CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

ライジングカレー3

2009年08月27日 | カレーエトセトラ
2日目の夜からは、朝の5時まで夜通しステージで演奏がある。

私が日付けを越えたステージは、東京スカパラダイスオーケストラ。
フェスに行くとたいて出ているので、かれこれ4、5回目。
盛り上がるんだよね、スカパラ

BOHEMIAN GARDENという、奥のほうの小さなステージだったので
がんばって早めに行って前のほうにポジショニングをした

「ぜ、全然見えない!」

背の小さい私は、中途半端に前に行くとステージがまるきり見えない。
わかっていたはずなのに、はりきってやや前に行ってしまい、
音はよく聞こえるけど…やっぱり一目見たい!!

曲が変わるごとに、じりじりと後ずさりし(←ひとをかき分けて)
相下がったところで振り返ると、

「まだまだ、2人しか見えない!」

本当は、ドラム(元フィッシュマンズの茂木さん)が見たかったんだけど
今回はどうしても無理そうだ。

あきらめて、それなりに楽しむ。

その後はeastern youthを見て、キセルを見て、the pillowsで夜明けの
予定だったけれど、スカパラショックで体力と気力を消耗してしまい
テントに戻って爆睡…。

うっすら明るくなってきて目をさまし、テントから出ると
霧がかかっていて見たことのない光景だった。(トップの写真)



そして、ついに日の出(=ライジングサン)!
雲の間から赤オレンジ色のかたまりが顔を出した。

 「美しい…何年ぶりだろう日の出を見たのは」

これはけっこう感動した。
日の出って普通の生活でも見ようと思えば見られるのに
こうやって毎朝のぼっていることも忘れていた。

「♪ 信号が赤色でも~」

遠くのメインステージのほうからthe pillowsが聴こえてきた。
高校時代にハマっていたけれど、しばらく離れていたthe pillows。
行ってこよう!!

「♪ 拍手は一人分でいいのさ それは君のことだよ」

朝を迎えた感動と、なつかしさで胸がいっぱいになる



the pillowsは、売れない時期が長かっただけに、
「いつか、笑える日が来る。明日もがんばろう」的な歌詞が多くて
それが励みになる。(ちなみにブレイク前の初期の曲も、いい曲いっぱいある)
朝のボーっとした頭で、みんなじ~んと聴き入っていた。
(写真はアンコールを待っているところ。出演中は撮影禁止なので…)



というわけで、2日半にわたったRSR。
初テントや風に舞うナン、そして日の出と夏の思い出ができた。
カレーは徹夜したらもう一回くらい食べられたのになあ~。

次回は、RSR以外で食べた北海道カレーをレポートです!

(写真/朝霧につつまれるテント) 

ライジングカレー2

2009年08月26日 | カレーエトセトラ
2日目。本日も快晴

前の晩は、テントを設営したものの、ホテルに宿泊した。
(1日目は夜にあまりライブがなかったので)
お昼過ぎ、のんびりと麻生駅からシャトルバスで会場に向かい
自分たちのテントが無事なことを確認してから、ステージにくり出す。

とはいっても、2日目の昼間はこれ!というお目当てがなかったので
グッズ売り場を見たり、屋台をチェックしたりしつつ
横目(横耳?)でステージを楽しんだ。

さて、一番メインの「SUN STAGE」のほうにある屋台ブースには
いまどきカレーが多数出店。さっそくチェックチェック!


地元から出店らしきスープカレー。
オシャレな看板が目立っている。



グリーンカレーもあるアジアン屋台。
野外フェスのアジア料理は鉄板でうまい。
ひかれるなあ~。



「ヴィレッジレストラン」というインド料理。
装飾が凝っているけど、メニューは特に異常なし。




目玉焼きチキンカレー。
(親子丼ならぬ親子カレー。)




ふーむ。
どれもなかなか気になるなあ。
まだお腹すいてないから、夕食のときにまた来よう。


Green Oasisステージで「FLYING KIDS」を見たり
Bohemian Gardenステージで「North Shore Breezing」を見たりして
日が暮れるのをまったり待つ。
(この間、メインステージではユニコーンだったらしい。)

そして、日は沈み…

「さて、夕食だ~!」

「どのカレーにするか決めたの??」

 「まだ、迷ってます~。ん?あれは…」


         注 目



「ナンが風にゆられてる!!」

カレーの食べ歩きを数年やっていて、
初めて目にした衝撃のナン。
ナンって「のぼり」にもなるのね。

と、いう理由だけで(十分。)このお店に決定!


キーマカレー 500円
ナン 300円
サモサ 550円(2こ)

決して安くはないけれど、ナンの大きさも大きくて
キーマも悪くはなかった。


帰って調べたら、この「ヴィレッジレストラン」は小樽にあるらしい。
ただのインド料理レストランじゃないことが、上記HPから判明!
どこが「ただじゃないのか」あなたの目で見つけてください



 このブログのもとであるgooのシステムが変わったみたいで
   コメントが表示されない場合があります。私には読めますので、
   お返事もできますが、表示されるかどうかは不明です。
   解決法について、しばらく模索してみます。ご迷惑をおかけします。

(写真/グッズ売り場のTシャツコーナー)

ライジングカレー(その1)

2009年08月22日 | カレーエトセトラ
野外フェスでの楽しみの1つは、屋台。

私の場合は、とくにカレー。

もちろん、お店ほどたくさんメニューがあるわけではないし
味もそこそこの場合が多いんだけど、
それでもやっぱり「野外で」「生の音楽を聴きながら」食べるカレーには
普段とは違うおいしさがある

テントを設営して、ひととおりステージの様子もわかったら
いざ、屋台リサーチへ


「ラーメン屋台がやけに豊富!さすが北海道!」

「RED STAR FIELD」の前にあった屋台ブースには、ずら~りとラーメンが。
それもいいなあ~と横目にみつつ、「カレー」の文字を探すと…



ありました!
移動式のインドカレー屋がそのまま屋台に。
これなら設置の手間もないし、賢い。
メニューは特に異常なし。



その隣のネパールカレー。
SURYA」という小樽と旭川にある
カレー屋からの出店らしい。
メニューには「カレー焼そば」とあって少し気になる。
でも味は想像つくなあ。



スルーしそうになった中華料理屋台で
「カレー」の文字が!

中華でカレーっていったら、
神保町の「新世界菜館」くらいしか
聞いたことがなかったので意表をつかれた。
よし、1日目の夕食決定!


中華屋台の「薬膳カレー」600円。
トッピングに温泉玉子というのがうれしい。

いわく、ウコン、唐辛子、クコの実、高麗人参が入っていて
カラダに良いらしい。

ウコン(ターメリック)と唐辛子(レッドペッパー)はカレーの基本スパイスなので
入っていて当然なんだけど、
クコの実と高麗人参はなるほど他のカレーには入っていない。
食べてみると、マトン?みたいなひき肉のカレーでわりと辛く、
高麗人参の効果かなかなか特徴のある味だった。

ちなみに…


残念ながら、大きな「カレー」にも関わらず
ひかれなかったのがこの屋台。

「そば」「カレー」って、いかにも観光地とかにある
いまいちな食堂っぽい。
野外フェスにくる若者をターゲットにするなら、カレーならインドなのかタイなのか
あるいはおふくろカレーなのか何かとっかかりがほしい。

もしくは、何も特徴のないカレーでも「風と緑のカレー」とか
「大地のカレー」とか、キャッチーなネーミングにするだけでも変わるはず。
実際、それで味がふつうでも、まずくても、文句は言いません。
フェスでは「食えりゃいい」んですから。

ここだけ行列がほとんどなかったのは、そのへんじゃないかな~なんて
フェスまできてカレー屋の分析をしてしまう私。
おつきあいいただいたKさん、ひっぱり回してスミマセンでしたっ

次回につづく。

(写真/ステージをあらわす道しるべ)

サマーバケーション!

2009年08月17日 | カレーエトセトラ
夏休みを利用して、毎年北海道で行われている
RSR(ライジング・サン・ロックフェスティバル)に行ってきた

8月前半は仕事がピークだったのでこの旅はいわゆる「自分へのごほうび」
4日間、仕事からも家事からも解放され、羽をのばして遊びまくるぞー

帰省ラッシュで混み合う羽田から、さくっと札幌へ。
節約して船で…も考えたけれど時間がかかりすぎるため社会人にはなかなか無理。
学生はいいなあ。バイトして、フェス行って、友達つくって、恋もして。
まあ、社会人には別の楽しみかたがあるもんね

さて、札幌から、地下鉄麻生駅まで行き、麻生→シャトルバスで会場へ。
バスは全然待たずに乗れた上、満員でもなくてとても快適だった。


これがメインゲート。
チケットとひきかえに、ビンクのリストバンドと首からかけられる
マップ&タイムテーブルをゲットする。

「いよいよ来たぞー」感が一気に上昇


ちなみに、このマップ&タイムテーブルが見やすいかどうかが
個人的には大きなトピックスのひとつ。
フジロックARABAKIROCK IN JAPANと国内の主なフェスは一通り経験したけど
RSRのタイムテーブルは、色分けがくっきりしていてなかなか見やすかった。
先行特典でもらえた(?)肩掛けミニポーチの全面に透明ポッケがあって
タイムテーブルを折り畳んで手前が下になるように入れたら、ちょうど良かった。
ただマップがちょっと小さくて、夜になると暗くてアイコンが見づらいのが難点。




天気は上々。暑すぎず、雨ふらず。
風になびくこの旗はライジングベア(?)



何はともあれ、まずはビール!
初テント持参だったので、テント場まで移動中。
すでに演奏が始まっているステージもあって、どこからともなく
ギターやベースの音が聞こえてくる。



メインの「SUN STAGE」。
私の目当てバンドはあまり大きなステージではなかったので
暇があったらのぞきにいく感じ。
しかし、これだけの若者が一気に集うパワーには圧倒される。
「この情熱をほかのものに使ったら…」日本はすっかり変わるだろうなあ(笑)。



テントの野原には野生のアザミが咲いている。
アザミなんて、田舎にはよくあったけど、10年以上ぶりかも。

区分けされたテント場で慣れない設営に試行錯誤していたら
「おとなりさん」が声をかけてくれ、一緒に設営してくれた。
こういう出会いも、なんだか日常からかけ離れていて、楽しい。



ボヘミアンというかインディアンというか、流木でできたイスやら
キャンドルの灯りやら、そういうのがところどころに作られていて
自由に使えるハンモックを発見。
寝心地は、なかなか。




北海道らしい牧草のロール?がいくつか点在していて
ライブを見るにも、寝るにも特等席。



シートを敷いて、牧草に寝そべって音楽を聴く。
雲が流れて行くのをボーっと眺める時間なんて
東京のどこにあっただろう。
ああ贅沢…。


                  


1日目は、「toe」「bonobos」「真心ブラザーズ」そして
一番目当てだった「ハナレグミ」を中くらいのステージで。
やっぱり野外で聴くのは一番きもちいい!

ハナレグミ最新の「光と影」を初めて生で聴いて、ちょっと涙が出た。

誰にでも、目指すところに光があって、その裏にたくさんの闇もあるけれど
全部受けとめて行こうという、人の弱さを見つめた力強い歌詞。

「聴かせて欲しい 君の中にある 光と影」


                  



そのジーンとした余韻を抱えて人波に流れていくと
大きなステージからエレカシの「今宵の月のように」が聴こえてきた。

「いつの日か輝くだろう 今宵の月のように」


(ああ、来て良かった~。)


だいたいこんな感じで1日目が終了。
でも、何か忘れてないか?

そう、カレー。

次回はおそらく誰もやっていない「RSRカレーレポート」やります!

(写真/サンライズエリアからサンセットエリアへ向かう)

ナスのへた談義?

2009年08月10日 | 行った!お店カレー
入院してるおばあちゃんのお見舞いで
急きょ実家に帰ってきた。

                  

近所の病院に入院中のおばあちゃんの顔をみて
少し安心したけどやっぱり心配

その後、ひとりで家で過ごしているおじいちゃんを訪ねた。
90歳も半ばになるおじいちゃんは、昔から気丈でしっかり者で
健康への意識も高かったので、足腰も頭もしっかりしている。

孫たちひとりひとりに「仕事はどうか?」
「新しい家の生活はどうか?」など、しっかりした質問。
返って気がひきしまります。

そんなおじいちゃんが密かに庭で野菜を育てていて
「一人じゃ食べきれんから、好きなだけもってけし」と言ってくれた。
都会で暮らす私にとってはこんなにうれしいことはない

お言葉に甘えて…収穫どきのナスを10本くらいもらって帰ってきた。
ようし、今日はこのナスを使ってカレーを作ろう!


                  

レシピは、「dancyu」2009年7月号のP24にあった
香取薫さん(スパイス料理研究家)の「茄子と枝豆のカレー」を参照しつつ
ちょっとだけアレンジ(というか手抜き?)した。


おじいちゃんが庭で育てたナス。
半分は浅漬けにして、4個カレーに使う



ナスは一口大に乱切りして
塩小さじ1をまぶして5分おく



サラダ油をしいた鍋でナスを炒め
火がとおってしんなりしたら取り出す


別の厚手の鍋にサラダ油をしいて中火であたため
クミン小さじ1を入れて炒める



クミンの香りがでてきたら
みじん切りにした玉ねぎ(大1個)と塩少々を入れて
強火でこがさないようにしっかり炒める




15分くらい炒めて、玉ねぎが茶色くなったら
ターメリック小さじ1/2、コリアンダー小さじ1、
チリペッパー小さじ1/4を加えて弱火で1分炒める



めちゃいい香り!
水100mlを入れてふたをして5分煮る



はじめに炒めたナスと、ざく切りしたトマト(大1個)を
入れてざっくりと混ぜ合わせる


…と、ホントはここで完成なんだけど
味見をしたらやや物足りなかったので。


ナンプラーを隠し味に少々。

レシピでは、パクチーや針しょうが枝豆をトッピングしていた。
今回はなかったので省略。
小ねぎでごまかす。



ナスとトマトのカレー完成!



「おじいちゃん、もらって帰ったナスおいしかったよ~」


と、お礼を兼ねた暑中見舞いを書かなきゃと思いつつ
残暑見舞いの時期になってしまった。
パソコンが見られれば、このブログで報告できるんだけど
さすがに大正生まれのおじいちゃんは面倒らしい。

また近いうちに帰って顔みせようっと。

(写真/おじいちゃんの育てたナスのカレー)

ゴーヤカレーは口に苦し!

2009年08月08日 | 作った!お家カレー
そして、育てたゴーヤでカレーを作る日がやってきた

夏のこの時期は出張がかさなって、なかなかゆっくりご飯を作る時間もとれず。
冷蔵庫に残っていたキャベツも、そろそろ使ってしまいたい。

というわけで、今夜のご飯は「キャベツとゴーヤと豚肉のカレー」に決定!
たまにはスパイスの調合とか、そういうのも抜きにして市販のルーで
ぱっぱと豪快に作ることにした。



使った野菜たち。
おおきい玉ねぎに比べて、我がゴーヤのちっちゃくてかわいいこと(笑)



少量の油でゴーヤを色よく炒める。
(煮込むと色がカレーになじんでしまうので、最後にのせることにして)



ゴーヤを取り出してスライスした玉ねぎを炒め
すりおろしたニンニクとしょうがを加える。
(このへんは市販ルーのレシピを少しアレンジ)



大量の切ったキャベツを投入!



一口大に切った豚バラ肉と
大きめに切ったじゃがいもを加える。
豚バラはブロックを使うと断然おいしい!



レシピにはないけれど
10分くらいふたをして蒸し煮する。
キャベツはこんなにトロトロになって水分がでてくる



分量どおりの水と
特製ブイヨン(ルーについてたやつ)を入れる



いったん火を止めて、カレールーを割って入れる。
かきまぜて、溶かす



弱火で15分くらいコトコト煮る。
うっかり放置していたら底がすこし焦げたけど
このカレーの場合はそれもおいしさになるので結果オーライ!

「できました~」

「うわ、ゴーヤがのってる」



ゆでたまごとゴーヤをのせて
ビールをそえて夏っぽく

「いただきまーす!」

「ゴーヤ苦っ!ちゃんと一人前に」

「というか、このカレーすごいいけるかも(我ながら)」

ちなみに、使ったルーはハウス「The Curry(辛口)」。

ある材料で何とか作れるのが市販カレーのいいところ。
キャベツはすっかりルーに馴染んでわからないくらいだった。

今回のように時間がないなかでさくっと作るには、野菜を切る順番がポイント。
入れる順番に切るのはキホンだけど
じゃがいもはアクを抜くために先に切って水につけておいたりした。

それと、しょうがとニンニクは玉ねぎを炒めはじめてからすりおろすと
ちょうどいいタイミングになることを発見した。

うちのゴーヤも、喜んでいる(に違いない)

(写真/育てたゴーヤを使った手づくりカレー)