CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

インド de アニマル!

2007年09月29日 | 南インドカレーの旅 ’07
日本の住宅地で見かける動物といえば、イヌ、ネコ、スズメ、カラス、鳩。
南インドでは、どんな動物が見られるのだろうか

私が滞在した間に見かけた動物をご紹介。


まずはネコ。


コーチンの市内でみかけた小さなネコちゃん。
こっちに気付き、そそくさと遠ざかっていく様子。

ちなみに、海外どこの街に行っても、ネコはよく見かける。
記憶の中で一番ひとなつっこかったのは、イスタンブールの寺院(モスク)の庭にいた
子ねこで、まるで子犬のように、にゃーにゃー言いながら後を追いかけてきて、
びっくりした。めちゃかわいいんだけど、ネコは逃げるものだと思ってたから
ちょっと戸惑った。。


そして、いた、牛!


牛は古代からインドでは神聖な動物。
一部の地域を除いて、食べることはしない。
のんびり住宅地にいるのをたまに見かけた。
特に荷物を運んだりしている様子もない。
ペットなのだろうか?


こちらは海辺にいたカラス。


干上がった小魚をつつきに集まっていた。
日本のカラスよりスマートで、多少かわいげがある。



同じく海辺のレストランでかわいがられていたワンちゃん。


お客がくると、近くに座ってねだるわけでもなくじっとしている。
しばらくしたら、寝てしまった。
お客が帰ると店員さんが声をかけて奥に連れて行き、
どうやら残り物をもらっているようだ。
いいシステム。


さて、これもある動物にまつわるもの。

タクシーのミラーについていたこの飾り。
カラフルなので、何かのお守りかなと思っていたら
どうやら象につけるお面のようなものらしい。
さすがに象は街なかで見かけなかったけど、コーチンに象の訓練所があって、
見学&試乗ができるとのこと。


そういえば、鳩もやっぱりいたし、そこらへんで見かける動物は
日本とあまり変わらない(牛さん以外)。

ちなみにペルーのマチュピチュ付近では、リャマという動物がいて
馬みたいなシカみたいな感じだけど、大きさはちょうど私の目線くらいで
ふとそばに来たときは「はじめまして」とあいさつしてしまった。
匂いがなぜかスナック菓子みたいな、香ばしい匂いがしたのを覚えている。

インドでも、奥地に行けばいろいろな動物がいるのだろう。
そんなテーマで旅をするのも、いいかもしれない。

(写真/車にかくれているつもりのネコ/コーチン)

インド de 半日観光!

2007年09月27日 | 南インドカレーの旅 ’07
コーチンでは、半日もあれば主な見どころが観光できる。
古くから東西の貿易で栄えたため、ヴァスコ・ダ・ガマにゆかりのある教会、
移民として活躍したユダヤ人の礼拝堂などがある。

ホテルでタクシーをお願いしたら、1時間=200ルピーでツアーを組んでくれた。
ちょっと高いけれど、クーラーのきいた高級な車で
落ち着いた初老のドライバーさんの運転ぶりがとても信頼できた。
(この旅行で、唯一、運転がひやひやしなかった。)

いざ出発!


街を快適なタクシーでまわる。

「傘が買いたいのですが」
「トイレに行きたいです」

とか、細かい要望にもドライバーのバブーさんがちゃんと応えてくれる。
寡黙だけれど話しかけると笑顔で、仕事はきっちり。
インドで見かけた「いい仕事人」。
ちなみに、インドで見かけた傘は、みんな黒くて裏が銀色だった。

ひととおり、ダッチ・パレスやユダヤ人礼拝堂を見て
(観光地なのでおみやげ屋がしつこかったけど、バブーさんが笑顔でかわしてくれた)
スパイスを売っているお店に立ち寄る。


「スパイス・マーケット」入り口


トウガラシ


ブラックペッパー

ここでは、野菜カレー用のマサラと、チャイ用のマサラを購入。

コーチンで必ず写真に出てくる景色といえば「チャイニーズ・フィッシングネット」。
独特の漁法で、網を海中に沈めて太い丸太で引き上げる。
魚がとれるところは見られなかったけれど、なんかいい。


チャイニーズ・フィッシングネット

この付近にはレストランがたくさんあって、とれたての魚の料理が食べられる。
(しかし、今回はチャンスなし。残念!)

たった1週間の滞在(コーチンは2日間)で食べられる食事の数は限られていて、
自分の胃にも限界があって、おいしそうなインド料理に涙ながら手を振るのだった。



せめて、朝ごはんは満喫しなくちゃね~(←これがイケナイのか!)
カジノホテルでの朝食。

次回は、インドで見かけた動物シリーズを紹介します。

(写真/チャイニーズ・フィッシングネットから対岸をのぞむ/コーチン)

インド de 川下り!

2007年09月25日 | 南インドカレーの旅 ’07
ケララ州は古くからスパイスの貿易が盛んだった地域で、
コーチンはその代表的な港町。

カレー旅としては、スパイスのルーツを探り、できることなら輸出される現場を
見てみたいと思った。
けれど、実際に行ってみると、ちょっとした港ではなく、巨大な港にクレーンが
いくつも伸びていて、「あの船にブラックペッパーが…」と
想像することしかできなかった。

その代わりといえるかどうか、コーチンからトリヴァンドラムまで結ばれ
奥地からスパイスが運ばれてくる運河を船で下る
「バックウオーター(水郷地帯)」ツアーに参加してきた。
まるでアマゾン川のような密林地帯らしい(ほとんどがヤシの木)。

私が参加したのは、KTDCが運営している半日のツアー(350ルピー)。
はじめ8:30からの午前ツアーのチケットをとっていたけれど、
朝起きたらすごいスコールで、14:00からの午後ツアーに変更してもらった。
(午前ツアーが果たして催行されたのかは、不明。)


タクシーで1時間ほどの乗り場から、
船に乗りこむ。



定員は20~30名くらい。
この日は私たちのほかにインド人のグループが
3,4組参加していた。



ゆっくりと川を下っていく。



右も左もこんな景色。
ところどころでガイドさんの解説があったけど
タミルなまりの英語で、半分くらいしか聞き取れなかった。
英語力があれば聞き取れていたのかも。



途中、一度おりて、川沿いの村に立ち寄る。
ヤシが植えられているところ。



家の軒先では、スパイスの販売も。
スパイスは少し高かったので、
ヤシでつくった手作りの髪飾りを買った。



川沿いでは、ヤギや牛、あそぶ子どもたち、
洗濯をする女性や体を洗っている人など
川とともに生きる村人の生活が垣間見られた。
(ちなみに、何かをねだられるようなことはなかった)

                      



川の水は、茶色いけれど澄んでいて、景色が映ってとてもきれい。
水鏡のうつくしさをどうぞ。



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さて、ツアーの後には、参加していたインド人男性たちの提案で、
途中でタクシーを降りて食堂でチャイを飲んでおしゃべりした。
彼らは、ボンベイで働くビジネスマンだった。
日本にも興味があるらしく、私たちの仕事についてなどいろいろ話した。

ホテルに戻って、コーチン最後の夕食。
泊まっていたホテルのレストランで、「dancyu」にのっていたカレーを
食べようと思っていたら…


夕食はビュッフェらしい。
(横のままで…すみません)
ベジ・ノンベジとはあるけれど、結局はどちらでも自由に盛れて、
一人375ルピー(約1000円)


インド旅行で初のビール、かの有名なキングフィッシャー。
ブラックペッパーのきいたパパドが、テーブルにサーブされ
気分は最高潮


と、とりすぎちゃったかも…。

ビュッフェの内容の一部を紹介すると、

・ニラ入りワンタンスープ
・イカの輪切りガーリックいため
・蒸した野菜
・ココナツ風味のパニール入りカレー
・チキン入りサグカレー
・ラタトゥイユ
・ビーフン炒め
・ビリヤニ
・サンバル
・酢豚みたいなカレー
・チャツネ(ガーリック、レモン、マンゴー他たくさん)
・ピクルス(白いゴーヤみたいな野菜)

これが、どれも絶妙の味付けですごくおいしい
そんなに食べられないと分かっていながらも、一口だけ、と欲張ってしまい…


ダウン

部屋に戻ってベッドに倒れこんだ。
インドでの教訓;「過ぎたるカレーは及ばざるがごとし」

(写真/バックウオータアーツアーのチケット/コーチンKTDCオフィスで)

インド de 初レストラン!

2007年09月23日 | 南インドカレーの旅 ’07
ホテルを出て、閑静な住宅地を歩いてみる。
(今回は写真たくさんのせますよー!

コーチンの3つの地域はそれぞれ船で結ばれていて
この先にある「ジェッティ」と呼ばれる乗り場から船に乗ることができる。

Willingdon(ウィリンドン島)から
中心地Emakulam(エルナクラム)まで、この船に乗って行くことにした。


ジェッティ


切符を買って、船を待つ。
運賃は2ルピー(約6円)。



我先に、と乗り込み、我先に、と降りるインド人の乗客に混ざって
無事にエルナクラムへ到着。

船乗り場を出た途端、路面にお店が立ち並び、バス、人、車が行き交う。
KTDCという観光案内所に立ち寄ってからしばらく街を歩き、
本日の目的、そう、カレー!

実は、この南インド旅行のきっかけになったのは雑誌「dancyu」7月号のカレー特集だった。
カレー界で有名なお二人が、コーチンやデリーの現地カレーをレポートしていて、
読んでいるうち「これが食べたい!」という気持ちが止まらなくなり、計画を立てた。

そこで、ホテルはp22に紹介されていたCasino Hotelに泊まり、
この日の夕食はp24にあるkayees Hotelと決めていた。
夢中で眺めていた遠い国の写真に、自分が入るというのは不思議な体験だった。

住所を頼りに、人に道を尋ねながら歩いていると、あったあった!
(海外旅行でこういうとき、探していたくせに「本当にあったんだ~」と思う。)
「kayees Hotel」というネオンの看板。(ホテルはこの場合、レストランを指す)
夕食には少し時間が早かったせいか、まだお客はまばらだった。


メニューはすべて英語(表と裏がある)。
種類の多さは普通くらいだけれど、その値段に驚き&感激
カレーがおよそ30ルピー(約90円)で食べられる!
ただ、残念だったのが、人気店のためかランチで野菜が切れてしまったらしく
唯一注文できるベジが「チリ・ゴビ」だけだったこと…(まさかの想定外)。


チリ・ゴビ(カリフラワーのカレ-)30ルピー
こくがあって、じんわりとした辛さ。
奥はチキンカレー、40ルピー。ココナツミルクの香るベースに
シナモンが効いていた。


ケララ・ポロッタ(パンみたいなもの)5ルピー
コレが、すごくすごくおいしかった。
あえて言うならば、薄くのばしたきしめんを層にして焼いたような…?
もっちりふんわりしていて、カレーのお供に最高!


チャツネたち(サービス)
左のライチのチャツネは初めて食べたけれど、黒糖みたいな味でおいしかった。
タマネギのスライスもさっぱりしていてカレーに良く合う。


この店の名物、ビリヤニ(インドの炊き込みごはん)。
ベジタブルビリヤニはないので、チキンビリヤニに。58ルピー。
日本で食べたビリヤニとそんなに違いはなかった。


食後のチャーイ、5ルピー
濃くて甘くて、おいしい。


そして、お会計はこんな形で。
フェンネルというスパイスが敷かれていて、口直しに良い。
合計158ルピー

ということは、日本円にして、約…480円
信じられない。

でも、インドの人たちの平均日収=100ルピーだそうだから、
5日働いて稼いだくらいの金額。
そう考えると、地元の人たちにとってはやはり豪華な食事なのだ。

ちなみに、はりきって右手だけ使って食べていたら、
地元のインド人たちは半分くらいの人が、スプーンを使って食べていた
お寿司と同じで、カレーも手で食べると、素材の感触や温度が直に分るし、
「自分で自分の体に与えている」感覚がなかなかいいものだ。


食べているあいだ中、店員さんたちがこっちをチラチラ。
目があうとはにかむ。
写真を撮りますか?って素振りをしたら
喜んでわいわい集まって来た。
仲がとても良かった。

帰りは、オートリクシャーでジャンクション駅までいき、駅からタクシーで帰った。
次の日は、KTDCで予約しておいた「バックウオータークルーズ」に参加します。

(写真/住宅地にて、葉のかげから/コーチン)

インド de 数字!

2007年09月20日 | 南インドカレーの旅 ’07
この看板…一体何でしょう??

おそらく、

「広告募集中(この番号へ連絡ください)!」

という意味かと思われる。

インドで、この数字だけの看板をいたるところに見つけた。
最近話題の「数学の強いインド」の根源を見た気がした(まさかね)

私が始めに訪れたコーチンという街は、大きく3つの島に分かれている。

1 内陸部の市街地 Emakulam(エルナクラム)
2 人工の開発途上の島 Willingdon(ウィリンドン島)
3 歴史の港町 FortCochin(フォートコーチン)

飛行機または鉄道でコーチンに来る場合、普通はエルナクラムに到着する。
ホテルをとったのがウィリンドン島だったため、とりあえずタクシーでホテルへ。

後で考えると、この島はまだまだ未開発の土地が多く、倉庫や空き地が目立って
インドらしい町並みは全然といっていいほどなかった。
(人も少なく、静かという意味ではゆっくり過ごせて良かった。)

タクシーから、私の大好きなコンテナが山になって続いていたので、
大興奮でシャッターを切った。



見てください!



ドキドキします。

昔、倉庫の荷物を運ぶゲームがあった気がするけど、
もしかしたらこれも「数学の強いインド」の根源なのかも(まさかね)

ホテルでひと休みして体力をチャージ。
これから船で夕食に向かいます!

(写真/数字だけの看板/コーチン)

インド de スマイル!

2007年09月18日 | 南インドカレーの旅 ’07
今回、私たちが行ったケララ州というところは、
南国ということもあるのか、人がみんなおだやかで、ゆったりと時間が流れている。

肌の色は、褐色~黒色に近く、目と歯だけがくっきり白いため
はじめて目が合うと、じーっと睨まれているように感じるけれど
実際は日本人が珍しくてこっちを見ているだけで、こっちからほほえみかけると
「にこー」と、はにかんだ笑顔で返してくれる(みんながみんなハニカミ王子)。

中には、カメラ(ニコンの一眼D50)を見て

「写真とっておくれよ」

と街で声をかけられることもあった。
(ちなみに、公用語はヒンドゥ語ではなく英語とタミル語が半分ずつ。
看板も、メニューも外国人向けではなく、ふつうに英語で驚いた。)

もちろん、私も喜んで撮ってあげるのだけど、
どんどん周りから人が寄ってきてきりがないことも…。

ともあれ、フレンドリーな笑顔は、旅行者にとっては嬉しいもの。

さて、1日目の夜はボンベイの空港に夜に着いたので
あらかじめ空港から30分ほど行ったところ(ジュヴービーチの近く)に
「BEST WESTERN EMERALD」というホテルをとってあった。

いわゆる都会のビジネスホテルっぽいところで、華やかさはないけれど、
シャワーでお湯がちゃんと出てきたり(←重要)さらにドライヤーがあったりと
機能的にとっても良いホテルだった。

その門番の、ターバンを巻いたビクラムさん(通称:ビッキー)は、
かなり立派なヒゲで迎えてくれたけど、後で聞いたら22歳!
「インド人は歳の割に老けて見える」説は本当だ。

2日目の朝食。


日本のホテルでも、パンとスクランブルエッグとウインナー、
ごはんと味噌汁、納豆や煮物が混ざってビュッフェに
なっていたりするように、まさに米&印スタイル。


真ん中は「サンバル」。
日本のインド料理店で豆のカレーとして供されているものだけど、
インドでは基本的についてくる、いわば「インドの味噌汁」。
ほとんど辛くなくてあっさりしている。

左のスマイルポテトは「アンパンマンポテト」に見た目も味もそっくり!
右上は朝食の定番「イデゥリ」(酸味のある蒸しパン)。

朝からカレーというのもうれしい。
インドに来た甲斐が合った!



さて、「スマイル」にまつわるもの。

街で見かけたこんなものたち。


おめん屋?
かと思ったら、子供用のリュックサック。
おやおや、見覚えのあるキャラクター…のような
全然ちがっているような。



ポピーくん。
何のお店のマスコットか忘れたけど、
子供服かな。
ほかの街でも何度か出会った。
髪型とか、動きに和む。

ちなみに…
成田に向かう電車でみかけた京成電鉄のマスコット。
スマイルのかけらもなくて悲しい

日本に来た外国人がおそらく最初に目にするだろう日本のマスコット、
ポピーくんみたいに愛嬌のあるキャラクターがいいな~と思う。

英語はあまり得意ではないけれど、スマイルは世界の共通語
うまく話せなくても、笑顔で何とかなることも多いのだ。
私の場合、余計なくらい愛想をふりまいてしまうので、うちの旦那さんから

「だまされるよ」

としばしば注意をうけた。

でも、今回のインドの旅で感じたことは、黙ってニコニコしている分には
だまされることも、損することもない(得はいっぱいする)。
ただ英語が通じたからといって調子に乗ってしゃべっていると
確かに、話がおかしいぞ…ということも。

「(男も女も)黙ってスマイル」
これが、万国共通するだろうオススメ言語。
明日から、ぜひ使ってみてくださいね

(写真/街中で座って話していた人たち/コーチン)

インド de 飛行機!

2007年09月17日 | 南インドカレーの旅 ’07
「インドの食事は全部カレー」

という話を、インドに行ったひとから何人も聞いていた。
一方、地球の歩き方のインドの料理についての説明には、

「インドにないもの、それはカレーライス」

と書いてあった。

事実を確かめるべくうちの旦那さんとインドに飛んだ。
(1年遅れの新婚旅行もかねてのカレー旅行
成田出発が正午だったので、お昼ごはんは何が出るのかなと
わくわくしながら乗り込んだ。

と、すぐに機内食が出てきた。


これが一回目の食事。

今までの海外旅行ではたいてい「チキンorビーフ?」と聞かれたけど
エアインディアでは、機内食を選ぶとき、

「ベジorノンベジ?」

と、聞かれる。
つまり、野菜だけの食事か、それとも魚や肉も使った食事かということ。
インドでは宗教などの理由で魚や肉を食べない人が多くいる。
約80%を占めるヒンズー教徒やジャイナ教徒はベジタリアン。
イスラム教徒やキリスト教徒はノンベジだという。

日本人で特に信仰を持たないものの、ここのところ野菜が大好きなので
迷わず

「ベジ、プリージ!」

と答えたものの、「売り切れ」らしくチキンカレー。
(私たちはいいけど、ベジタリアンの人はこんな時どうするんだろう…?)

ライスは、インディカ米が軽く炒めてあってカレーによく合う。
その上にのっているのは大好きな「パパド」。
薄い豆のせんべいで、塩コショウが効いていてとてもおいしい。
今回の旅行で何回か食べたけど、はずれはなかった。



こちらは二回目の機内食。今度こそ、

「ベジ、プリージ!」

良かった、まだあったよ。
左のカレーは「アルゴビ」、ジャガイモとカリフラワーのカレー。
右はトマトベースに、マッシュポテトにチーズなどが入っているカレー。
どちらもなかなかおいしかった。
日本のインド料理屋で食べるカレーとの違いはまだ感じない。

見どころは、サラダっぽい刻んだ野菜。
ドレッシングなどはなく、ライムをしぼって食べる。
野菜ぎらいでなくても全部たべるのはけっこう至難の業。
そこで、カレーに入れて混ぜて食べてみたところ、具が増えて
とってもいい感じ。

ついでに前回は北海道産ヨーグルトだったのが
2回目はインドのヨーグルトに。なめらかさでは北海道だけど、
インドの方ができたそのままというか、自然な口当たりがする。



さて、こちらはインドに着いて2日目、
インドの西の上のほうにある人口最大都市ムンバイ(別名ボンベイ)から
南インドはケララ州にあるコーチンへ向かう飛行機での食事。
ここでも迷わず

「ベジ、プリージ!」

あったあった
左は豆(小さいあずきのような豆)のカレー。
右はトマトクリーム系のカレーにパニール(チーズ)がごろごろ入っている。

そうそう、インド料理ではカシューナッツがよく使われていて、
こんな風にライスと一緒に添えられていたりする。
右のホイルに包まれているのはチャパティ(小さくて素朴なナンみたいなもの)。
サラダは同じくドレッシングなしで、トマトと輪切りのきゅうり(大きくて薄い)
ぶどうなど。

ちなみに毎回ちゃんとデザートがついていたけど、どうも甘さが気になって
一口で十分満足だった。

食事の後には紅茶のポットを持った添乗員さんと
コーヒーのポットを持った添乗員さんが回ってきてどちらか選べる。
これはどこの国でも同じ。

紅茶は、機内では基本はストレートだったけど、
街のレストランで「ティー」を注文するとチャイが出てくる。
ストレートのことは「ブラックティー」。
人がいるところには必ずチャイスタンドがあって、誰しも時間があれば
一杯のチャイを飲んでひと休みしている。

コーヒーは全体的に割りと薄くて、麦茶のような味がした。
こっちはミルクを入れるとガバガバになりそうなので
麦茶感覚でいただいた。

機内食からすると、「インドの主食はやっぱりカレー!」
という予感がひしひし。
そして南インドだけでなくインド全体でもカレーとライスで食べるのが
ポピュラーなのかなと思わせる食事内容だった。

(写真/エアインディアの機体/ボンベイ空港)

ただいま!

2007年09月16日 | 南インドカレーの旅 ’07
南インドカレーの旅から、無事に帰国しました!

【旅の記録】 

 日数…7日間

 訪れた都市の数…4都市(トランジットのデリーは除く。)
   うち南インド…3都市

 泊まったホテルの数…4
   うち予約していたホテル…2

 食べたカレーの数…19(機内食含む。サンバルは除く。)
   うちあまりに食べ過ぎた回数…1
   お腹をこわした回数…0(予想外)

 電車に乗った回数…1
   それに乗っていた時間…7時間

 国内で飛行機に乗った回数…3回
   うち出発が遅れた回数…3回



ということで、これからしばらく「南インドカレーの旅’07」として
いろいろな旅のエピソードをアップしていきたいと思います!

全部の写真をのせると、毎日アップしても2年くらいかかるため、
このブログではカレー中心にインドの風景もところどころで織りまぜていきます。
ちなみに、一番不安だったお腹も平気で無事帰国です。


(写真/民家(郵便局?)/ケララ州コーチンにて)

おこげ de カレー!

2007年09月08日 | 作った!お家カレー
「ひょうたんからこま」←有名なことわざ
「たなからボタもち」←うれしいことわざ

えっ「カレーからおこげ」!?
できるんですねー。これを使えば。
しかもかなりかなり美味しくてパリっとしたおこげせんべいが

これは、カレー部の送別会でもらった湯島デリーの「ドライカレーペースト」。
これとゴハンがあれば、手軽にデリーのドライカレーが再現できるという品。

作り方は本当に簡単!

1 フライパンにサラダ油を熱し、ゴハンを炒める。
2 ペーストを加えてよく混ぜ炒めてできあがり。


こんな感じで
ゴハン、ペーストを合わせて炒める。



なんと

フライパンの底がこげついてきた

…と思ったらそのおこげがはがれて、


こんなかんじのおこげができちゃった

味見したら、デリーのカレー味のパリっとした美味しいおこげ
たまたま偶然かもしれないけれど、油を薄めにしくと、うまくこげつくかも?(笑)

これはなかなかオススメです!