CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

インド×中華×ニッポン

2010年02月23日 | カレーエトセトラ
スーパーのカレー商品売り場。

たいていは「パスタソース」などのイタリアン系の売り場や
「かに玉」「ホイコーロー」などの中華系の売り場の近くにある。

その境目はハッキリしていて、「互いに干渉せず」という関係に見えたのだが
うっかり垣根を飛び越えてカレー売り場に乗り込んできた輩を発見。

ハウスの「マーボーカレー」。

曰く、

「りんご、トマトのまろやかな味わいのカレーに、
オイスターソースのうまみを溶け込ませました。
麻婆豆腐のあとをひくうまみをカレーに生かした味わいです
(裏面の解説より)」

ふ~ん…と思って買ってみたものの、
カレーなのか中華なのかあいまいなので
どんなテンションで食べたらよいものか、タイミングがつかめず
キッチンの奥で眠ること1か月。

やっと開ける日がやってきた。

インドなのか中華なのかあいまいなのがやや不安だったので
「よし、和の要素もプラスしよう」
と、納豆と刻んだネギもトッピング。
日中印の3か国融合である。


ジュワ~ン(←銅鑼の音。中華風に)

「レトルト食品に豆腐が入ってる!」

主な具は豆腐。
パケージ写真にあったものの、
豆腐(賞味期限が短いことで有名)が長期保存できたことに驚く。
うっすら茶色を帯びていて、煮卵のように中まで味がしみ込んでいる。

ルーの味は甘辛くて、すいすい進む。
ひき肉の代わりに入っている『粒状植物性たんぱく」なるものと
納豆がいい口当たりになり、ご飯との相性もグッド。

まさか中国人は麻婆豆腐がインド風になってるとは思わないだろうし
インド人はカレーが四川風になっているとは思わないだろう。
しかもニッポンで(笑)。

3か国のコラボ商品、ほかにも探してみたくなった。

(写真/ハウス食品「マーボーカレー」200円くらい)

おうちカレー後記。

2010年02月14日 | 作った!お家カレー
先日おうちで作った豚肉と野菜のカレー

「ふつうのルーで、ふつうに作った」と書いたけど
実はちょっと誤算があった。

野菜を大量に入れたため、
4人前のルーに対する分量の水では足りなくなってしまった。
で、6~7人前くらいの水を加えたら
「しゃばしゃば」になってしまったのだ。

そこで、何とかルーを補おうと、あれこれ思案。
はじめに浮かんだのは粉末のスパイスだけど
こういう「完成された市販のルー」を使ったときには、
後から入れても、逆に馴染まず浮いてしまう。
かといって、しょうゆや塩だけでは補える量じゃない。

そこで、冷蔵庫から調味料たちを総動員。

(写真:右から時計まわりに)
・オイスターソース(コク)
・しょうがジャム(甘さとしょうがの風味)
・粗引きカレーパウダー(カレー味と追加の辛み)
・トマトケチャップ(酸味とコク)
・サルサソース(つなぎとなる細かい野菜と酸味、辛み)

そして、増えた分の塩分をおさえるために、牛乳を。
いい感じにルーがまとまって、
市販そのままよりもずっとオリジナル感も出た。
自分でいうのもなんだけど、お店で出せるんじゃないかという出来だった

でも適当に追加したので

「もいっかいアレ作って」

と言われても二度と作れない
「一期一会のカレー」だったりする。

こう考えると、料理づくりって、
雑誌の編集とまったく同じだ。
それが面白い。


(写真/オリジナル「豚肉と野菜のカレー」) 

おうちカレー duet with チーズ

2010年02月13日 | 作った!お家カレー
まだまだ、たっぷり作ったおうちカレー。

3日目は、とろけるチーズをのせて、1分レンジでチン。
そしてバジルをトッピングしたら
これまた良い感じ

冷凍ポテトをフライして、塩をふっておかずに。
野菜はカレーにたっっっっぷり入っているので
これだけで栄養満点なのです。

ちなみに、とろけるチーズは小岩井のスライスチーズが絶品!

カレー duet with チーズ

(写真/オリジナル「豚肉と野菜のカレー」)

おうちカレーlovesカツ

2010年02月10日 | 作った!お家カレー
久しぶりにたっぷり作ったおうちカレー。

2日目は、カツをのせて、がっっっっつり。

1日目はややさらさら系だったルーが、一晩でまったりして
カツにちょうど良い感じになったのです

カレー lovesカツ

(写真/オリジナル「豚肉と野菜のカレー」) 

おうちカレー

2010年02月07日 | 作った!お家カレー
いまは、なかなか毎日おうちで料理することができないけれど
2~3日つづけて作れそうな週には「よしっ」とはりきって
野菜を買いこむ。

で、「温野菜サラダ」を作ったものの
はりきって大量に作りすぎ、翌日の朝も食べることになる。
このペースだとその夜も温野菜サラダになって

「…また同じおかず」

と、ぜいたくなことを言われそうなのが目に見えるので
2日目の夜、こっそりカレーに混ぜることにした。

作ったのは、いたって普通のルウを使ったカレー。
なのでレシピものせないけれど
具は、タマネギ、じゃがいも、豚肉(こまぎれ)、しいたけ
(ここから温野菜たち)ニンジン、ブロッコリー、カボチャ
となかなか豪華である。

「今日のカレーは具だくさんでいいね!」

「でしょーーー」

一件落着。




ただ、大量のカレーができてしまい…。

(写真/オリジナル「豚肉と野菜のカレー」)

フジ三角形

2010年02月03日 | 行った!お店カレー
映画「ユキとニナ」を観に、休みの日に恵比寿に行ってきた。

がんばって早起きして(休日なのに!)午前の回を観て、
その半券でクリームブリュレがもらえる!というカフェでの~んびりランチ。
映画がすごく良かったので、パスタも一層おいしく感じた。

で、久しぶりに写真美術館へ。
「日本の新進作家展vol.8 出発-6人のアーティストによる旅」
を観る。

こっちも機会があったらと思っていたので、ちょうど良いタイミング
30~40歳くらいの、いまもっとも脂がのっている写真家6名の「旅」をテーマにした作品が
それぞれ小さな部屋に展示されている。

冒険家でもあり、同じ年に大学に在籍してた石川直樹さんの
ファンなので、2つめの部屋に入るときはちょっと浮き足だった。
今回出展されていたのは1年くらい前に出版された写真集 「Mt.Fuji」のもので
富士山のイメージを180度変えちゃうような、迫力のある写真が迫ってくる。
と、地元富士吉田市の「火祭り」の写真をすそ野にし、だんだん頂上に向かって
三角形に配置された展示の仕方もおもしろかった。

石川さんの写真は、とても透きとおっていて、何にときめいてシャッターをきったかが
スッと伝わってくる。シンプルで、かつ情熱のある写真だと思う。

たまには一人で恵比寿もいいもんだ。

(写真/御茶ノ水「風夢堂」/チーズカレー/900円)