CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

古き良き de カレー!

2007年06月29日 | 行った!お店カレー
新幹線で食べるお弁当、ビール、そしておやつ。
古き良き?日本の風景のひとつ。

先日、会社のひとたちと岩手へ旅行に行ってきた。
私が参加したのは、これが3回目。
若手社員が楽しめる内容で、参加者の平均年齢もかなり低かったように思う。
仕事のなかでは見られない意外な一面に驚きつつ、
宴会で笑い、温泉でまったりし、花火ではしゃいだ
(幹事さん、本当にごくろうさまでした!)

で、カレーはというと。

「どこかの昼食に組み込まれてないかなあ~大食堂のカレー!」
と思ってみたりしたけれど、岩手は麺大国。あるわけがない。

それでも、今回2つの(正確には3つの)カレーを仕入れることができた。
ひとつがこれ、「味カレー
これは大和製菓(長崎県佐世保市)の製造するスナック菓子で、
第18回全国菓子大博覧会大臣賞を受賞している由緒正しいスナック菓子らしい。

この12グラム入りのほか、40グラム、75グラムがあり、
それぞれパッケージデザインが違う。
75グラムのものには、欧風カレーのルーの器(←これ、何ていうのかな)があるけれど、
侍キャラがいるのは12グラムだけらしい。
私的には、12グラムのデザインがレトロで一番すき(みんなレトロですが。)。

さて、味カレーの味はいかに…?
おみやげにもらって、なんだかもったいなくてまだ開けていないのですが
もう食べたひとはいるのでしょうか?

熱帯 de カレー!

2007年06月26日 | 行った!お店カレー
「世界一長い地名は?」の答え

ニュージーランド・ホークスベイ地方にあるタウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテア
トゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェヌアキタナタフ
。(ふう~。)
ギネスブックにも認定されているとのこと
(情報をくれた、はまりえさんありがとう!)

さてその意味は、
「タマテアという大きい膝の、山を滑っては登る“ランドイーター”として知られた男が、
愛する者のために笛を吹いた場所」とのこと。
「大きい膝」って…?
「山を滑っては登る」のは何のため??

もうひとつウラの正解がある。それは、タイの首都「バンコク」。
クルンテープマハーナコーンアモーンラッタナコーシンマヒンタラー ユッタヤーマハーディロッカポップノッパラットラーチャターニーブリーロムウドムラーチャニウェートマハーサターンアモーラピマーンアワターンサティットサッカタティヤウィッサヌカムプラシット(通称バンコク)
(ふうう~。)
こちらは、1782年に都になるにあたって勅命されたときの名称で
その後に「ナコーンルワンクルンテープトンブリー」、「クルンテープマハーナコーン」
などと徐々に短く改称され、現在は「クルンテープ」が現地ではよく使われているという。
(ちなみに日本で使われている「バンコク」は、別の地名であり、アユタヤ王朝初期に舶来した
西洋人による誤用が広まった物であると考えられているとのこと。)

さて意味はというと、
「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」

…なんかわからないけどすごい豪華絢爛な感じ.
おがんでおこうっと。

たまたまだろうけど、この2都市とも熱帯気候の南国である。
南国は何もしなくてもフルーツや魚がとれるため、一般的にのんびりしていて、
あくせくしないイメージがある。

ブラジルやペルーでも、昼間から街角でビールを飲みながらマージャンみたいな
ゲームに興じるひとたちや、家の前に座って行き交うひとたちを見ているひと、
誰が買うんだろうと思われるような雑貨を広げて売っているひと…それでも皆、生活していた。
それは日本みたいに朝から晩まで働かなくても、野生の食べ物があったからだと思われる。
 広い国土、 豊富な資源、 人口。
いわゆる「BRICs」(ブリックス・「インド輸出 de カレー!」参照。)にほぼ共通している。

そんな南国・スマトラ島の珍しいカレーといえば、神保町にある有名店「共栄堂」。

HPによると、「スマトラ島は、インドネシアでカリマンタンの次,2番目に大きな島で、
西海岸沖の小さな島々とともにインドネシア共和国の一番西にあります。
赤道をはさんで北西、南東の方角に広がっています。(略)気候は熱帯多雨で、
島の多くは密林に覆われています。火山山脈が南北に島を貫き、クリンチ山、ムラビ山など
50以上の火山が点在しています。また島南部の深い熱帯林は、高さ50mにも達する木々
からなり、カブトムシやクワガタをはじめ巨大昆虫の世界有数の宝庫として知られています。」

う~ん熱帯おそるべし。
南国のカレーは、どこかフルーティで、辛さはしっかりしている。
スマトラ風カレーは、真っ黒の色と、苦味が特徴で、一度食べるとやみつきになる人もいる。
800円でカップポタージュがついてくるのも嬉しいし、何より共栄堂は注文してから
カレーが出てくるまで1分かからないのが素晴らしい。
急いでいるお昼に、またはのんびり古本探しをした休憩に、オススメの店である。

(写真/神保町「共栄堂」/ポークカレー/800円)

世界一 de カレー!

2007年06月24日 | 行った!お店カレー
こんな風にカレーブログをやっていると、
いろいろな口コミカレー情報が飛び込んでくる。

ある日、
 「マってカレー屋知ってる?」
と、聞かれて
 「は?マ?…え?」
と、トンチンカンな答えをしてしまったけれど、そりゃ無理はない。

口コミで教わったインドカレー屋は、その名も「マ」
私の知る限り、世界で一番短い名前のお店である。

マドラスのマなのか、マンダラのマなのか、マハラジャのマなのか…
で、とりあえず行ってみると…
看板には大きくかかれた「マ」の文字

横に長い店内には、インドの映画(もちろん踊ってます)が流れ、
ガッシリしたインド人店員さんが腕組みをして立っている。
たいていのインド料理店のインド人店員さんは片言のニホンゴで
とても愛想がいいのだが、「マ」では英語オンリー。
英語のダメな私はこんなとき、愛想でなんとか乗り切るのだが、
相手はちょっと手強い。あきらめて単語だけ英語をならべて、なんとか注文。

メニューは平均的。ラッサムなどはなかったので、北インド系かと思われる。
セットがあり、ナンかライスにカレー2種、サラダ、タンドリーチキン(on the ナン)。
特徴としてはナンがとてもさっぱりしていてバターのこってり感がない。
私好みのナンである。

セットの名前は「Aセット」とかではなく「マ・セット」という(ママじゃん!)。
あ、「ママ」のマなのかな。
それとも…?

ちなみに、私の知る限り、東京で一番長い名前のお店は
九段下の欧風カレー専門店「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」。
=「小さな火が燈った暖炉のある、フランスの田舎家」という意味とのことらしい。

ここでクイズ
世界で一番、短い街(市町村)の名前は「ツ(津)」ですが、
世界で一番、長い街(市町村)の名前、わかりますか?

(写真/白山「マ」/「マ」セット/1300円)

気になるその後 de カレー!

2007年06月21日 | 行った!お店カレー
人も変われば、街も変わる。

「メーヤウ」で2種類のカレーを食べ比べたあと(2枚の写真にご注目!)、
近所に住んでいると思われる学生たちが、夜歩きしている通りを
駅へと向かった。

何度となく、歩いた道だ。
「そのときの私は何を考えながら歩いていたんだろう?」と、
記憶をたどって思い出してみたけれど、

「休講は何をしてすごそう?あの子はヒマしてるかなあ?」
「○○スケ(いまの旦那さん)はバンドの練習おわったころかな」
「明日の朝ご飯どうしよう?」
「あ、バイト何時からだったっけ?」

なんてとりとめもないことばかりだった気がする。

その、バイトしていたお店がこれ。
駅のそばにある、



おそばやさん。…じゃない!

ここに「スパイシー」というカレーチェーン店があって、
私は2年くらい働いていたのだ。

しばらく前に行ったとき、シャッターが閉まっていて、嫌な予感はしていたけど、
やっぱりなくなって、今度は「五徳そば」というカウンターのそばやになっていた。

気になって後日しらべて見たけれど、どうやらチェーン店ではないらしい。
ちょっと先の交差点の向こうに「三徳」というスーパーがあるが、まさか
「三徳」が企画して、「四は縁起が悪いから、とんで五徳♪」なんてノリでオープン
したのではあるまいか(いえ、「三徳」はステキなスーパーです)。

写真にあるように、メニューにカレー丼、カレーうどんもあり、
「スパイシー」の後を意識してくれているのだろうか。
ともあれ、次回に立ち寄ってカレーの味を確かめなければ。

常連だったあのひとや、あのひとのためにも、がんばれ五徳~


(写真/早稲田「メーヤウ」/タイ風レッドカレー(ダブルカレー)/950円)

カオス理論 de カレー!

2007年06月20日 | 行った!お店カレー
カレーと演劇。
学生時代から今につながる、自己研究テーマである。

今月前半に、演劇を2本観に行った。
1本は、学生時代からたくさん観てきた少年社中の「slow」(←HPがかっこいい。)
もう1本は、その後輩劇団にあたる北京蝶々の「ドラマ進化論」(←友達が今でも所属中。)

少年社中がファンタジーでミステリーな内容が多く、ダイナミックな舞台なのに対し、
北京蝶々は日常にひそむ問題から、旬な社会問題へと発展させる社会派の作品が多い。
同じ劇団サークルから出発して、いろいろな色に分かれていくのが興味深く、
観る専門として、影ながら行く先を観察している。

さて、北京蝶々のHPを観たらこんなことが書かれていた。(以下抜粋)

『(北京蝶々という劇団名は)北京で蝶が羽ばたけば、ロサンゼルスでハリケーンが
起こるというカオス理論の法則から引用したものです。
カオス理論とは「複雑な現象でも単純な法則に従っていることがあり、
単純な法則に従っているものでも将来の予測ができないこともある」という考え方から
成り立つ理論です。
そこから「ささいなことがとんでもない結果をもたらすこともある」という結論が
導き出されるようです。
演劇活動は、社会活動の中でも比較的ささいな活動だと思います。でも、たとえ
演劇がささいな活動であったとしても、何がしかの影響を与えることができたらという
願いをこめて劇団名にしました。』

う~ん、難しくて頭がブレインマサラ※になりそう…※羊の脳みそのカレー
でも、作品を観ていると、脚本/演出の大塩氏の知識や問題意識、社会についての観察が
他の学生演劇より頭ひとつ、出ていると思う(もう学生じゃないのかも?としても。)

さて観劇のあとはお楽しみ、その街でカレーを食べる!(時にはリサーチ、時にはバッタリ)
この習慣は、学生のはじめの頃には定番化していた。
「カレー&演劇」の日は、今でもワクワクする。

というわけで。
北京~を観に行ったついでに、
久しぶりに学生に混じって、早稲田界隈で有名なタイカレーの店に行ってきた。

       「メーヤウ」     



入り口の看板。
第一文学部へ向かう途中の左手、わかりやすい建物の2階にある。

「メーヤウ」という店名は、タイ北部にある小さな村の名前らしい。
店内はキレイで、右手にテーブル席、左手に厨房を囲むカウンターがある。
カウンターに座ると、厨房が妙に高くて、頭の上でカレーが盛られている気分。
目の前のカベには、メニューのほか、こんな貼り紙が!



ライスの目安…少なめ、普通盛り、中盛り、大盛り、特盛り。
なんと「特盛りは約2合」! …うちの炊飯器は5合で、お茶碗8杯くらいだから、
2合というと、約3杯くらいだろうか。
それが同じ値段で選べるらしい。さすが学生街の人気カレー屋!

メニューは主に「インド風」と「タイ風」に分かれている。
インド風は、野菜、チキン(週替わりで激辛チキンカリー。)
タイ風は、グリーン、レッド(週替わりでパンプキン、カントリーカリー。)

タイカレーのお店と言っておいてインド風もあるとは納得しがたいが、
それもこれも人気の秘けつなのだろう。
メ-ヤウと言えば激辛のチキンカリーが定番?だった気がするけど、
純粋に食べてみたかったので、今回はよくばって2種類のカレーが選べる「ダブルカレー」で
インド風野菜カレーと、タイ風レッドカリーを選択(冒頭の写真は前者)。

野菜カレーの方は、サラサラで色は濃いめ、大きめの野菜が入っている。
ここ何年かインドカレーを食べ歩いてきたためか、なんだか主張があまり感じられず。
まだ行ったことがないけれど本場の味に近くはなさそうだ。

夜10時、カウンターの隅っこで一人カレーをすする。
その横ではサークル活動帰りらしき10数名の学生たちがわいわいしている。
彼等の目には私はどんな風にうつっているのだろう。

まだ学生に見えるかなあ?(笑)

(つづく)

※メーヤウについて詳しいサイトがあったので、実態を知りたい人はこちらをどうぞ
 「メーヤウな午後

(写真/早稲田「メーヤウ」/インド風野菜カレー(ダブルカリー)/950円)

コラボde カレー!

2007年06月18日 | 行った!お店カレー
前回のような
「スタバでカレーパイが発売された」
「私はカレーが大好きだ」
「だから、私はスタバに行った」

というように3つの文で構成される論法のことを「三段論法」という。
1、2つめの文は理由・根拠を表し、
3つめの文は結果・結論を表す。

週末にライブに行ってきた。
またか!と言われそうだけど、行かないわけにはいかないライブだったのだ。

というのも、
ギター de カレー!」で書いたおおはたさんのライブに
カーニバル de カレー!」で書いた曽我部さんがゲストで来るという。

だから私は行かないわけにはいかなかった。(なんとなく三段論法風。)

渋谷の道玄坂あたり、DUOという会場までの道のりを女性ひとりで歩くのは
ちょっと勇気がいるけれど、それでも見たい!という気持ちの方が大きかった。

ライブは、弾き語りだけでなく半分はバンド形式で、「songbook」以前のアルバムからも
2~3曲ずつ。「ほら、夜が明けますよ」→「2つの朝」という流れはすごく良かった。
曽我部さんは中盤に登場し、このライブのために書き下ろしたという2曲と、
前回のサンババージョンとは違う「魔法」をおおはたさんとダブルギターで演奏。
この時、曽我部さんはアコギ、おおはたさんはエレキという
いつもと逆な感じが新鮮だった(曽我部さんとアコギも昔からの仲でしょうけど)。

アンコールでもう一度曽我部さんが登場し、今度はおおはたさんの「いつもの珈琲」を
一緒に演奏。コーヒーつながりでサニーディの「コーヒーと恋愛」とかやらないかなあ
と思ったりしたが、さすがにそれはなかった。

さて、終わったあとに出口に向かいつつ、CDを横目でみていたら、
あれっ、売っているのは曽我部バンドのベースの方では…?
と思ってちょっと話しかけてみた。

「あの、スパゲティが得意なんですよね?」(←唐突ですが、この前のライブで話してた)
「あ、それは僕じゃなくてギターです」
「(しまった~!)あ、ごめんなさい」
「でも本当うまいんですよ」
「下北の、どのあたりにあるんですか?」

…と、そのギターの人が料理しているというカフェの場所を聞いていたら、
「ブーフーウーって分かる?」と、聴きなれた声が。
あまりに自然に会話に入ってきたのですぐ分らなかったけど、曽我部さんだった。
「ブーフーウー?あ、分かります!」
「その上にあるの。【シティーカントリーシティ】、略してCCC。」

と、気になっていたそのお店の名前も、曽我部さん本人から聴けた。
ここではROSE RECORDのCDがあったり、たまにライブもあるらしい。
そして何より「スパゲティが悲しくなるほどおいしい」らしい。
今度ぜひ行ってみたい。

長くなっちゃったけれど、今回の写真はたまたま入ったお蕎麦屋さんで食べた
「きしめんとカレー」。カレーはどのメニューにも+300円で付けられる。
めんが食べたくなってお蕎麦屋に入ったものの、メニューにカレーを見つけてしまい
ああ、どうしよう…という状況にもちゃんと対応している。
きしめんとカレーのコラボもまた、素敵だった。

(写真/東北沢「???」/きしめんとセットのカレー/300円)

論理 de カレー!

2007年06月15日 | 行った!お店カレー
「論理的とは」何か。
ある事件をきっかけに、ずっと、こっそり考えている。

今までは論理とか、理論とか聞くと、すぐ眠くなるからイヤだったけど、
大人になるにつれて、話が論理的にできるとカッコイイんだなって思うようになった。

相手の分かるように論理的に話せると、説得力があるように聞こえる。
説得力があると、仕事もスムーズに運ぶし、自分の中でモヤモヤしていることも、
論理的に考えるとすぐにスッキリする(とはいえ、うまくいかないときもありますが。)

それんなとき、本屋で見つけた「13歳からの倫理ノート」(小野田博一著 PHP研究所)。
イラストがかわいくて、これなら私でも眠くならずに読めるかも、と買ってみた。

「30分で読めて、一生あなたの役に立つ」とあるとおり、ざーっと読めて、
目からウロコのこともいくつかあった。

例えば、

スタバでカレーパイが発売された」
「だから、私はスタバに行った」

この文は論理的か?

答 論理的ではない。

なぜかというと、「スタバでカレーパイが発売」という前の文と、
「スタバに行った」という後の文の間にギャップがあるから。
ギャップがある2つの文を「だから」という接続詞でつなぐと論理的ではない。

では、どうしたら良いかというと、ギャップを埋めるための1文を入れる。
それは、「私はカレーが大好きだ」という文。

すると、
「スタバでカレーパイが発売された」
「私はカレーが大好きだ」
「だから、私はスタバに行った」
となり、論理的な文章になる。

へえ~。

ただ、毎回これでは文が長くなるため、省略していいものは省略してもよいらしい。
「私はカレーが大好きだ」は、このブログを見てくれているひとなら、一目瞭然なので、
「スタバでカレーパイが発売されたから、私はスタバに行った」
でOKらしい。(良かった

ちまたにあふれる会話、文章も、このように「論理的か否か」チェックしてみると
けっこう、おもしろい。

あ、言い忘れたけど、スタバでカレーパイが発売されたから、
私は早速スタバに行ってきました。

(写真/「starbucks coffee」/キーマカレーパイ/400円くらい)

カルマ de カレー!

2007年06月13日 | 行った!お店カレー
朝の太陽がまぶしい。

午前4時ごろの空は、ピンクとも紫ともつかない不思議な色で、
新宿のビルがシルエットになって浮かぶ姿はまるで、
ニューヨークのエンパイアステートビルのようだ。
鳥のなく声、走り去る車の音、街はもう動き出している。

                      

なぜこんな時間に起きているかというと、夜にビールをのんで、
おいしくできたサラダがあって、ちょっといいお豆腐があって、風も気持ちよくて
今日も一日終わるなあ、なんて思ってたら…

どうやらそのまま…

気付いたら朝だった。

写真は、その夕食ではなく、先日行った「カルマ」というカフェの夜のカレー。
カフェとしても居心地がよく、旅やアート系の本や、若い作家さんの手づくり作品集などが
置いてあって一人でも楽しめる。
私がここを知ったのも、友達がここでカフェ個展をやっていたのがきっかけ。

夜は、カレーをはじめナシゴレンやオムライスなど、しっかりゴハンもいただけるうえ、
お酒のメニューも古今東西かなり充実している(手づくりのお酒も)。
3人で行ったのでいくつもお料理が楽しめ、こころきなくいっぱい話して食べた。
そしてケーキも食べたのに1人3000円以内。
旅行に来た気分にもなれる、オススメのお店!---

ただいま、午前5時30分。
やっぱり、もうちょっとだけ寝ようかな。

(写真/中野「カルマ」/五穀米のチキンカレー/?円)

ギター de カレー!

2007年06月11日 | 行った!お店カレー
もうちょっとだけ、音楽の話。

でも、その前に、ちゃんとカレーの話。
今年も、ダンチュウカレー特集が発売された。
特集タイトルも「カレーの歩き方」!発売日に即購入、息もつかずにページをめくった。

昨年のカレー特集で南インドのカレーが取り上げられ、紹介されたいくつかの店にも行ってみた。
今年のは、さらに南インドカレーについて現地情報満載で、思わずケララ州に行ったような
気分になってしまった。

それで週末、南インド料理を食べずにはいられなくなり、「ダバ・インディア」へ。
冒頭の写真はその、入り口。青い外観は、ジョドプールという青い街をイメージしているそう。

このレストラン、足を運ぶたびに驚かされるのは、インド人の客の多さ。
この日も、半分はインド人だった。



(ほら、まるで現地のレストランみたい!)

休日のランチタイムに行ったところ、「ランチミールス」というコースがあり、
バナナの上に盛られた数種類のカレー、ライス、パパド、プーリ、デザートで1600円。

カレーは南インドでよく食べられているというラッサム、サンバルに始まり、
シナモンの効いたチキンカレー、ココナツ風味のエビ、じゃがいも中心の野菜カレー。
何と言っても、ライス、ラッサム、サンバルがお代わり自由なのが素晴らしい!
キッチンの入り口でドーサを焼いているインド人のシェフが、ウロウロしながら
勝手にライスをのせてくれたり、ラッサムをついでくれたりする。
きっと、現地はこんな感じなのかなあ~。



ミールスが運ばれると、会話がなくなり、無我夢中。
(うちの旦那さん、おいしいと左手が自然に「グー!」になるのです・笑)

お腹いっぱい、気分も最高。毎日でも通いたい…と思いつつ、地下鉄に乗って
神楽坂へ。
というのも、おおはた雄一さんの全国行脚、東京会場の抽選が当たり、
限定20名が、神楽坂の料亭の和室でおおはたさんの生演奏が聴けるという、
南インドランチ以上にぜいたくな時間が…(幸せすぎて泣きそう)。

おおはたさん、隣の部屋からふすまを開けてボブ・ディランの「 Blowin'in the Wind」で登場。
最近のミニアルバムから数曲と過去のアルバムから「サカナ」「不思議なくらい」、
そしてクラムボンがカバーした「おだやかな暮らし」をすべて目の前で弾き語ってくれた。

ボザノヴァにあこがれて(前回)ポルトガル語とギターを始めたものの、
クラシックギターではなく、アコースティックギターのサークルに入ってしまい、
「ま、いいか」とそのままなんとなく生きてきた私にとっては、
おおはたさんの演奏は、絶対に手のとどかない域であり、尊敬とため息。

でも、この日のシチュエーションは、まるでサークルの合宿で、みんな揃ってまるくなり
前のイスで一人ずつギターを弾いていくという形式と同じで、「おおはた先輩」のソロ
かなと思ってみると、親しみがわいてますます尊敬したりした。
(週番、またやりたくなてきたな~)

終わったあと、おおはたさんと少しだけ話せる機会があったのに、
緊張しすぎてうまいこと話せなくてちょっと、落ち込んだ。

ともあれ、素敵な素敵な素敵な1日だった。
「カレーとギター」。それにビールがあれば、休日は最高!

(写真/京橋「ダバ・インディア」/ホリディミールス/1600円)

スカイ de カレー!

2007年06月08日 | 作った!お家カレー
ひきつづいて、サンバの話題。

夏が近づくと必ず聴く音楽がある。
最近ではよくカフェで流れているブラジル音楽、「ボサノバ」。
50年近く前、アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトらが
サンバのリズムにジャズのテイストを取り入れ、確立させたと言われている。

サニーデイを聴いていた高校2年生の秋、
修学旅行で行ったロサンゼルスのレコード屋さんで、偶然、ボサノバに出会った。
記念品のつもりでジャケ買いしたCDが、ボザノバのコンピレーションアルバム
「REDHOT+RIO」という、エイズの拡大防止を訴えて世界各地から集まった
音楽家たちが参加したボサノバのアルバムだった。
(正確にはかなりテクノ系。ブラジル人アーティストに混ざって
坂本龍一さんの名前も、後になって見つけた。)

そんなきっかけでボサノバ、ブラジルに憧れをいだき、大学でポルトガル語と
ついでにスペイン語を習った。

この2つの言語は、兄弟みたいなもの。
同じ単語もたくさんあるし、文法の構造もよく似ている。
(もっと言えばイタリア語などもそう)

で、共通の前置詞「de」について。

「de」は英語の「of」と同じで、「~の」という意味をもつ。
毎回、ブログ記事のタイトルに使っているけれど、ほんとうは逆の使い方が正しい。
例えば、「カーニバル de カレー!」(←2007.06.07)をそのまま訳すと、
「カレーカーニバル」の意味になり、スパイスを体につけて街をねり歩くような、
目が痛くて涙がでそうなカーニバルということになる。

つまり、「カーニバルな気分で食べた(作った/考えた)カレー」を表すならば、
「カレー de カーニバル!」が正しい。
(でもあえて語呂を重視しているのは、「de」が日本語の「で」と同じ発音で、
「○○で カレー!」という日本語に聴こえておもしろいなあと思ったからだ。)

さて、先日、職場の後輩がプレゼントしてくれた日本航空のオリジナルカレー。
その名も「カレーデスカイ」!
「カレーですかい?」とかけているかどうかは、あえて聞くまい。
訳すと、「空のカレー」となり、文法的にも正しい。

味は、正当な欧風カレーで、深みのあるブイヨン、チーズのコクもしっかり。
さすがは日本で最大手の航空会社である。
そして特筆すべきは、箱のままレンジでチンできること。
市販のレトルトみたいに、いちいちお皿にうつす必要が無い。

海外旅行のおみやげついでに、成田で1つ買って帰れば、
家に帰ってすぐにカレーが食べられる。

「あ~やっぱり日本のカレーが一番」って、言うのかなあやっぱり。