半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

埼玉県立近代美術館で、『永井天陽 遠回りの近景』を観ました。

2024-01-16 18:00:00 | 美術館、展覧会
さて、今日は昨日のブログの続きです。

『イン・ビトウィーン』を観終わって展示室を出たら、隣の小さな展示室にこの作品、≪metaraction #31 P-1≫ が展示されているのが目に留まりました。ナンだっ、コリャ?。




若手作家さんの活動を紹介する企画、「アーティスト・プロジェクト #2.0」で、『永井天陽 遠回りの近景』という展覧会が開催されていたんですね。永井天陽(ながい そらや)さんというお名前は初めて拝見しましたが、これは観ておかないといけないなぁ。






本来の姿とは異なる型に押し込められているはずの人形達、恐らく苦しげに見えるという方が多いのでしょうが、私にはむしろそれとは逆の親和性のような物を感じました。私がある種の箱フェチ(=箱の中にきちんと納まっている姿が好き)という点とシンクロする部分があるのかなぁ(笑)。









大半の方は "型にはめられる" のは窮屈だと主張します。確かにそれは嘘ではないでしょう。しかしそれと同時に、人間は自分達を一定の形式や数値目標などに寄せて行く事に快感、達成感を感じる生き物かもしれないという気もしています。群れで生きるようにデザインされた生物の定めとして、私達の凄く深い部分にそういったプログラムが組み込まれているんじゃないかな?。

この展覧会、会期は1月28日までですので、『イン・ビトウィーン』を観に行く予定があるようでしたら、是非一緒に観ておくことをお勧めします。

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