半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

シーナ・アイエンガー著、 『選択の科学』 を読みました。

2015-02-18 07:59:45 | 
すみません、〆切に追われていてブログを書いている余裕がありません。というわけで、今日はストック・ネタでゴメンナサイ。


シーナ・アイエンガー著、 『選択の科学』 (櫻井祐子訳、文芸春秋刊) を読みました。この本、実はかなり以前 (アマゾンの履歴で調べたら、なんと2010年の12月11日に初版で購入してました!) に入手していたものの、どんどん後回しにされ、つい先日になってようやく読み終わりました。

シーナ・アイエンガーさんといえば、例の “ジャムの研究” ……

「スーパーマーケットの試食コーナーに24種類のジャムを並べたときよりも、6種類のジャムを並べたときの方が、実際に購入した人の数が6倍以上も多かった」

……というショッキングな実験でその名を知らるようになった研究者。本書は、そのアイエンガーさんの最初の著書として出版された物です。




この本に登場する様々な実験の例を見ると、選択の自由度が高い (あるいはそう思い込む) ことは、ネズミのような小動物にとってさえ、健康状態どころか寿命すら左右するほど大きな要因であることが良く分かります。

しかし同時に、ジャムの研究の例が示すように、多過ぎる選択肢は必ずしも人々の幸福感に繋がるものではないということも、様々な例を挙げて分かりやすく解説されていました。



でも実はこの本で私が一番面白いと思ったのは、「平均以上効果」 に関する話。多くの人が自分は他とは全く違う個性的な存在だと認識し、何と九割方の人が、自分は全体的な知性と能力で見て上位10%に入ると考えているとのこと。

う~む……自分は没個性だと思っている私のような人間は、むしろ個性的なのかな? (笑) 。


追記:2015年02月18日
本やDVDに関する話題をUPすると、アクセス数が一気に1000以上落ちちゃうのでしばらく避けていましたが、賞味期限切れでUP出来ないネタばかりになりそうなので、在庫処分市?ということで定期的に挙げることにしました。あまりタイムリーではない話題でゴメンナサイ。
コメント
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