CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

一期一会 de カレー!

2006年10月30日 | 行った!お店カレー
ひきつづいて、トダチーニョ's 御用達ランチ処の紹介です。
会社から徒歩20秒(うち階段7秒)の和食処藤の坊
これは会席料理店「いちの」の姉妹店。

「いちの」は、うっかりすると通りすぎてしまいそうな裏道にひっそりとあるが、
地下の入口を入ると…趣向を凝らした、黒を基調としたモダンな空間が広がる。
入社して初めての出勤日、先輩たちが連れて行ってくれた思い出の店。

スーツに身を包んだ初々しい私(日常ではめったにスーツは着ません
は、大通りからはずれた裏道にこんな店があるということに、
そして続々とランチに引き込まれていくサラリーマンやOLさんたちに、
「東京で働くってこと」を実感した。

いまでも「いちの」の前を通るたびに、やけに東京を意識している。
六本木ヒルズや東京タワーより、こういう場所に「TOKYO」を感じる。

さて、「藤の坊」には日替わり定食(1000円)のほかに、うどん、丼など
毎日5~6種類のランチがある。どれも量がたっぷりで、お腹がすいているときは
とってもオススメ。

カレーはこの日、初めて出会った。
さすが「いちの」の姉妹店だけあって、旬の野菜をたくさん使った和風カレー。
ほんのりした辛さもよく調和していたが、日替わりのため、次に出会えるのは
いつになるかわからない。

食との出会いも一期一会。日々大切にしていきたいですね。

(写真/水道橋「藤の坊」/野菜カレー/1000円)

サービス満点 de カレー!

2006年10月26日 | 行った!お店カレー
「ラクーア」のインド料理屋さんにパートのおばちゃんなら、
こちらは本場インド人の女の人がいるお店。

東京には、各駅停車レベルでインド料理屋さんがあって、
「本場インド人のシェフが作る~」という謳い文句も、最近ではナンてこともないが、
「本場インド人」はなぜか男性ばかりである。

シェフも、ホール係りもだいたいが男性。

米国で発行されるウェブマガジン「Hotwired」の記事によると、2001年の時点でインドの男女比は、男性1000人に対して女性が933人だそう。
インドでは昔から男子を望む傾向があり、「生み分けキット」なるものまで出回って
議論を呼んでいるようだ。

ついでに、気になってみたので日本の男女比も調べてみた。(総務省統計局2006年10月1日現在の概算値)
計算してみると…男性1000人に対して女性が1050人になった!
女性の方が、多かったんだ~。

で、話をカレーに戻すと、このインド料理屋さんには女性のホール係りがいて、
なんだか雰囲気もちょっとやわらかい。
たまにランチに行くのだが、ナンもライスもおかわり自由
この日注文した「レディースランチ」はおかわり自由ではなかった、けども、
ナンがもっと欲しいなあ~(;.;)って顔をしていたら、
ホール係りさん(男性)が「トクベツね~」って言って、たっぷりくれた。

(海外旅行でも、だいたいこれでイケます)

もしかしたら、女性の人口が少ない国ほど、女性に対してやさしい傾向がありはしないだろうか?

となると。
日本は女性のほうが多いなあ…


インド料理は星の数あれど、それぞれに個性あり。
レディにサービス満点の「サパナ」である。

(写真/水道橋「SAPANA」/ランチセット/892円)

アルコット de トーキョールー!

2006年10月23日 | 行った!お店カレー
「休日や仕事帰りにちょっと寄り道するのにオススメの店は?」
と聞かれたら、最近ではここ。

新宿3丁目から徒歩5分ほどの新宿三越アルコット
京王線沿線に住んでいるため、買い物は新宿に行くことが多い。

家のものは、ルミネの無印でたいてい事たりるのだが、もう少し探し物をしたい時や
グッズをいくつか見比べたい時は、やはり東急ハンズかロフトに頼ることになる。

で、最近知ってよく利用するのが、ここアルコットのロフト。
渋谷や吉祥寺のロフトより階数は少ないが、品揃えは遜色ない。
やっぱり何を買うにも、ある程度の種類が揃っていて便利である(でも、本当はハンズ派)。

で、ロフトに通ううち、アルコットにはけっこう色んなものがあることに気付いた。
洋服、靴、アクセサリーを何となくチェックしながら、エレベーターを降りると…

「カレーのにおいがする。

もちろん、そのまま吸い寄せられるように地下に降りる。
トーキョールー!」

これは、ご存知「スープ・ストック」というスープ専門店が、3年前に姉妹店として出した
カレー(よりもっと幅広く、ルー)の専門店。
ルミネや飯田橋のラムラにもあり、何回か足を運んだことがあった。

感心することは、若い女性の傾向・願望をとことん研究していること。

1 ルーは迷ったあげく2種類かけたい
2 ごはんは玄米とかターメリックライスがポイント高い
3 ちょっと変わったドリンクがいい
4 サイドメニューも気になる
5 同じカレーだと飽きるから日替わりがあってほしい

などなどをちゃんと踏まえ、メニューに「ハーフ&ハーフ」が用意され、
ごはんは五穀米かターメリックライスから選べる。
「ジャスミンティーシャーベット」みたいなちょっと気になるデザートもあったりする。
890円という価格も、「900円いくと、ちょっと高いよね」心理を押さえている。

同じフロアには他にも、若い女性が会社帰りにちょっと寄りたい店がセレクトされていて、
本屋で雑誌をパラパラしたあと、服を見て、夕食にカレー食べて、フレッシュジュース飲んで
明日の朝のベ-グルを買って、明日もがんばろうみたいな一人暮らしのOLが増えていることだろう。

それにしてもベーグル&ベーグルとドーナッツプラントはちょっとかぶっちゃったのでは?
ベ-グルの需要はそれくらい高いということなのか。
ベ-グル de カレーについて研究する価値もあるのかもしれない。
(ちなみに、ベ-グルなら、ベーグル&ベーグル派です)

(写真/新宿三越アルコット「青山フラワーマーケットからトーキョールーをのぞむ」)

ラクーア de カレー!

2006年10月20日 | 行った!お店カレー
「遊園地」、最近行ってますか?

ここLaQuaは会社から徒歩数分。
私にとって、休日に行くというよりも、平日に行くところである。

アジアン雑貨、スタバ、せっけんのLUSH、時計屋さん、マッサージ…と、いろんな店がある。
時間があるときにのぞいてみると、かなり楽しめる。
友達へのちょっとしたプレゼント、なんてお手のものである。
(ちなみに自分が使う日用品なら、もう少し先にある「後楽園メトロM」が向いている。)

さて、このラクーアにはひととおりのレストランも完備されている。
和食、ハワイアン、イタリアン、ラーメン、31、NEWSDELIなどなど。

特筆すべきはムーミンカフェだ。15年来のムーミンファンの私にとって魅力的なカフェ
なのだが、ランチは混んでいるうえ、パンとキッシュとサラダという軽食系なので、心が
満たされてもお腹が満たされないのが残念なところ…。
ムーミンについて私がこだわりたいのは、原画の雰囲気。トーベ・ヤンソンの描いた、
かわいくないムーミンやヘムルがいい。今では、キャラクター化され、かわいくなり、
ホワホワした色付けがされてたりするが、原画の深くて恐い色合いがいいのである。
もちろん、ムーミンファンの例にもれずスナフキンが大好きだ。

何よりも孤独を愛する。
思慮深く、多くを語らず。
ハープを吹き、ギターを弾き、
冬になると去り、春になると帰ってくる。

まさに私の理想なのである。

ムーミン論については一晩語れそうだが、ムーミンブログではなくカレーブログだったので
カレーの話をします。
(ちょっぴり後ろ髪ひかれつつ)

インドカレー「マハラジャ」のある2Fレストランフロアは、ぐるりと中庭のようにラクーア
の庭を囲んでいて、さながら海外の「モール」のような感じ。
ランチが日替わりで890円。カレーに小さいナンとライス、飲み物がつく。

特筆すべきは、インド人だけじゃなく、パートのおばちゃんが元気に働いているところ。
インドカレーの店でインド人は常識だが、おばちゃんがいる店はあまりない。

そういえば、平日のラクーアには、子ども連れの若い奥さんたちもいっぱいいて、
普段、地下鉄で通勤ラッシュの生活では、なかなかふれあえないような層に出会える。
こんな平日の過ごし方も、あるんだよね。

(写真/ラクーア「マハラジャ」/バターチキンカレー/890円)

鬼が島 de カレー!

2006年10月19日 | 行った!お店カレー
その日は
キルフェボンにタルトを食べに行こう!」
ということになった。
パーティの翌日、妹たちとのちょっとした打ち上げだった

が、さすがキルフェボン。
すでに2時間待ち…

ということで3人de 向かったのが、向かいのカフェ。
あれ、あの牛は…中目黒にある小粋な古本屋の看板牛だ。

その本屋に併設して、「Dragonfly cafe」というカフェがあったので入ることに。
(こちらは運よく、10分も待たずに入れた)

しかし、喜んだのも束の間。
スイーツ目的に表参道まで来たら、カレーに出会ってしまったときの苦悩やいかに。
3時もとうに過ぎていたので、
「これは夕食でもいいんじゃないか」ということに(私が決めた)。

でも、スイーツも食べたい。
サラダもいろいろ種類があって魅力的。
フライドポテトなんかも香草とサワーチーズが付いていて気になる。
ま、いっか!打ち上げだし!ということに(決めた)。

で、これが、特製「ドラゴンフライカレー」。
さらさらめのルーに大きいニンジンやれんこんがどっかりと乗り、
上にパリパリのおせんべい(インド料理のパパドかも。)。
なんとな~く、ドラゴンが飛んでいる様に見えなくも、ない。
昔よくやったゲーム「鬼が島」のラストシーンが脳裏をかすめたが、
ドラゴンフライって「飛んでいる龍」じゃなくて「トンボ」だったと、いまになって思い出した。

(写真/表参道「ドラゴンフライカフェ」/ドラゴンフライカレー/1000円位)

ウエディングパーティ de カレー!

2006年10月15日 | 作った!お家カレー
いままでたくさんカレーを作ってきたけど、一生思い出に残りそうなカレー!
このタマネギから、パーティに来てくれる友人40人分のカレーを作ります。 よーし

トントントン 

ザクザクザク 

…ポロポロポロ  

これだけ刻むのに1時間30分。
まるでタマネギ職人のような気分。

一方で、スパイス職人がスパイスの調合をしている。(これは、いつも夫の担当。)
どんぶりにいっぱいの大量の茶色い粉ができている。

さて、鍋に火を入れて、調理開始

インド風ひき肉と豆のカレー(40人分)
★オリーブオイル(大3)を熱した鍋に、先の大量タマネギ(16個分)と
すりおろしたにんにく、しょうが(各100ccくらい)を入れて弱火で1時間炒める。
★ひき肉(2キロ)、白ワイン(200cc)を入れて弱火で煮る。
★スープの素(15個)、ホールトマト(3缶)、レンズ豆(1缶)、
ひよこ豆(1缶)、空煎りしたスパイスを入れ30分煮込む。
★ときどきアクをとり、汁気がなくなるまで煮、塩、ガラムマサラで調整。

これが大まかなレシピ↑。
パーティの朝から作り始めて、16時の会場到着にギリギリセーフです!

ちなみに、先日は日本酒を使って、この4分の1の量でつくりましたが、
タマネギの量の違いからか、スープの量が単純な4倍以上にできたため、少しスープを
とりました。(これはこれで、後日カレーに使うつもり

大量のタマネギから、大量のカレーができました!
お味はいかがだったでしょうか??

ゲストの皆さん、協力してくれた友人、お手伝いに来てくれた妹たちに、心から感謝!
これからも私たちとカレーを、よろしくおねがいします☆

(写真/高円寺「SALON by marbletron」/自家製ひき肉と豆のカレー/)

チャイニーズ・レストラン de カレー!

2006年10月12日 | 行った!お店カレー
「中華」について考える。

ひとくちに「中華料理」といっても、その範囲はとてもひろい。
私は台湾どまりで本国にはまだ行ったことがないけど、
おそらく、中国においてもピン~キリで、ものすごい幅があるのではないかと思う。

日本にも「中華料理」は数多い。
地元のラーメン屋さんから、横浜中華街、銀座アスターみたいな高級なお店まで、
いろいろあるが、「上海料理」「北京料理」「香港料理」とか具体的な地名がつくと、
だいたい高級で、丸いテーブルで、コース料理というイメージである。

じつは海鮮ものがちょっと苦手なこともあり、あまりすすんで高級中華料理には足を運ばない
(そもそも運べない)のだが、特製カレーがある、と聞けば話は別だ

おなじみ神保町「新世界菜館」。
さすが神保町。高級中華料理店にまで、カレーをおかせてしまうのね。
一見すると、おふくろカレー系。ピリ辛いが、温泉玉子と一緒に食べるとまろやかになる。
中華料理の味は…するといえばするかもしれない。
インドのカレーもチキンが入り、中華もとりガラスープなので、鳥のだしは共通かも。
中国もインドもアジアだし。

余談だが、アジアを出て欧米にいくと、英語で「チャイニーズ・レストラン」となる。
この響きがすごくいい。
日本における「中華料理店」よりもなお、異国情緒を感じる。
そういえば、ロンドンにも、ニューヨークにも、サンパウロにもほとんどの国の大都市には
「チャイナタウン」がある。

この響きも、異国情緒でムズムズしちゃう。

(写真/神保町「新世界菜館」/特製カレー/900円)

ある週末

2006年10月11日 | 作った!お家カレー
ちょっぴり落ち着いた、この週末。
3連休ではなかったのだけれど、1日目は1人で買い物三昧(夕食:カレー)、
2日目は旦那さんと2人でカレー作り(お昼:またカレー、夕食:またまたカレー)。
(…あ、そんなにひかないでください:笑)

2日目のお昼のカレーは夕食のカレーづくりの研究のため、近所の名店 M's curryへ。
日曜日の12時すぎには、満席+2、3人の行列。
はす向いにある、週がわりになんでも安く売ってるお店(この日はタオル系)
のおじさんが、テイクアウトで
「何でもいいからカレーよろしく!」と言って注文して去る。

5分後、おぼんの上にはサラダ(ドレッシングかけ)とポークカレー、スプーンとフォークが
乗って、なんと店先まで出前している!なんてぜいたくなタオルのおじさん!

9月25日の「傑作ドレッシング de カレー!」でも紹介したけれど、
ここのサラダ、ドレッシング、ごはん、つけ合わせのキャベツがどれも最高!
で、今回もひき肉のカレーをいただき、大満足で店を後にする。

14時ひるさがり。秋の空は、なんて気持ちいいんだろう
のほほんとした気持ち de 家までちょっと遠回りに散歩する。

おなかいっぱい+いい天気+散歩=ねむい。
家の和室でちょっとひるね。zzz

16時、のそのそと買い物へ。
夕食のカレーはひき肉のカレーと決まっていたので、
ひき肉、トマト缶、ひよこ豆、ガラムマサラ、にんにく、しょうが、ナスなどを入手。
18時半にタマネギを切りはじめ、それが30分以上かかり、炒め始めたのは19時。

ここで、料理酒がきれているのに気付いて、キッチンにあった「八海山」を入れてみる。
果たしてこれが味を左右するのかしら。
あとは順に入れて煮込むだけなので、21時には「いただきます♪」

うん。なかなか、よくできた!
秋の自信作「日本酒入りひき肉カレー」なり。  

高幡不動 de ネパールカレー!

2006年10月09日 | 行った!お店カレー
高円寺→高幡不動。
たまたまですが、高でお寺がつづきます。
こんど「高」をテーマに高田馬場、高尾、高井戸と、巡ってみるのもいいかもなあ。

はじめて行く街は、たいがい本やネットにのっているカレーが目当なことが多いけれど、
今回は、耳よりなカレー情報&お誘いを受けての初、高幡不動。
地元の人に人気という、小さなネパール料理店(というより、小さなネパール食堂)へ!

こぢんまりした、たたずまいが何とも地元らしくていい。
白い三角屋根がカワイくて、思わず写真をぱちり。

メニューを見て驚いたのは、結構カレーの種類が多いこと。
チキン/マトン/野菜/シーフードのカテゴリにそれぞれ10種類ほどずらりと並ぶ。
迷ったあげく、コースのカレーとは別に、単品でも注文してしまった。
ネパールのカレーは全体的にクリーミーで、ナンも大きくチャイまでついてまんぷく☆

ところで、くつ下の、3足1000円もそうなんだけど、
インドカレーのコースもカレーを自由に選べたらいいのにと、前から思っていた。
40種類くらいあって、わくわくして迷ってやっと決めてみたものの、コースにできる
カレーは限られていることが多い。
ちょっと高いカレーなら+100円…でも全然かまわない。
でも、きっとそれじゃあ不都合があるんだろうなあ、商売的には。
高くつく…ってことなんだろうか。

(写真/高幡不動「ランザナ」/ランザナコース/1280円)

冥王星 de カレー!

2006年10月06日 | 行った!お店カレー
「3つめの惑星」という名前のお店のカレー。
正式には、「PLANET 3rd」という名前の、倉庫を改造したカフェである。

3つめというと…あっ、地球のことか!

この夏、冥王星が惑星ではなかったというニュースが流れ、冥王星が惑星から外された。
研究者の間では、前まえから冥王星を惑星とみなすことへの疑問があったらしい。
なんだか、映画を降板させられた女優のようでもあり、太陽系をこっそり観察していた、
どこか別の「なんとか系」のスパイのようでもある。

スパイといえば、スーパーカーの初期のアルバム「333(スリーアウト)Change!」
に、「PLANET」という曲があって、何気なく口づさんでみたら、ちょっと
冥王星の立場に思えてきて、とてもせつない。

   「どうせダメだよ 泣いてたって 愛をなつかしむだけさ
              今さらだよ そんな 今ならほら 言えた」

ストリングスの不協和音から始まり、ギターが一瞬入り、オーケストラに続くイントロも
壮大な宇宙を思わせる、でもせつない愛の歌である。

   「仲間どうしでもいいだろう? あの日と同じルールさ」

いやあ…せつない。

いずれにしても、冥王星が惑星の仲間でなくなるから、といって
地球のちっちゃな国にいる私にはどうというわけではない。相変わらずカレーを食べたり、
京王線にのったり、玉子焼きをつくったりしている。


(写真/高円寺「PLANET 3rd」/高円寺カレー/930円)