CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

インドの衝撃~経済発展の影と未来

2007年01月31日 | カレーエトセトラ
インドの衝撃」第3回の放送があった。

最終回である今回は「台頭する政治大国」としてのインド。
長年にらみあっていたパキスタンや中国との関係も少しずつ改善し、
昨年にはアメリカや日本と核について協力関係を結んだりと、国際的にもじわりじわりと
その存在が目立ってきた。

昨日の放送であったように、経済発展により「中間層」が増えた一方、まだまだ農村では
貧困が問題であり、インドの代表的な作物である綿花の値段も下がってきているという。
写真は「アメリカから輸入された遺伝子組み換え綿花」の広告と、農村のインド人たち。
(なんとなく、いい構図だったのでこのシーンにしました。)
栽培の効率がいいからと、種を購入するものの、英語が読めないために失敗してしまう。
なんとも皮肉な話である。
そこで政府は、農村の識字率を高める政策をとるなど、予算もたてているという。

今回一番びっくりしたのは選挙で票を得るために、テレビやガスコンロがプレゼントされること!
テレビのなかった村に、家庭に1台のテレビが配られたとか。
日本だったら有り得ない(笑)。

村長が言うには、
「テレビを配るお金を、もっと別のところにかけてもらいたい」。

ごもっとも。
学校、病院、仕事場…まだまだ農村に必要なものはありそうだ。
それに気になったのは、今まではどろんこになって遊んでいたような子どもたちが、
暗い部屋でテレビに釘付けになっていること。
もし次回選挙で、ゲームが支給されたらどうなっていまうのだろうか。

日本も知らず知らずのうちに格差社会になってきているという。
インドは未来の日本、日本は未来のインドなのか?

インドの衝撃~増加する中間層

2007年01月30日 | カレーエトセトラ
インドの衝撃」第2回の放送があった。
今回はインドで増加している中間層(富豪でも貧困でもない新しい層)が、消費にはまっているという話題。
大型スーパーが地方にも進出し、個人経営の店に大きなショックを与える…という話、
あれ、どこか身近なところでも耳にしませんか?

さて、先日ラッシーの写真とともに「インド輸出 de カレー!」で触れた
「台頭する新興大国」4カ国を意味する造語「BRICs」。
実はこの言葉を初めて使ったレポートというのが、インド人の若い女性が書いたものだったと知り、かなり驚いた。
現在28歳というから私よりも若いときにこのレポートを書いたことになる。
自分の国を含め「これから経済が急成長する」と予測していることに熱さと、冷静さを感じた。

昨日・今日と二回放送を見て思ったことは、インド人が強い愛国心を持っているということ。
ただし大戦中の日本のような上からのものではなく、または宗教的なものでもなく、
自分が生まれ、育ってきた国を当たり前に愛し、インドの発展のために何かがしたいという素直な感じを受ける。
昨年12月に改正された教育基本法に盛り込まれた愛国心って、もしかしてインドみたいな素直な愛国心のことだろうか?
確かにあるのとないのとでは、あった方がいいと思うけど、教えたり伝えるものではない気がする。
それは社会全体のムードがあってこそ、子どもが育つ過程で内側から湧き出てくるものだと思う。

日本も、素直に「日本が好き」といえるムードになり、まずは大人が、
未来のために何かできることはないか、生活のためだけではなく日本の発展のために
知識や技術を身に付けよう、
と思える土壌がないと変わらない。

まずは土を耕すところから、やり直す必要があるのではないか。
インドは今、いい土にまいた種が水と日光を手に入れてのびのびと育っている。

なんて、全くカレーから逸れて熱くなっちゃいました。

31日でインドの衝撃も最終回!22時からNHK総合ですよ。

大皿 de カレー!

2007年01月28日 | 行った!お店カレー
「下北で打ち上げ」なんて、ドキドキなひびき!

何の打ち上げかというと、知り合いが毎月主催しているアコースティックライブ
先日そのライブにうちの旦那さんが誘われて、3番目に出演したもの。
「曲がなかなかできない…」としばらく悩んでいたけれど、新しい曲ができたようだ。
お客さんとして席から聴いてたけど、「図書館へ行く~」ような歌詞だった。

さて、その打ち上げに参加させてもらったところ、お店で普段は出していないカレーが出た!
大盛のごはんと、大盛のカレー(野菜とひき肉入り)。
味は大味だったけど…おたまで豪快にすくって分ける感じは打ち上げならでは。
大勢でカレーってやっぱり楽しい♪

さりげなく&こっそり告知しちゃいますが、2月にもライブ予定があります。

midoriyamaさん主催のライブ
''The Room''
2007.02.17(sat) HIGASHINAKANO@Noahs Cafe
open 16:30 start 17:00
charge:1,000(+ 1drink order)

詳細はmidoriyamaさんのHP、とってもステキなので是非一見を!
(ちなみにこのライブでは、midoriyamaさんの演奏はないそうです。ざんねん。)

私も学生時代にはドラムちょこっとやってたけど、16ビートで挫折…
どなたか「8ビートだけのバンド」組みませんか?(笑)
(打ち上げは間違いなくカレーですが。)
もしくは、いっそのこと「カレーバンド」でもいいですよ~!

(写真/下北沢「PIGA」/打ち上げ特製カレー/?円)

黄色い粉末 de カレー!

2007年01月26日 | カレーエトセトラ
「石松子」って…なんだろう?

仕事中、原稿でみつけた言葉だが、27年間生きてきて、はじめて見た言葉だった。

そもそも、読み方から分からず、後輩としばらく悩んだ。
「いし・まつ・こ?」
「いし・まつ・し?」
「ガッツの子?」
「でも、石松は本名じゃありませんよ」
「石と松とね…」

と、ひととおり盛り上がった後、辞書で引いたところ、「せき・しょう・し」が正解!
しかし、一体これは何者だろうか。

 石松子(せきしょうし)
「ヒカゲノカズラ科でツル性のシダ植物、「ヒカゲノカズラ」の胞子から作った粉末。
クラブモスとも呼ばれる。」

なんと、胞子の粉だった!
使用法としては、

1、花粉に似ていることから、人工受粉のときの水増し(粉増し?)に使用
2、指紋鑑定で物の上にふりかけて使用
3、キズ薬として使用
4、記憶を強化する働きがあるため、サプリとして飲用
(学習能力や記憶力の向上、アルツハイマー病にも効果あり。)

などがあるらしい。へえ~。
3の「キズ薬」で思い出したのは「ホルムスドライ」という黄色い粉。
もしかして同一のものかと思って調べたが、これは別物だった。

同じく、黄色い粉で思い出すのはカレーに欠かせないスパイスといえば「ターメリック」。
別名「ウコン」といい、カレーの色を出すために使用される。
最近では、健康効果が注目されていて、ハウス食品からも「ウコンの力」という
飲み物が発売されている。(未体験なので、試した人がいたらぜひ感想を☆)

もっと調べてみたら、ターメリックには驚くことにこんなにも効果があるらしい!

1、肝機能の強化
2、胆汁分泌促進作用、鮮魚寄生虫の成長を抑制する作用
3、利胆作用、健胃・殺菌・防腐効果
4、抗がん作用の活性
5、動脈硬化の防止
6、腫瘍に対して増殖をおさえる活性
7、胆道にある胆汁を排出する作用
8、炎症や潰瘍を治す作用


おや?
8の作用ってもしかして「キズ薬」では。
石松子といい、ホルムスといい、ターメリックといい、共通点は「黄色い粉」!
黄色い粉はキズに効くらしい。

カレー以外にも使えるので、キッチンにはターメリックを常備のこと

お祝い de カレー!

2007年01月24日 | カレーエトセトラ
昨年、結婚したことは前からこのブログでも何回か話しているけれど、
結婚するとはじめてのことがたくさんある。
一生のうちに「お祝い」をこんなにいただく体験というのもあまりないだろう。

                    

キッチングッズでは、かわいいエプロン、いろいろ使えるお皿やグラス、魔法の湯わかしポット、
自分では買わなかったけどす~ごく便利なおたま置き。
お風呂グッズではいい香りのせっけん、レースのテイッシュカバー、スワロフスキーの置き物。
ワインセット、コーヒーセット、お茶セットなどなど、本当にいいものをたくさんいただいた。

写真はその中のひとつ、銀色のカレー皿。
10年来の友達から「二人にはやっぱりこれでしょ!」といってある日、木の箱を渡された。
開けてみたら、Keyuca(ケユカ)のカレー皿とカレースプーンのセットだった。

ちょうど、家にもっていた白い小皿と形が似ていたので、並べてみた。
ぴったりはまっていい感じ
今年大活躍しそうな予感!

いくつになっても、プレゼントをもらうのって嬉しい。
プレゼント欲しさに、あと何回か結婚をしたくなってしまった。

あ、ダメですか…やっぱ。

灰 de カレー!

2007年01月21日 | 行った!お店カレー
  「最後のキスはタバコのflavorがした 
                苦くてせつない香り」  

宇多田ヒカルの「First Kiss」の冒頭は、こんな風にはじまる。
非常に有名な8年前のヒット曲である。

「ファースト」がついたタイトルなのに「最後の…」といきなり落とされるはじまり方といい、
15歳そこそこで書いた曲なのにキスが「タバコのflavor」だったというのも、いあやいやあ
かなりドキドキする。

それにしても、なぜ彼女は「flavor」をあえて英語にしたのだろうか。

               

「flavor」を調べてみたところ、香り、味、食感、3つの要素を合わせて
「フレーバー」と呼ぶらしい。

仮に日本語にしてみると、
「キスはタバコの香りがした」 これからまだまだいけそう。
「キスはタバコの味がした」 大衆酒場と焼き鳥と。
「キスはタバコの食感がした」 もぐもぐ…!?
となる。

これが「flavor」になると、灰っぽい(グレーな)味わいが加わり、
「もうダメなんだろうね…」
という、せつなくてちょっと後ろ向きな雰囲気が漂う(気がする)。

灰っぽいスモーキーな味わいは、ほろ苦い大人の味。
そんなカレーが新宿にある。

JR新宿駅の東口を出て、アルタを左手に3分ほど。
丸井ヤングを過ぎたあたりでカレーのにおいが漂ってきたらそこを左へ入る。
「ガンジー」というお店が左手のビルの2階にある。

初めて食べた学生時代、「トマトとチーズのカレー」を食べて
…「灰!」って思った。
もし今だったら、どんな印象になるかなと、再び訪ねて今度は「ビーフカレー」を注文。
やっぱり印象は「灰!」であった。

ストレス社会で生きるひと、禁煙中のひと、失恋しちゃったひとに、オススメのカレー。
(はじめてのデートには、オススメできないかも。ほんと苦いので

こんな私でも過去に一度だけタバコを吸ったことがある。
苦いもの好きなのでflavorは割と口に合ったのだが、恋人(現・旦那さん)に
言われた一言で、「タバコはもう吸うまい…」と思った。

「あははよかった~似合わなくて。」

果たして、カレーは私に似合っているのだろうか。

(写真/新宿「ガンジー」/ビーフカレー/950円)

哀愁…de カレー!

2007年01月18日 | 作った!お家カレー
今年はじめて、家でカレーを作った。
おいしそうなカレーの写真をお見せしたかったのですが…
計画性のなさにトホホな事例となりました。

昨年末から、なかなか家でオリジナルのカレーを作っていなくて
ウズウズしていた先週末。

「本場のインドみたいに、お総菜風に野菜たくさん入れてさっと作ろう」
「そうだね。スパイスもたくさん入れよう。本場のインドみたいに」

と、何のレシピも見ずにそれぞれの担当にとりかかる。
(ちなみに私が野菜などの下ごしらえ、旦那さんがスパイスの調合という担当。)

材料は、冷蔵庫にあったキャベツ、ニンジン、ブロッコリー、タマネギ、ニンニク、
トマトは生2個と、ホール1缶をふんだんに使用。
オリーブオイルで野菜を炒めた後、トマトとコンソメ、スパイス、ヨーグルトを入れて
10分くらい煮て完成!

「本場のインドみたいだね」
「うん。色はね」

味は、というと、スパイスの入れすぎでほろ苦い。というか、渋い。
野菜担当者がおいしくなるはずと思って入れたブロッコリーの茎が、固い。
見た目はまあまあなのだが、食べたあと眉間にしわがよってしまう「哀愁たっぷりのカレー」。

教訓。
「修行中は先人の知恵を借りるべし」

次回はちゃんとレシピを参考に作ります

壺 de カレー!

2007年01月17日 | 行った!お店カレー
今年はじめての「ゲーン」を食べた。

はじめてのタイ料理の店に入り、メニューを見る。
「グリーンゲーン」とか「レッドゲーン」はまあ、味が予想できる。
きっと普通においしいのだろうな~と見ていたら、
その隣にひとつ、見慣れない「ゲーン」を見つけた。

もう、察しはつきましたでしょうか?

「ゲーン」とは、タイ語で「カレー」のこと。

見慣れないメニューというのは「ゲーン・パー・ガイ」という、何だか3丁目っぽい名前で、
これはもう迷わず注文(本当は高いから5秒ほど迷った。)したところ、
壷のようなものに入っていて、上にはなにやら黒いつぶつぶが…。

たまに、合宿とか社員旅行とかで泊まる宿の夕飯に、1人に1つ出てくるような
小さな七輪みたいなものに鍋ではなく壷がのっていて、固形燃料に火を入れてくれる。
ちょっと熱くて辛くてしょっぱい…けど、いかにもタイの味だった。
黒いつぶつぶは、生のブラックペッパーだった。
(タイのカレーはインドと違い、生のフレッシュなスパイスが使われる。)

ところで、タイ料理のメニューは単語の足し算になっている。

例えば「トム・ヤン・クン」。
「トム=煮る」「ヤン=混ぜる」「クン=エビ」
をつなげて、そのまま料理名になっている。

同様に、
「ヌア=牛肉」
「ガイ=鳥肉」
「ムー=豚肉」
「カオ=ごはん」
などの素材名を

「トート=揚げる」
「パット=炒める」
「ホー=包む」
などの調理法と足していけば、そのまま料理の名前になるのだ。

で、冒頭に出てきた「ゲーン」は、一単語で「カレー」を意味し、
よく言われている「グリーンカレー=ゲーン・キョウ・ウアーン」は
「ゲーン=カレー」「キョウ=緑色」「ウアーン=甘い」という仕組みになっている。

日本の料理でこういうのあったかなあ、と考えてみたら、
「ナスの煮びたし=ナス+煮る+ひたす」
「いもの煮っころがし=いも+煮る+ころがす」
「ほうれん草のおひたし=ほうれん草+お(丁寧語)+ひたす」
と煮たような、もとい似たような料理名もあることに気が付いた。

壺からいろんなものが出てきたなあ。

(写真/新宿3丁目「バーンリムバー」/ゲーンパーガイ・ムー /1280円)

おから de カレー!

2007年01月14日 | カレーエトセトラ
スーパーから納豆が消えた。

見逃してしまったけど、先週日曜日の「あるある大事典」で「納豆でダイエット」を
オンエアしたのがその原因とのこと。テレビの効果ってすごい。

納豆ダイエットのメカニズムとかは省いて、簡単にその方法を説明すると、
 納豆を1日2パック
 朝と晩に食べる
 その際、かきまぜて20分放置する
といいらしい。

同じくダイエットで爆発的人気という商品に、「豆乳クッキー」がある。
行きつけのマッサージ屋さんでサンプルにもらったので食べてみた。

                  

確かにふつうのクッキーより甘くなく、1枚でおなかが満たされる気がした。
このクッキーにはおからが入っていて、一緒に水分をとることでお腹の中で膨れるという
仕組みだそうで、一日一食を「豆乳クッキー」に代えるといいらしい。

さて、「無印良品」でみつけた「おから揚げカレー味」。
カレー味だが、食べるとほんのり甘味があってなかなかおいしい。
こっちもおからだから、もしかしてダイエット効果あり!?

納豆がない今日このごろ、おからのカレーはいかがでしょう?

(写真/「無印良品」/おから揚げカレー味/)