CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

ハワイアン de カレー!

2008年06月30日 | 行った!お店カレー
梅雨でうっとうしい日がつづきます。
調子はどうですか。

私はというと、いままで健康そのもので生きてきたんだけど、
先日、健康診断で初めて、ある項目が「B」になっていて目を疑った。

それは、

「血圧」

うちの家系はどちらかというと高血圧なので、

「ついに来たか!」

と思いきや

「低血圧」


正常値が、最高140未満、最低90未満のところ、
最高が89、最低が48というテンションの低~い結果に…。

そのせいか、梅雨になってから動きがにぶくなってきて、
歩く速度もスロウだし、食欲もいつもほどないし、しょっちゅう物を落としたりする。
どうも調子がでない。

ま、そんな時もあることだと割り切って、地味に日々を過ごすことにした。

地味な日々ながら、唯一楽しみなのはやっぱり、カレー。
うっとうしい空気をかきわけて、向かったのはハワイアンな雰囲気のお店
MUU MUU Diner」。
もともとは、ハワイ島コナ地方でとれたコーヒーの専門店で、東京には青山と御茶ノ水に、
さらに大阪や名古屋にも直営のカフェがある。

ディナーには一度行ったことがあったけど、今回はランチに行ってみた。
天井が高くて風のとおる店内は、テーブルやイスもナチュラル系で
すごく開放的。
カウンター席や中2階も含め、50席くらいある。

ランチメニューはというと、カレーのほか、ロコモコやプレートが充実していて、
どれも880円でドリンク付きという良心的なお値段(学生街だから?)

カレーは1種類だったので、迷わず「ハワイアン彩り野菜カレー」を注文した。
出て来たのは、こーんなにカワイイ木でできたパオナップル形のプレート。
ライスにはトロミのあるカレーに、目玉焼き、オニオンフライ(本当にフライしてある)
がたっぷりのっている。
「彩り野菜」は、じゃがいも、パプリカ、ナス、アスパラ、コーン。
(うんうん、色合い完璧です!)
さらに、マカロニサラダ、黄色いポテトサラダ、胡椒であえた福神漬けが付いている。

まさかこんなに盛り沢山のカレーが出て来るとは思ってなかっただけに、
嬉しいサプライズだった。
カレー自体はいたって普通なんだけど、品目の大さとコストパフォーマンスで

「満足感たっぷり」

血圧も気圧もあがるといいな。

(写真/御茶ノ水「MUUMUUDiner」/ ハワイアン彩り野菜カレー/880円)

お料理教室 de カレー!

2008年06月25日 | 行った!お店カレー
「カレーしか食べていないと誤解され」

いま、川柳がブームなのはご存知ですか?

昨年(2007年)が川柳の誕生から250年だったこともあり、
恒例になったサラリーマン川柳をはじめさまざまなコンテストが行われている。

先日は「食べ物を大切にしよう川柳」というコンテストの結果が発表された。
コンテストの主催は、全国にある料理教室の「ベターホーム協会」。

多くは教室に通っている人や、主婦の作品と思われる。
入選作をあげると、

「残り物もったいないと妻メタボ」

「期限切れパパの胃腸で試しちゃお」

と、サラ川(←サラリーマン川柳)と対になるような、
妻の日頃の悩みや、ひねった視点がきいている。

4月から、私もこのベターホームのお料理教室に通っている。
いままでずっと我流だったので、料理を基礎からお勉強…のつもりだったんだけど、
中級コースから入ってしまい、毎回そのスピードについていくので精一杯。

それでも、写真にある「今日のメニュー」が1から目の前で作られて行く過程はおもしろく、
人の手ってすごいなあなんて思ったりする。

ベターホームにはオリジナルの本やら調味料やら食品がたくさんあって、
ついついレッスンの後に買ってしまう。
最初から気になっていた、オリジナルのレトルトカレーが「今月のお買得」になっていて
これは!と即購入。

「ひよこ豆とチキンのカレー」を家で食べてみた。
しっかりした味付けで、かなり本格派。
ひよこ豆がかなりたっぷり入っていて、ホクホク感も十分
ルウは中辛~辛口くらいで、中村屋のレトルトカレーをもっと濃厚にした感じ。
1人前で300円(ふだんは330円)するだけのことはある。

ちなみに、姉妹品に「雑穀入りキーマカレー」もある。
どちらも6月中はお買得です(ネットショッピングも可。)

さて、冒頭はトダチーニョ作、「カレー川柳」でした(笑)
みなさんの「カレーにまつわる一句」大募集です!

(写真/「ベターホーム」/ひよこ豆とチキンのカレー/300円(お試し価格))

日々点々 de カレー!

2008年06月23日 | カレーエトセトラ
こんなふうに毎日「カレー」のことを考えて日々くらしていると
不思議なもので、全国のデパートや駅構内を点々としている
テイクアウトのカレーパンに遭遇したりする。
(お互い点々としている日々で、たまたま交わるのは、
まるで、月食もしくは日食みたいな感じに近いのかな?)

先日、出会ったカレーパン、その名は「カリーナン」。
とても違和感のあるネーミング。

実はこれ、パン屋でもカレー屋でもなく、「シュビア」というブライダル会社が
プロデュースしているオリジナルのカレーパンだった。

聞き慣れないので調べたところ、シュビアは、ウェディングセレモニーの企画
運営などを専門に展開している会社で、レストラン会場もあるらしい。
ある日、スタッフが「まかない」でカレーパンを作ってみたら
とても好評。パンは普通のではおもしろくないからと、ナンの生地にしたら
「いける!」とのことで、スパイスにもこだわり研究を重ね、商品化。
「シュビア名物カリーナン」として、結婚披露宴に欠かせない一品になる。
新郎がビールサーバーを担いでゲストのグラスに注ぎ、新婦がカリーナンを
ひとり一人に配るという演出が、大いに受けている、とのこと。

さらには口コミから火がつき「どっちの料理ショー」からオファーがきて、
メロンパンに圧勝したこともあるらしい。

ともあれ、「揚げたてが到着しました」と某駅構内で売っているのを見つけ
辛口と甘口を一つずつ購入。
降りた駅で早速、ぱくり。(どの駅前かわかりますか?なんてね)

たしかに、ナンが揚げてある。
ふつうのカレーパンの生地より厚くてもちもちしている。
中身は、こだわりのルウだけあって濃厚。甘さと酸味と辛みが拮抗している。
1つで充分おなかも心も満足できるカレーパンだった。

ちなみに、甘食も好きです

(写真/赤坂「シュビア」/カリーナン/150円)

お母さん de カレー!(その2)

2008年06月20日 | 行った!お店カレー
いつのころか、習慣になっていた家族行事がある。

それは毎年、5月に「母の日」&「母の誕生日」があるため
実家の母を東京に呼んで1日案内する、というもの。

そもそも、うちの母はテレビ東京の「アド街ック天国」が大好きで、

「神楽坂に行ってみたいわあ」「吉祥寺も楽しそうね」

と、行きたい候補が長年かけてたまりにたまっていたようだ。

今まで案内した街は、代官山、浅草、本郷、湯島、神楽坂…などなど。
この日には、2人の妹も揃って、女4人でわいわい買い物やグルメを楽しむ。
案内するとはいえ、母の知識も相当なので、結局先導されたりして。

で、今年は

「お母さん、東大を一度みてみたいわあ

とのリクエストだったので、本郷近辺を散策することに。
ついでに

「お昼は、おいしいカレーがいいな。インドじゃなくて欧風のほうね」

とのこと。(ちなみに母も、このブログを見てくれているらしい。ありがとう

「カレーならまかせて!」

と、まず案内したのがこのお店。
本郷3丁目からすぐの欧風カレー店「プティフ」。
過去に同じくテレ東の「TVチャンピオン」カレ-選手権で優勝したお店。
(でも、確か10年以上も前のはず。いまだに店の外や中にアピールしてるのもどうか)

このお店のすごいところは、ふつうの欧風カレーに加えてクリエイティブなメニューが
行くたびにどんどん開発されていること。
うちの母もかなりのクリエイティブ系なので、ちょうどいいと思った。

一部のメニューをあげると、
ビーフカレー(こだわりの国産牛使用 )1,050円
コーロカレー(黒豚のやわらか煮 )850円
チキンカレー(地鶏もも肉を使用 )850円
チーズカレー(とろけるチーズ )850円
エビカレー(天然小エビ使用 )850円
野菜カレー(厳選野菜を使用 )850円
きのこカレー(季節のきのこを美味しくソテー )1,000円

…と、このへんまでは定番の欧風カレー。
(カッコ内のそれぞれの説明がなんか頼りないけど。)

しかし、

薬膳カレー(無農薬の明日葉がたっぷり )1,050円
豆腐ステーキカレー(熱々の鉄板の上で特製豆腐とキーマルーがジュ~! )1,050円
ドライチャーハンカレー(カレーチャーハンとカレールーの絶妙なコンビ )900円
コーロカツカレー(大人気のコーロをサクサクのカツに♪ )1,100円
旬の魚ソテーカレー(八丈島より直送されてきた魚を使用 )1,050円
魚のつみれカレー(八丈島からの直送品 )850円

というような、「何でまた?」とツッコミたくなるようなカレーが並ぶ。
八丈島に思い入れがあることは、明日葉などからわかったけど。)

で、この日みつけたスペシャルメニューが、1日10食限定の
「昔なつかしカレー」850円。
定番はだいたい食べたので、私はこれを注文(妹たちは定番を押さえていた)。
ちなみに、ライスは玄米かバターライスか選べる。
今回は和風ということで、玄米をチョイスした。

しばらくしてきた「昔なつかしカレー」は、
ニンジン、玉ねぎ、じゃがいもと焼き鳥みたいな焼いたチキンが入った
やや甘口のトロミのあるカレー。

ってこれ、

「家でつくるバーモントカレーじゃん」

「1日10食限定」にダマされた気分。
妹たちの普通においしい欧風カレーをちょっとずつもらって、がまんした。
今回ばかりは「郷に入りては郷に従え」を身につまされた。
(いや、欧風カレーでチャンピオンとったお店でバーモントを出すほうが反則では

さて、その後は東大の赤門をくぐり、三四郎池、安田講堂などを見て回った。
私は2、3回目だったけど、確かに建物に歴史と威厳があってすばらしい。

「さすが、東大ね~。うちの娘も一人くらい通ってほしかったわあ」
無茶いわないでほしい(泣)。

その他、「スコス」という小さな輸入文具店を見たり、
金魚坂」という金魚屋さんがやっている喫茶店で休んだり。
文豪ゆかりの街なので、樋口一葉の使っていた井戸なんかも見られた。
母もすっかり本郷散策を楽しんでくれたようだった。

さすがに1日歩き回ってちょっと疲れたなあ、と思っていた矢先、

「さあ、来年はどこにしようかな

と目をキラキラさせている。
私のうまれつきの好奇心は、絶対に母ゆずりだと思う。
気が変わりやすいところや、いろいろ試したがりのところも。
それにガンコな旦那さんと結婚してしまったことも。

そんな母からも「夫婦がうまくいくコツ」について聞いてみた。

「相手のことを変えようとしても無理なものは無理。ダメなところも含めて認めること」

とのこと。

いや~勉強になりました。
これからも、私の良い先輩でいてください。


(写真/本郷「プティフ」/昔なつかしカレー/850円)

お母さん de カレー!(その1)

2008年06月17日 | 行った!お店カレー
そんなお父さんに、長い間つれそっているのがお母さん。

うちの旦那さんのお母さん、いわゆる私にとっての「お姑さん」は
とにかく明るくて、おしゃべりで、いつも笑顔でかわいらしい人。
趣味はピアノとクラッシックのコンサートという一方で、
グレイのコンサートに行ったりしている。

先月の母の日に、

「おかん、プレゼントに欲しいものはある?」

ってうちの旦那さんが電話で聞いたところ、

「絢香の最新アルバムが欲しい!」

と即答がかえってきた。

そんなお母さんの敵は、お店にある「段差」
たいてい歩きながらマシンガンのようにしやべっているので、
段差に気付かず、つまずいてしまうんだけど、
「あっ」と思うと
「バッターン」という音とともに顔から転倒していたりして、びっくりする

一緒に食事にでかけると、1回はかならずおもしろい発言があって、
いつも食事では笑いが絶えない。

ところかわって、御茶ノ水にある老舗洋食レストラン「小川軒」。
1階が喫茶と軽食、地階が本格洋食レストランになっている。
カレーは1階で食べられる。
店内は、品のただよう明るい雰囲気で、マダムの気軽なティータイムにぴったり。

ランチタイムに入り「ビーフカレー」を注文すると、まずはグラスに入ったミニサラダがきて
しばらくしてカレーがきた。
きれいな色のターメリックライスにはフライドオニオンとレーズンがのっている。
(ちなみに、ここの名物に「レーズンウィッチ」というお菓子がある
別の器で供されるルーは、欧風ならではのすっぱさと甘さと辛さがほどよいバランス。
ビーフも柔らかく煮込まれている。ちょっと高いけど、なかなかおいしい。

薬味にオリジナルの「はちみつマヨネーズキャベツ」、らっきょう、福神漬け、
そして「韓国唐辛子のチャツネ」があって、辛さの調節ができるようになっている。
少しだけ入れてみたら、かなり辛味が増した。
欧風×韓国風って新感覚!

ゆっくりできるし、お菓子のお土産も買えるので、お母さんをと一緒に行くのに
ぴったりのお店だと思う。今度、誘ってみようかな。

「夫婦がうまくいく秘けつは、いつまでも妻はかわいくいることだと思うわ。」

ある日、お母さんにいただいたアドバイス。
なるほどな~。
すごい勉強になります

(写真/御茶ノ水「小川軒」/ビーフカレー/1365円)

お父さん de カレー!(その2)

2008年06月15日 | 行った!お店カレー
あたりまえのことなんだけど、
結婚すると、親が増えたりする。
これって今までにない出来事だった。

テレビだと、お嫁さんがお姑さんやお舅さんを「お母さん」「お父さん」
って呼んでるけど、それがどのくらい実感をともなっているのか?
深いナゾだった。

それが、してみると意外に自然なことで、
会うたびに親しみがわいてきて、自然に「お母さん」「お父さん」って呼ぶようになれた。
私はまだ敬語だけど、同じころ結婚した友だちにはお母さんとタメ口の仲だよ、
っていう人もいるくらい。(私も…いずれそうなるのかしら?)

で、父の日にちなんで、お舅さんの話(「お父さん」と呼びます)。

お父さんは、顔はうちの旦那さんに似てるんだけど、性格はすごーくおだやかな人で、
おおらかで、いつも笑顔で、お母さんのこと大事にしていて、まさに理想の夫。
たまに、デパ地下のスイーツをプレゼントしてくれたりして、

「なぜこのお父さんにしてこの息子…」

ということがあるとかないとか(笑)。

そんなお父さんが、ある日一緒に食事をしていてこんなことを言った。

「ま、人生100%理想どおりにはいかないからね。80%叶ったら、十分幸せだよね」

「なんておおらかな!」

ハングリー系で育てられてきた私にとっては
その言葉は衝撃的だった。
80%叶ったら、それ以上は望まなくてよし。…
そんな考え方もあるんだなあ。

以来、何かを作るときなどにふと、「80%はできているから、よし」としたり
「これはどうしても100%を目指したい」としたり、
二人のお父さんの意見を上手に(←都合良くともいえる。)とりいれてやっている。

さて、父の日にオススメしたい今回のカレーは。


早稲田にある名店、夢民

いままではアクセスが微妙に悪く、最寄りの高田馬場駅からもゆるい坂道を上って
8~10分くらいかかっていた。
それが、この14日から「副都心線」の開通により、
西早稲田駅1分という、至便な場所に変わった。

早速、開通初日に乗ってみた。



案内はこんな感じ(池袋駅)。


ホームには各ドアのところに自動ドアがついている。
そこに貼ってあった開通のポスター。
(どうでもいいけど、半蔵門線がZなのがすき。)


車内の一部。
車両の間のドアがクリアだった。

さらに、山手線や中央線みたいにテレビがついていて、
今日は開通のCMばかり流れていた。
アナウンスの声が聞き慣れない若い女性の声で、いやされた。

で、夢民のカレー。
さらりとしたインド風のルー(スープカレーみたいな感じ)と一緒に
ほうれん草、ホールトマト、そしてスクランブルエッグなどが炒めて合わせてある。
久々に行ってみたら、「サマーカレー」という限定カレーがあったので注文。
辛さは1から無限で、2以上は追加料金。1が普通の辛さだという。

「サマーカレーにトッピングたまご、辛さは2で」

すると

「2っていうと、辛いですよ?」

と、奥さんにけげんな顔をされた。
1が普通なら、2くらいでけげんな顔しなくても…と思ったけど
前に来た時も、あまり愛想が良くなかったことを思い出して
有名店だとそんなものかなと思った。

こんなときも、「80%なら幸せ」モードでおおらかに笑顔で。

「はい、2でおねがいします」

でてきたサマーカレーは、ホールトマト、ナス、オクラ、ピーマンなどが
ルーと炒め合わせてあって、辛さと酸味、うまみ、苦味などが絶妙のバランス。
「インド風」とあるだけあってスパイスも効いている。
卵のトッピングも入れてトータルで950円とはなかなか安い。さすが学生街。
ただ、もうちょっと感じの良い店員さんなら、100点なのになあ。

副都心線の開通で新宿からも、渋谷からも、池袋からも1本で行けます。
父の日の日曜日は定休日ですがたまにはお父さんとカレーなんていうのも
ステキな過ごし方かもしれませんよ。

(写真/西早稲田「夢民」/サマーカレー/850円)


お父さん de カレー!(その1)

2008年06月13日 | 行った!お店カレー
今週の日曜日は何の日だったっけ?
そういえば…

母の日に比べて、忘れられがちな、父の日。
親元を離れた今では、贈り物を送ったり送らなかったりだけど
なるべく電話かメールで「元気?」と様子を聞くことにしている。

先日、実家に帰ったときに、ふとした話題から、こんな話になった。

「お父さんとお母さんは、お前を育てる時に気を付けていたことがある。」

「ええっ、何?」

「与え過ぎないこと。」

「何を?」

「例えば、おこずかいや欲しいものは100%与えないで80%にしておくこと。」

「あー(←心当たりあり)」

「そうすることで、どうしたら欲しいものを手に入れられるか考えるようになる。
子どもには、考える人間になってほしかった。」

そうだったのかあ…。ハングリー系で育てられたとは。
何気なく育てられてきたと思ってたけど、親には親の工夫や思いがあったんだ。
そろそろまわりにもママ・パパになる人が増え、「子育て」が身近になってきて
私もちょっと考えちゃうなあ。
80%方式を継承すべきか

                         

さて、先日ひさしぶりにロイヤルホストに行く機会があった。
ファミレスってやっぱり家族で行った数が一番多くて
ちょっとセンチメンタルになる。

そのとき食べたのが3品選べるディナー。
スープやサラダなどから前菜をひとつ、小さいサイズのハンバーグやスパゲティから
2つを選べるという豪華なコース。
そのなかに「ビーフカレー(ミニ)」があったので、迷わずカレーに決定
大きさは、ひとまわり小さめの80%。

「もうちょっと食べたい」

ってところで食べきれるサイズ。

「あーこういうことか」

と、父の言葉を思い出した。
しかし前菜でスープ、もう1品でハンバーグを食べたので、考えることもなく
お腹がいっぱいだった。

そして耳より情報。
来週の17日(火)からロイヤルホストでアロラさんのカレーフェアがあるらしい!
クイズに答えると、ペアで4泊6日のインド旅行が当たるとのこと。

これ当たったら、両親にプレゼントしてみようかなー。
(う~ん、行かないだろうなあ。)

(写真/「ロイヤルホスト」/ビーフカレー(ミニ)/コースで1000円くらい)


群馬 de カレー!?

2008年06月09日 | カレーエトセトラ
日曜日、前橋で行われた「ぐんま食育フェスタ2008」へ行って来た。
食育には前から興味があったんだけど、これから仕事でかかわれそうなので
とっても楽しみ。

さらに、このイベントは「地産地消(その土地でできた作物をその土地で消費すること)」を
提唱していて(その方が無駄な輸送費がかからないのです。「フードマイレージ」といいます)
「群馬の食材を使ったカレー」も食べられるという。
う~ん、ますます楽しみ!


やってきましたグリーンドーム前橋。
前橋駅からバスで15分くらい。
折りしも隣の公園で緑化フェスもやっていて花がたくさん咲いていた。


会場は100以上のブースがある。
これは上からみたところ。


牛のからだのしくみを模型で展示したブース。
どこから見ても牛と目があうのはなぜだろう


全国で作られた「食育カルタ」のブース。
子どもが楽しそうに遊んでいた。

主な来場客は、お母さんと子ども、近所の老夫婦、学校・保育関係者という感じ。
私みたいな若い女性がひとりの場合、小さい子どものいる主婦か栄養士を目指す人に見えるらしく
「食育検定」「食育スペシャリスト」「食育マイスター」などの資格が取得できる
講座から次々に声をかけられた(←たしかに興味あるんだけど)。

ひととおりブースを見終わって、たくさんの資料をもらったあと、
3階のコンコースで、カレー発見!


群馬で育てた豚を使った「tontonカレー」750円とある。

が、しかし。
その後ろにもっとレアな食事が…


学校の給食が試食できる!らしい。
しかも中学生の量が無料で。
迷う、迷うけど…地元カレーも食べたいし…

「試食の整理券、もうすぐなくなりまーす!」

との声に、今回はカレーをあきらめて、給食の試食を選択。
ま、これも仕事の一部ですからね。
(献立がカレーだったら一石二鳥だったなあ~)

その献立はこんな感じ(プラスチックの器がとても懐かしい)。

左上から時計周りに
・梅の香りサラダ
・うんまい牛乳
・豚肉のきのこソースがけ
・ふるさと汁
・ごはん

ここでちょっとトダチーニョの食育ワンポイント講座。 

和食の基本は「一汁三菜」もしくは「一汁二菜」とされていて、
ごはん+一汁(味噌汁など)+主菜(メインのおかず)+副菜(サブのおかず)という構成。
「三菜」の場合はつけものなどが付きます。
今回の献立も「一汁二菜」で構成されていて、これが和食の基本的配置。
ぜひ覚えておきましょう!


さて、整理券とひきかえに配膳されると、日直さん(小学生の兄弟が選ばれた)が

「みんなでいただきます!」のあいさつをかけ、

「いただきまーす!」

まず、箸を濡らすために汁ものから。
「ふるさと汁」は豚汁みたいな味噌仕立てで具だくさんの汁。群馬県が生産高1位のコンニャク、
生産高2位のしいたけを始め、ジャガイモ、ニンジン、豆腐、油あげ、長ネギが入っている。
やさしい味で、すごく体に良さそう

ごはんはすべて群馬産の「ゴロピカリ」40%と「コシヒカリ」40%「あさひの夢」20%の
ブレンド。名産「ゴロピカリ」は小学生が命名したとのこと。
冷めても甘味があっておいしい。お弁当に良いかもなあ。

副菜のサラダは、群馬県が生産高2位の梅、生産高1位のキュウリを使い、
ダイコン、ミズナ、ニンジンのせん切りと一緒に合えたもの。
さっぱりしていて夏らしい。

そして主菜。
これが、びっくりするほどおいしかった。
県内産の豚肉(ロース)は下味をつけてオーブンで焼いてあり、
ケチャプとチリソースをベースにし、しょうが、にんにくが入ったきのこのソース。
家で作ってみようと思う

給食をこんな見方(産地、バランス、作り方)で見たことがなかったから
大人になってから給食を食べてみるのってすごくおもしろい。
外食よりも安心できるし、献立も1ヶ月分でつくられるので、参考になるかも。

あ、そして給食といえば「牛乳」(もちろん群馬産)!
何年ぶりかにごはんと一緒に牛乳を飲んだら、あとでお腹がゴロゴロしてきて
この感覚も、懐かしかった。

                    

その後は「ぐんまの食卓、世界の食卓」というシンポジウムに参加。
パキスタン、中国、バングラディシュ、フィリピン、ブラジルなど出身のパネリストが
日本と各国の食文化の違いについてトークした。
みなさん日本語がすごく上手くて、尊敬。

お腹がいっぱいでうとうとしていたら「カレー」という言葉が聞こえて、目がさめた
バングラデシュ出身のホスネアラ・サルワルさん(女性)が、

「日本のカレーはどろどろしていて好きじゃない。家ではしょっちゅうバングラデシュの
カレーを作ります。でも、息子たちはいつの間にか(給食か?)日本のカレーが好きに
なっていて、私の作るサラサラしたカレーは食べてくれません」

と発言。おふくろのカレーが子どものスタンダードになると思っていたけど
一概にそうでもないらしい。不思議なもんだなあ。

すると、パキスタン出身のサヤド・アハマド・アリ・ニザミさん(男性)が

「日本は隠し味とかいって、カレーにリンゴやコーヒーやいろいろ入れ過ぎる。
3日煮込むとか、100時間寝かせるのも理解できない。
油に玉ねぎとスパイスでソースをつくって、新鮮な具をさっと入れて食べるのがおいしい」

と発言。確かに、インドでもカレーはさっと作るものだ。

まあ、良い悪いではないと思うので、自分の舌に合ったカレーを食べればいいと思うけど
カレーを食べ歩いている身としては「日本のカレー」以外も食べてみて
「へ~こんなカレーもあるんだ」って思うことが、国際理解につながると思う。


(参考文献:「カレーから考える食育」トダチーニョ著、食楽書房、2008年)
※もちろん架空です(笑)。

名古屋 de カレー!(その3)

2008年06月07日 | 行った!お店カレー
「食べだしたらキリンがない♪」
でおなじみのじゃがりこ。

あまりスナック菓子は買わないんだけど、一番好きなスナック菓子。

普段歯ごたえのないものを食べているからか
ザクザクした感じと歯ごたえが、あごとストレス解消に良さそうな気がする。
それから、味のバリエーション。
いつもあるチーズ味やサラダ味に加えて、期間限定でスパイシーチーズ味やバジル味が出て
そのたびについ買ってしまう。

さて、嵐のコンサート帰りに寄ったコンビニにて。

「わォ~!」(←まだテンションが高い)

東海地域限定の手羽先味を発見!
もちろんおみやげに買って帰り、早速あけてみた。


小袋が8個入っていて、4種類のパッケージがある。

左上から時計周りに、
「じゃがりこ、あいち(愛知)てまーす♪」
「みんなにジャチホコ(勝ち誇こ)れるおいしさ!」
「おいしいってば!さき(手羽先)に食べちゃうよ!」
「このおいしさ、まっシャチ(まっ先)に食べたい!」

と、お馴染みのキリンがコスプレしている。
面白いのは、箱の側面にいる「殿さまキリン」のセリフ、

「食べだしたら、キリンがにゃー」

…名古屋の人が「にゃー」とか「えびふりゃー」とか言うの、
まだ聞いたことがないけど、本当なのかなあ…。


さらに、先日、ひょんな場所で「東京限定カレー味」を発見した。
もちろん即買いして家であけてみたら、
小袋が8個入っていて、東京タワー、相撲、浅草、パンダの4種類のパッケージ。
さらにおまけ付きで相撲キリンのマスコットがついていた。(←これはいらない)




中の4袋はこんなパッケージ。

左上から時計周りに、
「この食感がたまらないっすもう」(相撲)
「食べ過ぎておなかパンパンダ」(パンダ)
「おいしいもん。かみなり門」(雷門)
「とってもうまかっタワー」(東京タワー)

ん?「東京限定カレー味」?
なぜ東京がカレー味なのだろうか?

カルビーの「じゃがりこ商品紹介ページ」で調べてみた。(以下、引用です。)

【華麗(カレー)なる東京バージョン。】
「食べだしたらキリンがない。」とじゃがりこのカップに書いてあるのはご存知ですか?
単なるダジャレのようで、実は「やめられない とまらない」でおなじみの
「かっぱえびせん」のように、末永~く愛されたい★というじゃがりこの想いが
たっぷりつまっています。
「東京じゃがりこ カレー味」は、そんなじゃがりこの想いを表した、
“キリンもよう”の「じゃがりこ」なのです。
味は、じゃがいもを使った料理の中でも人気の高い「カレー」をセレクト。
キリンのブチは、豚肉で表しました。豚肉のコクやうまみがたっぷりのカレー味は、
食べだしたらキリンがない味わいです。「東京」にちなんだキリンのおまけがついて、
いつでもあなたにつきっキリンです。

…ということらしい。
つまり、何味でも良かったみたいですね。もしかして、東京にインド人が増えて来て、
カレー文化が名物になりつつあるのか!なんて深読みしてしまった。
確かに、つぶつぶの見た目はキリンっぽくていい感じ。
味もとてもいいので、東京限定にするのはもったいないと思う。

ちなみに、東京/東海地方以外にも各地に限定があるらしい!

北海道「とうきびバター」
東北「ずんだ」
信州「野沢菜」
関西「ねぎ焼き」
瀬戸内「お好み焼き」
九州「明太子」

それぞれ、パッケージ(箱)の形が違っていて、たとえば「信州限定野沢菜味」は
漬け物の樽をイメージした丸い箱だったり、「瀬戸内限定お好み焼き味」は
テイクアウトに使われる箱をまねた形の中に、4袋が合わせてお好み焼きになるらしい。
う~ん、工夫されてるなあ。全部食べてみたいな。
(出張・旅行予定の方、トダチーニョへのおみやげは
地方限定カレーもしくは地域限定じゃがりこでお願いしま~す(笑))

もうひとつ、じゃがりこといえば忘れちゃいけないのが「デザインバーコード」。
「デザインバーコード」とは、「遊びゴコロをプラスしたバーコード」で、
バーコードの機能に支障がない範囲で、線を生かしたイラストになっている。
現在、じゃがりこ(一部を除く)に採用されている。
これもかなり種類があるみたいなので、注目してみては。

HPには占いコーナーもあって、ザクザク食べながら暇をつぶすのにもぴったり。
オススメです!(いいえ、回し者じゃありませんよ

(写真/カルビー「じゃがりこ」/東海地方限定手羽先味/640円)

名古屋 de カレー!(その2)

2008年06月04日 | カレーエトセトラ
カレーを食べた数時間後、向かった先は「名古屋ドーム」。
あららら、残念!
中日戦ではありません。
プラチナとも言われる彼らのコンサートへ。


名古屋ドームへと向かう。
99%は女性。そのうち80%が若い女の子。
どこからこんなに出て来たんだろう??ってくらい
駅から続く女の子の波、波、波。


ドームが見えて来た。
グッズ売り場が小さく見えている。

実は、抽選で申込んだチケットが名古屋会場だけ当たってしまった妹から、
「一緒に行かない??」

と、突然誘われた嵐のコンサート。

「ジャニーズのコンサートって初めてだし、ついていけるかなあ」

「大丈夫大丈夫、フリは教えてあげるから

「じゃあ、行く!!」

というわけで初のジャニーズコンサート体験へ。
まず、知識として知っておくことは

グッズは必須。うちわは黒字に蛍光で目立たせる。
色が変わるペンライトも定番。各ツアーごとに新しい形が発売される。
アンコールのかけ声は「ARASHI」×2…

それ以外は、ふつうのライブや野外フェスと変わりはなさそうだ。

ほぼ時間通りに開演。照明が消える。

「なんかドキドキしてきたよ…」

なんていうのも一瞬のこと、5人の登場とともに思わず黄色い声が
(注:カレーの食べ過ぎで声まで黄色くなったわけではありません。)

最近でたばかりのアルバムの雰囲気に合わせ、全体的にメルヘンチックで
ディズニーのアトラクションにいるみたいな気分
曲ごとに、舞台のセンターにいた5人が各地へ散って歌ったり、
ソロがあったり、いなくなったと思ったら衣装が変わって登場したりと
全然あきないように綿密なプログラムになっている。
アリーナ席とスタンド席の間には通路があって、ピカピカしながら
何やらエレクトリカルパレードの山車みたいなものがやってきたぞーと思ったら
1台1台にメンバーが乗ってこっちへゆっくり進んでくる!
スタンド席の前のほうだったので、かなり近いところまで近づいてくると…

「ホンモノだ~
「ニノが手ふってる~
「いま桜井くんと目が合った~

と、ついつい大興奮。
いや、女の子ならたいていこうなっちゃうと思う。
白いタキシードの松潤を近くでみたときは

「王子様っているんだな~」

と、本気で思った。
彼が上半身を脱いで歌ってたときは、失神したファンもいたのではないだろうか。
大野くんのなめらかなダンスや口ベタなMCには癒されたし
前のステージからバックステージまでサーフィンみたいにすべる相葉くんは
無邪気で底抜けにさわやかだった。

ともあれ、エンターテイメントのプロによる夢のようなひととき。
プロだなあって思ったのは、疲れているのにずっと笑顔を忘れないこともそうだけど
各地でバラバラで歌うとき、それぞれが各地で何百人のファンの視線を一手に引き受け
「ここは俺にまかせろ」
と、同じ目的のために責任をもってがんばっているところ。

チームで何かをする(社会人なら働く)ことって、こういうことなんじゃないかな。
それぞれが1つの目的(=ファンを楽しませること)に向かって
それぞれのやり方で自分の役割を果たす。
ねたみとか足のひっぱりあいなんてカケラもなく、お互いを信じて、ひたすら戦い
最後に「おつかれさま」と、笑顔でたたえ合う。
まさに侍みたいなスピリッツを嵐のコンサートで感じた。
「カッコイイ」のは顔や姿だけじゃない。
日本人がかつて持っていたスピリッツ。

王子様+侍。
女子はコレにほんとに弱いのだ

ともあれ、ひょんなきっかけをくれた妹に感謝。
持つべきものは妹です(笑)。

というわけで、黄色い脱線編終了です!
カレーの記事を楽しみにしていた方はゴメンナサイ。
嵐ブログになってしまうのじゃないかと思った方もご安心を。
次回からはいつものマイペースなカレーブログに戻ります

(写真/名古屋ドーム「ARASHI Marks 2008 Dream-A-live」/6500円)