」と日経の見出しにでれば、どう逆立ちしても株価の好材料にはならない。案の定株価全体の下げ基調もあって、「第一生命」の株価は11万円を辛うじて死守している様だ。結論的に言えば、「第一生命」の子会社生保「第一フロンティア生命」の業績が悪化していることがその要因なのだが、これも連結決算の致し方ないところで、いくら本体が頑張ってもこのような決算評価となってしまうのはいたしかたあるまい。
● さて、バラバラの第1四半期決算の発表が当分続くが、確か昨年度はパスした「第1四半期決算データ集」だったが、さすがにここまで混迷の度を深めて来たとなると、意を決して「22年度・第1四半期決算データ版」を発行することにしたい、と考えて早速外部スタッフに今朝投げかけておいた。今日中には返事が来ると思うが、その多くがOKなら、この酷暑をはねのけて編集作業に早速取りかかることになる。
 「四半期決算」になってよく分かったことだが、生保経営の当時者は余り積極的に言いたくないことが、説明しないと誤解を受けたりあるいは間違った解釈のまま評価されることが多々出てきたことで、事実の評価という点では「四半期決算」を多いに評価してよい。

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■ 円高一時84円台突入!株価9,000円割れ寸前! 

● 円が「84円72銭」の15年ぶりの高値を付けたと大々的に報じられている。また株価も9,292円85銭と前日終値比258円20銭安で引けた。さらにNYSEも200ドル以上の大幅安で推移している。またカナダの株価先物では、当然のごとく安くなっており、ひょっとすると今週中にも「9000円割れ」が囃されるかも知れない。
● 保険会社からすると、「21年度のディスクロージャー誌」を発行し、ほぼ並行して「22年度第1四半期の決算(業績報告)」発表を行い、今度は息つく間もなく「22年度上半期決算」の心配をする羽目になっている。
 これまでに「22年度第1四半期決算」の発表があった生保の有価証券差損益を見ると、総じて「株式の差益が減り、公社債の差益が増加」という傾向を示している。もちろん「外国証券」も芳しくない。
 「22年度第1四半期」は近々発行の「保険・かわら版」に任せるとして、ブログ的には「22年度上半期決算」の心配をする必要がありそうだ。
● 22年6月末は「株価9,382円、円ドル88.65円、円ユーロ108.41円」だったが、この内対ユーロだけが少しだけ円安傾向だが、株価は昨日の終値で6月末を割っており、今日もまだ下がりそうだ。そしてドルは3~4円ほど円が高い状況であり、このままの推移は、9月末まで頭の痛い日々が生保は続くことになる。もちろんその先は現段階では全く不透明だ。


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8月11日(水)訪問者数389人(閲覧者数828人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!

■ 「アリコジャパン」の第1四半期「保険料等収入」に注目が集まる! 

● 「アリコジャパン」の第1四半期「保険料等収入」激減のその理由?!という見出しでいずれは書く可能性が高いが、おそらくそうなると予測されるのが「再保険収入」の存在だ。実は、21年度の第1四半期の「保険料等収入」は「4,601億円」だったが、その内の「2,566億円」が「再保険収入」だった。占率にして55.8%にもなる。
 つまり22年度もこれに匹敵する「再保険収入」かあるいはそれを上回る「保険料収入」があれば対前期比は大きく割れることはないが、もしそうでない場合は対前期は大きく落ち込むことになる。
● しかし、そのような場合は、ちゃんと大きく落ち込んだ理由を説明すればよい。しかもこのケースでは前例がある。「ジブラルタ生命」だ。19年度の「保険料等収入」が51.8%増となったが、20年度は▼35.7%減となった。そこで「再保険収入」の減収とその理由を発表したのである。あくまでも保険会社の基本情報は「事実を正しく」である。どうしてもうやむやにしようとすると無理がある。
● 「アリコジャパン」にしても、確かに19年度から毎年「保険料等収入」は減収傾向を示している。またその内の「保険料収入」をみても、19年度1兆3478億円・20年度1兆948億円・21年度8629億円と減収一途の状態だ。
 しかし、21年度を四半期毎に分けて「保険料収入」を並べるとこうなる。

・第1四半期 2,034億円
・第2四半期 2,089億円
・第3四半期 2,177億円
・第4四半期 2,328億円

● コンスタントに積み上げていることがここから分かる。問題はこれらの「保険料収入」を誰がどうして契約して積み上げてきたかである。はっきり言えば、「銀行窓販」でもなければ「通販チャネル」でもない、営業員と代理店の営業努力だ。
 もっと情実的に言えば「営業員と代理店の汗と涙の結晶」がこれらの「保険料収入」だ。
 少なくとも「売らんかな」とされる利益幅が大きい保険商品を連呼するような販売手法の広告を連日見せつけられる多くの契約者の根底には「アリコジャパンの営業員と代理店」がいるのである。
 何か向かう方向が違うのでは?という疑問を抱くのは私一人ではあるまい。
【保険・かわら版=第91号(22.7.25発行)=詳細解説】

 
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8月10日(火)訪問者数369人(閲覧者数909人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!
■ 【4生保、政界接待攻勢!】  「生保協会長・第一生命」の初期対応の杜撰さに非難囂々?!【第57号発行!】


■ 「日本生命」が第1四半期決算(業績報告)を発表! 

● 第1四半期決算(業績報告)は、国内大手生保はバラバラの日程で発表をしているが、今年度も「日本生命」が一番早く発表した。いわゆる上場している生命保険会社よりも早く決算発表することは生保の企業体質として褒められてよい。
 少々辛口に言えば、上場している生保の全部が情報開示に積極的なわけではなく中にはかなり後ろ向きな情報開示を行っている生保もある。
● さて、「日本生命」の第1四半期だが、もっとも注目していた「有価証券の含み損益」だったが、21年度末(2兆4,015億円)より微増の2兆4,808億円に納まった。もちろん「株式」の含み益は5,000億円ほど吹き飛んだが、その分を他でカバーした。
 今朝の「日経」で指摘された「保険料収入減や契約高減」は、団塊の世代が「定期(保険特約)付き終身保険」の満期(保険料支払い満了)を今後数年間は大量に迎えるため、この流れは止まりそうにない。もちろん「定期(保険特約)付き終身保険」を大量保有している他の大手生保も同様だ。
● 他の細かい経営指標はメルマガに任せるとして、やはり気になるのは今後の保険販売の方針だ。もちろん「定期保険EX」が来年から確実に市場拡大をするようなら、ひょっとすると「個人保険の保有契約高」の逆行高もあるかも知れない。少々甘めに見ると「個人保険の新契約高」が、対前期比1.5%増となっている。「転換による純増加」を大きく減らしての対前期比増は評価できる。
 もちろん販売している保険商品には指摘したいところも多々あるが、最近の他の生保の「売れれば勝ち」の販売手法と大差ないことを考えればこの決算発表のコメントとしては商品性向までは黙殺することにする。しかし、バシバシ商品CMを流す保険会社には「契約者のために」という基本理念はないのだろうか。かなり「騙すテクニック」に磨きがかかってきたから始末が悪い。結局騙される契約者が悪いのか!


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