CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

みどりの日

2010年04月28日 | 作った!お家カレー
もうすぐ「みどりの日」がやってくる。
どうしても4月29日のイメージだったけど、2007年から5月4日に。
(4月29日は「昭和の日」になった)

国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、
「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」
日なのだそうだ。

でも、「みどりの月間」があることはいままで知らなかった。
期間は毎年4月15日から5月14日で、
「みどりの日についての国民の関心と理解を一層促進し
「みどり」についての国民の造詣を深めるための月間」だそうだ。

この期間中は「みどりの式典」を開催するほか、
「みどり」に関する各種行事等が全国的で実施されるらしい。
例えば、国公立公園の無料で開放されるほか、
国民が自然に親しむための各種行事等が各地で実施される。

また、みどりの日には普段は青色で印刷される「毎日新聞」の題字が緑色になる。
                                   (Wikipediaより)

と、いうわけで。

みどりの月間に合わせてグリーンカレーを作ってみた 



近所の業務用スーパーで発見。
30人分くらい作れるカップ入りペースト。


まず、鍋にココナツミルク(1/2缶=200ml)を入れて煮立たせる。


カレーペーストを加えてよく混ぜる


残りのココナツミルクと水を加えて煮る。


一口大に切った野菜やに肉を入れる
(この日はタケノコ、ピーマン、しいたけ、しめじ、豚肉)
弱火で火が通るまで煮込む。
ナンプラーと砂糖を入れて味をととのえる。


できあがり。

味は、どのペーストを使ってもさほど違いはなく、
作り方はインドに比べて超カンタン。
なので、よくカフェめしにタイ風グリーンカレーがあるといわけ。

「みどりの日には、全国どこでもグリーンカレー無料」

だったらいいのにな


(写真/神戸物産「グリーンカレーペースト」で作ったタイ風グリーンカレー) 

ありかなしか

2010年04月22日 | 行った!お店カレー
珍しく朝ごはんを食べていなかったので、お腹がペコペコだった。
注文してからすぐに食べられる店で、
女子一人でも入りやすい…といえば、「SOUP STOCK TOKYO」。

都会で働く女性の味方だ。

そのカレーラインナップにいつの間にか登場していた
「生姜(ガリ)と豚あご肉の煮込みカレー」。

そっか、ガリもしょうがだったんだよね。
だとしたら、カレーに入ってても合わないはずはない。

トレイにのせられたカレーを見ると、
見た目にはまったくガリの存在がわからない。

一口食べてみると、ルーはトマトベースで少し甘め。
豚のあご肉ってどんなのだろう?と思ったら、柔らかくてかつ弾力があった。
そして主役をはるくらい、レンコンが大きくてゴロゴロは行っていて、食べごたえあり。
ガリはというと…
たまに

「あ、いまの、ガリだな」

くらいの量だった。

しょうが好き女子としては、もっともっと入っててもいいなあと思うけど、
「ありかなしか?」
といわれたら
「あり!」かな。

そして、先日、別のお店のドリンクメニューで

「トマトジュースミルク(カレー味)」

というのを見た。
マスターいわく

「それマズイよ」←ならばなぜメニューに(笑)

だけど、よく考えたら…
家で作るカレーには、トマト缶も入れるし、牛乳も入れるし、カレー粉も入れる。
「ありかなしか?」
といわれたら…???

次回、おそるおそるためしてみようと思う。

(写真/「SOUP STOCK TOKYO」/生姜(ガリ)と豚あご肉の煮込みカレー/720円
※ただし、ランチはスープとのセットで850円)

発見!

2010年04月15日 | 行った!お店カレー
聖子ちゃんの歌に、「春色の汽車に乗って~」というフレーズがあるけれど
私のイメージする「春色の汽車」は黄色です


 
黄色
 
菜の花
 
総武線

千葉
 
シバ
 

と、いうわけで「サービスターリー」を食べに、
日帰り散歩をかねて春のチバ(の稲毛のシバ)へ行ってきた。

ところが、桜が咲いている時期なのに、なぜか木枯らしのような寒さ…。

「散歩とかムリ!」

「シバが駅の近くでよかったー」

駅から1分で到着。

「サービスターリ」とは、南インドのミールスに似て非なるこの店オリジナルのセットで、
カレー、サグ(ほうれん草ペーストなどの緑色のカレー)、ダル(豆のカレー)などを
ライスにぶっかけて混ぜて食べるという、かなり豪快な食べ物。

何通りもの組み合わせがあって、毎回迷うけど、今回はベジタブルのセットで
カレー=チキンカレー
サグ=高菜のサグ(+50円)をチョイス。
ベジタブルカレーダルスープヒンアチャール(野菜のピクルス)ライス
とメチ(チャイのことをこのお店ではこう呼ぶ)が付いて1200円。


これを全部かきまぜて豪快にかきこむべし!

単品でカレーを食べると、ちょっとボケて感じたり、しょっぱく感じるんだけど
全部混ぜるとちゃんとバランスがとれるんだなこれが。

「いや~まんぞくまんぞく

「ねえ、これ何だろう?」

「これは、もしや!!!」

テーブルのメニューのところにから出てきた1冊の文庫本。
東京カリ~番長の水野さんがブログに書いていた
「めぐる文庫」だあっ

イートミー出版というあまり聞かれない出版社から出されたこの本は
水野さんが尊敬するインド料理シェフをめぐって、取材して、そのルーツを探り出したという
自費出版本で、普通の書店では手に入らない。水野さんによれば、

「…インド料理の話ができるお店が、数は少ないけれど全国各地にあって、
そんなお店のシェフたちにもっと踏み込んだ話が聞きたい。
そう思って、日本人シェフのいるインド料理店をずっとずっと探し続けてきました。
そうこうしているうちに、ただ話を聞きに行くだけではなく、
ちゃんと取材して文章にしてみたいという欲が出てきて、
せっかくなら、その文章を他の日本人シェフにも読んでもらいたい、とも思うように……。
そんなことがキッカケで生まれたのが、小冊子「インド料理をめぐる冒険」です。」
(「カイバルに行くとどうしても」より引用。)

そして、「シバ」に置かれていたのは、まぎれもなく「シバ」の
柴崎廣さんについて取材した本で
奥付には、2010年1月25日に発行とある。
埼玉の「さらじゅ」、山形の「ナーランダー」に続くシリーズ3冊目だ。
存在は知っていたけれど、こうして手にとると「本物だ!」って感激してしまった。
取材した店にはもちろんのこと、
“インド料理を作る日本人シェフ”がいるお店(全国に約70店舗)にも
無料で送られているそうだ。
いわば、東京カリ~番長水野さんからインド料理シェフへの「応援歌」。

「発刊の辞」みたいなものもあって、マジ文庫っぽい。
カレーへの熱い執念が伝わってきて、やっぱり水野さん、すごい人だと思った。

春の寒さも、ふっとぶような熱さだった。

(写真/稲毛「シバ」/サービスターリ1200円+高菜50円)

さくらカレー

2010年04月05日 | 行った!お店カレー
東京の桜の「満開宣言(by気象庁)」が出されたのが4月1日。
例年よりも4日早かったそうだ。
そして早いもので、4日夜現在、すでに満開が散り始めている。
毎年のことながら、はかないなあ。

さて、お料理仲間のはまりえさんから
期間限定カレーがあるという情報をいただき、食べにいってみた。
目指したのは、東京駅 八重洲北口1Fのキッチンストリート。

八重洲北口の改札から、北自由通路を歩くと右手に「キッチンストリート」の入り口がある。
入ってすぐ右手に「ドンピエールエクスプレスカレー」があった。

このお店は洋食レストラン「京橋ドンピエール」の姉妹店。
京橋ドンピエールの人気メニュー「カレー」をメインに、東京駅構内に出店したようだ。
にしても、「エクスプレス」って付くことでかなりイメージが「安い、早い」に見える。
しかし、中をのぞくと

東京駅の中と思えない豪華な内装…そして執事、いやウェイターの制服。)

「こんにちはー。1人です」
「こちらのカウンターのお席にどうぞ」

と、案内されたのは、店内の中心にある大きな四角いテーブル。
ちょうど2人が向い合せに座れるほどの幅で、片側8名くらいずつ座れる大きさは
まるで…「貴族の晩餐会」。言い換えれば「壮大な相席」。
これってカウンターって言うのかな?(笑)
それほど混んでいない時間帯だったため、向かいに人がいなくて何となくホッ。
キッチンはオープンで、3名のシェフがせわしなく動き回っている。

さて、メニューを見ると、
「特製ビーフカレー」「ラタトゥイユカレー」「ホワイトカレー」などがある。
さすが創作好きの鈴木シェフ、型にはまっていない。
まわりの男性客はみんなビーフカレーを注文していたが
今日の目的は3月24日から4月4日まで1日限定50食の「さくらカレー」

メニューの説明書きによると、
「青唐辛子などスパイスをきかせたココナッツベースのホワイトカレーに
野菜の旨味をたっぷり加え、地中海原産の赤かぶ(ビーツ)で春らしい桜色にしあげました。」
とあり、まだあるか尋ねてから注文した。


「さくらカレー(チャイとのセットで1480円)」。
噂どおりのピンクのルーに、春キャベツ、ほうれん草、チキン、竹の子など
春の野菜がきれいにトッピングされている。このあたりはさすがフレンチ流。

で、味はというと

「意外に辛め!」

そして

「タイカレーの味!」

だった。説明をよく読むと、青唐辛子とココナツミルクとあり、しかも竹の子。
色は違えど、立派なタイカレーだ。
はじめは色に戸惑ったけれど、そうと分かれば抵抗もなく、味もちゃんとおいしい。
春気分で楽しくいただくことができた。


ちなみに、ピンク色のもととなった「ビーツ」をスーパーで探したらあった。
こんな大きなカブのようだ。(550円の野菜ってめったに見かけない!)


そして、チャイ。

「さくらカレー」には必ずセットになっていて、かつ、小さな器に入った
「特製カレー(=特製ビーフカレーのルーとのこと)」がチャイに添えられてきた。
丁寧に説明書きも渡され、以下のような説明があった。

「まず、チャイを一口お飲みいただき、その独特の香りをお楽しみください。
続いて、特別におつけした特製カレーを一口お召し上がりいただき、
すぐにチャイをお試しください。一口目とは違うた味と風味をお楽しみいただけます。」

「どれどれ…うん、チャイは甘くなくてしっかりした濃いチャイだ」

そのあと、「特製カレー」を一口食べてから、再びチャイを。

「あらー本当だ」

不思議なことに、一口目では感じなかったうまみが広がった。
カレーのうまみをチャイが舌に広げるから?
いや、ミルクが肉のうまみを際立たせるから?
など考えたけど、お店の人に尋ねたところ、
カレーとチャイに同じスパイスを使っているので、打消し合ってうまみだけが残るらしい。
へええー。

この「相殺することで残ったものを際立たせる」効果って、どこかで聞いたような??
なんかいろんな場面で使えそうだな、と思った。

※さくらカレーは限定のため、このブログがアップされた頃には終了していると思われます。
詳しくは、お店に直接お問い合わせください。

(写真/東京八重洲北口「ドンピエールエクスプレスカレー」/さくらカレーセット/1480円)