すこし前になるけれど、旦那さんと2人でプチ京都旅行に行ってきた。
お目当てはカレー。
旦那さんは写真(を撮る)。
もろもろ便宜を考えて、宿は市内からちょっと離れた郊外にして
いつもの京都旅行では乗らないような電車にも乗った。
わくわくしながら路線図をながめていると、
「山崎」という駅がある。
「サントリーの山崎っ!」
京都の山崎というところでウィスキーが作られているのは知ってたけど
こんな場所に山崎蒸留所があるとは。
実は、3年前に同じくサントリーの白州蒸留所(山梨)に行って以来、
旅行や出張の行く先ざきにニッカの宮城峡蒸留所(宮城)、
余市蒸留所(北海道)などの蒸留所を見つけて
何気に日本の大きなウィスキー蒸留所を見て回っていた。
カレー食べ歩きの副業みたいな感じだ。
山崎蒸留所は、日本で最初にウィスキーが作られた場所でもあり
蒸留所めぐりの最後のトリデだったんだけれど
またまた旅行先でひょっこり見つけてしまった。
これは時間を見つけていくしかない。
山崎駅から蒸留所へ向かう道
サントリー山崎蒸留所入り口。
1923年に建設されて以来、ウィスキーが作り続けられている。
スチールポットという蒸留する装置。
いろんな形がある中でも
軽やかなウィスキーができる形。
かつて千利休がお茶を点てるのに用い
日本の名水百選にも選ばれている伏流水。
鳥取に源泉があるらしい
樽詰めされて、ひんやりした貯蔵庫で寝かせる。
使われている木によって樽の種類もさまざまあって
寝かせる時間と樽の組み合わせで無数のウィスキー原酒ができあがる。
それを絶妙にブレンドしてつくられるのが
「山崎」などの銘柄である。
どこの蒸留所でもガイドツアーというのがあって
30分くらいでウィスキーができる過程を知ることができる。
同じなようで少しずつ違うのもまた見学の魅力。
(たとえば、白州蒸留所は唯一「樽の再生(=リチャー)」を観ることができる)
もちろん最後には試飲(未成年と運転するひとを除く)ができて
思わず買ってしまうという流れ。
うちの父親は「娘からの土産といえばウィスキー」。
最近の親孝行になっている。
さて、京都にもどって夕食の時間。
今年の「dancyu」カレー特集号で紹介されていた
「プティ・ムッシュー Petit Monsieur」が気になっていて、この旅行で行こうと決めていた。
阪急京都線烏丸駅もしくは市営地下鉄烏丸線四条駅で降りて
北へ3分くらい。
赤いドアがかわいらしい外観。
キラキラしていてまるでイタリアンかフレンチに思える。
黄色をテーマにしたアールデコ風の内装は
南フランスのアルルにあるカフェをモデルにしているそう。
(ゴッホの名画「夜のカフェテラス Terasse du cafe le soir」で描かれている
カフェとのこと)
メニューもちょっとフレンチ風。
昼はカレーのみだけど
夜は前菜とカレー、シャンパンとカレーなど
組み合わせて楽しめるようなアラカルトになっている。
アペリティフセット…1800円
(野菜の前菜3種盛り合わせと
「ヴーヴ・クリコ」のグラスシャンパンがカレーとセットになっている。)
も迷ったけれど…
今回は「白カレー」(1200円)にしてみた。
きのこの入った欧風カレーに繊細に生クリームがかっている。
口に入れると、ワインの風味がして
まったりした辛さと酸味、ワインの風味が交互にくる。
インドのカレーとは全く違うと思った。
つけあわせの「季節の野菜」は京大根のピクルスだった。
化粧室の大きな鏡。
ピンク色の壁一面にパリの写真や絵が飾られていて
「ディズニーランドか!?」と思ったくらい。
このお店の内装は本当にこだわりを感じた。
ちなみに、その日の夜はマダムはいなくて
私と同じ歳くらいの若いシェフが一人で切り盛りしていた。
お話をうかがうと、シェフ少し前まで東京でフレンチの修行をしていて
昨年、故郷である京都に戻ってきたところ、まだカレーしか出していなかった
この店のマダムと出会い「夜にフレンチを出そう!」ということになり
今のお店の形になったそうだ。
笑顔がとてもすてきなシェフで
「プティ・ムッシュー」という店名はマダムの予言だったのではないかと
不思議な気分で、京都の夜の街へ出た。
(写真/京都四条烏丸「プティ・ムッシュー」/白いカレー/1200円)
お目当てはカレー。
旦那さんは写真(を撮る)。
もろもろ便宜を考えて、宿は市内からちょっと離れた郊外にして
いつもの京都旅行では乗らないような電車にも乗った。
わくわくしながら路線図をながめていると、
「山崎」という駅がある。
「サントリーの山崎っ!」
京都の山崎というところでウィスキーが作られているのは知ってたけど
こんな場所に山崎蒸留所があるとは。
実は、3年前に同じくサントリーの白州蒸留所(山梨)に行って以来、
旅行や出張の行く先ざきにニッカの宮城峡蒸留所(宮城)、
余市蒸留所(北海道)などの蒸留所を見つけて
何気に日本の大きなウィスキー蒸留所を見て回っていた。
カレー食べ歩きの副業みたいな感じだ。
山崎蒸留所は、日本で最初にウィスキーが作られた場所でもあり
蒸留所めぐりの最後のトリデだったんだけれど
またまた旅行先でひょっこり見つけてしまった。
これは時間を見つけていくしかない。
山崎駅から蒸留所へ向かう道
サントリー山崎蒸留所入り口。
1923年に建設されて以来、ウィスキーが作り続けられている。
スチールポットという蒸留する装置。
いろんな形がある中でも
軽やかなウィスキーができる形。
かつて千利休がお茶を点てるのに用い
日本の名水百選にも選ばれている伏流水。
鳥取に源泉があるらしい
樽詰めされて、ひんやりした貯蔵庫で寝かせる。
使われている木によって樽の種類もさまざまあって
寝かせる時間と樽の組み合わせで無数のウィスキー原酒ができあがる。
それを絶妙にブレンドしてつくられるのが
「山崎」などの銘柄である。
どこの蒸留所でもガイドツアーというのがあって
30分くらいでウィスキーができる過程を知ることができる。
同じなようで少しずつ違うのもまた見学の魅力。
(たとえば、白州蒸留所は唯一「樽の再生(=リチャー)」を観ることができる)
もちろん最後には試飲(未成年と運転するひとを除く)ができて
思わず買ってしまうという流れ。
うちの父親は「娘からの土産といえばウィスキー」。
最近の親孝行になっている。
さて、京都にもどって夕食の時間。
今年の「dancyu」カレー特集号で紹介されていた
「プティ・ムッシュー Petit Monsieur」が気になっていて、この旅行で行こうと決めていた。
阪急京都線烏丸駅もしくは市営地下鉄烏丸線四条駅で降りて
北へ3分くらい。
赤いドアがかわいらしい外観。
キラキラしていてまるでイタリアンかフレンチに思える。
黄色をテーマにしたアールデコ風の内装は
南フランスのアルルにあるカフェをモデルにしているそう。
(ゴッホの名画「夜のカフェテラス Terasse du cafe le soir」で描かれている
カフェとのこと)
メニューもちょっとフレンチ風。
昼はカレーのみだけど
夜は前菜とカレー、シャンパンとカレーなど
組み合わせて楽しめるようなアラカルトになっている。
アペリティフセット…1800円
(野菜の前菜3種盛り合わせと
「ヴーヴ・クリコ」のグラスシャンパンがカレーとセットになっている。)
も迷ったけれど…
今回は「白カレー」(1200円)にしてみた。
きのこの入った欧風カレーに繊細に生クリームがかっている。
口に入れると、ワインの風味がして
まったりした辛さと酸味、ワインの風味が交互にくる。
インドのカレーとは全く違うと思った。
つけあわせの「季節の野菜」は京大根のピクルスだった。
化粧室の大きな鏡。
ピンク色の壁一面にパリの写真や絵が飾られていて
「ディズニーランドか!?」と思ったくらい。
このお店の内装は本当にこだわりを感じた。
ちなみに、その日の夜はマダムはいなくて
私と同じ歳くらいの若いシェフが一人で切り盛りしていた。
お話をうかがうと、シェフ少し前まで東京でフレンチの修行をしていて
昨年、故郷である京都に戻ってきたところ、まだカレーしか出していなかった
この店のマダムと出会い「夜にフレンチを出そう!」ということになり
今のお店の形になったそうだ。
笑顔がとてもすてきなシェフで
「プティ・ムッシュー」という店名はマダムの予言だったのではないかと
不思議な気分で、京都の夜の街へ出た。
(写真/京都四条烏丸「プティ・ムッシュー」/白いカレー/1200円)