CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

ティファニー de カレー!

2008年08月30日 | 行った!お店カレー
すごい雨が続いています。
雷は大丈夫でしたか?

最近、うちのマンション(1DK~2DKメインでカップルが多い)では
カップルのトラブルが多発している。

下の階から火花が散ったかと思えば、別の部屋では男の子がドアから飛び出し
「もう二度と帰ってこないで!」と女の子が激怒していた。
うちも例にもれず、プチ家出騒動があったり…。
(翌日に仲直りしましたので、ご心配なく。)

そんな環境だったから、昨夜は大雨&雷が激しくなってきて、
うちのマンションに落ちるぞこれは!
と、本気で思った。

朝、家があってホッとした。

さて、しばらく旅行編だったため、日常編がたまってしまった。
やや過去に行ったものも、いろいろ出してすっきりしたいと思う。

というわけで、北海道のスープカレーのつながりで
職場に一番近い(多分)スープカレーの店「オードリー
数年前に「エチオピア」の隣にオープンして
満席で入れなかったり、行列に並び疲れた人を受け入れるべく
いいポジションを確立している。

この日は初めてランチで訪問。

【2種類のカレースープ】どちらかを選択。
黒◇たくさんの野菜と豚骨ベースのスープ◇
赤◇たくさんの野菜と国産鶏の手羽ベースのスープ◇
 
【スープカレー】全部で6種類。
野菜(ジャガイモ・にんじん・玉ねぎ・ピーマン・なす・ゆで卵・ブロッコリー) 800円
ビーフ(国産牛使用) 1300円
チキン(やわらかく煮込んだチキンレッグ入り。) 1000円
国産牛100%手ごねハンバーグ 1050円
豚しゃぶ(柔らかい黒豚ロースのしゃぶしゃぶ) 1150円
ロースカツ 1300円

【ランチドリンク】プラス100円でドリンクが付く。
中でも気になったのがこちら。

オッシー(カルピス風味のすっきりとしたドリンク) 15時まで

赤か黒か迷ったけど、黒ごまとか、黒豆とか、黒いものは体に良いと
聞いたのを思い出して、黒の野菜カレー+オッシーを注文。

で、食べてみると、まあ悪くはないんだけど味が少しぼんやりしていて
特に特徴が感じられない。
赤のスープを一口もらったら、こっちのほうが断然おいしかった。

オッシーは、ラッシー(ヨーグルトドリンク)とカルピスと牛乳を足して
3で割ったような白い飲み物。でも意外とサラッとしていて飲みにくくなかった。

ちなみに「オードリー」といえば「ヘプバーン」
私も過去に何作品か観ているけれど、彼女が映画に初出演してから60年
にもなるらしい。

すてきな映画は色あせない。

(写真/神保町「オードリー」/野菜カレー(黒)/800円)

北海道 de カレー!(その2)

2008年08月28日 | 行った!お店カレー
「北海道にまだ行ったことがない」
というと、かなりの確率でビックリされる。

このぐらいの歳になると、北海道と沖縄、そして広島・長崎は
経験済み…というのがスタンダード。修学旅行で行かなかったからか
恥ずかしながら、この中では沖縄しか行ったことがなかった。

ので、今回ひょんなことから出張で北海道に行くことができて
とてもうれしかった。

半分仕事のような半分観光のような状態で、余市から電車で札幌へと向かう。


(もちろんBGMは「世界の車窓から」)

               


札幌では、初対面の人と待ち合わせをしていた。
ある仕事をきっかけに知り合ったSさんは、車で駅まで迎えにきてくれていた。

「車えーと、はベージュです」
「私は茶色のかばんをもっています」

なんて情報を直前に交換して、出口を出てキョロキョロと車を探す。
お互い「あの人かなあ…」という雰囲気を探りつつ、軽く会釈してみると

「こんにちは!」
「(あ、やっぱりそうだ)こんにちは!」
「はじめまして」
「どうもどうも~」

なんか面白かった(笑)。

今回、北海道に行くことになってもしかしたら時間ができるかもしれないと
事前に連絡したところ、Sさんは私がカレー好きだということを覚えていてくれて

「じゃあ僕のよく行くスープカレー屋に案内しますよ!」

と車で案内してくれた。
それがコチラ。


アジアンバー「RAMAI」札幌北33条店。
駅から北へ車で10分くらいだった。


さっぱりした外観とちがい、中はまるで遊園地の
アトラクションみたい。
やや薄暗くて壁が迷路みたいになっている。
昼だか夜だかわからなくなる。

「RAMAI」はインドネシア系のスープカレー専門店。
メニューはというと…

<ヤサイ> ¥880 野菜いっぱい。ヘルシー志向の方にオススメ
<チキン> ¥980 じっくり煮込んだチキンはラマイの定番メニュー
<ポーク> ¥980 トロトロの柔らか角煮風。ラマイの準定番メニュー
<ウダン> ¥980 エビ天2本このお得感!天麩羅屋さんも号泣の一品
<タフゴレン> ¥980 さらりと揚げた揚げ出し豆腐とスープの相性が絶妙
<ブヒッ> ¥980 特選豚バラしゃぶしゃぶがスープと合うんです!
<ビーフ> ¥980 旭川店発祥の人気メニューを札幌の皆様にも!

気になるのは揚げ出し豆腐の「ウダン」と、
スープカレーでは珍しい「ビーフ」!
でも今までの経験上、欲張って最初から変わり種にチャレンジすると
それが本当にお店の味なのか、たまたまなのか評価しづらくなってしまうのだ。

で、ここは迷った末に一番上にあった
「ヤサイ」に決めた。

さらに、悩むのが辛さのチョイス
辛さは2コースあって、1つはカイエンペッパーとガラムマサラで辛くする一般的なもの。
もう1つは「ラマイチリ」というオリジナルの生唐辛子が入るもの(こちらは有料)。

ここも迷ったけど、初めてのお店ルール適用で
「ふつうの8」に(ちなみに「7」が常識的な辛党レベルとのこと)。

身の上話やら映画の話などしているうちに、きましたきました!


こちらが「ヤサイカレー」880円。

具はピーマン、にんじん、レンコン、ゆで卵、水菜。
それから素揚げしたカボチャ、じゃがいも、オクラ。
特に変わった野菜はないけれど、それぞれにベストの調理法で仕上げられている。

スープは辛くしたものの、もとが甘めなので「甘辛」という印象。
今まで食べたことのない味だったけど、スープカレーには違いない。
ライスは黄金色のサフランライスにバジルがかかっている。
インドネシアではポピュラーな「ナシクーニン」という調理法らしく
数種類のスパイスをベースにしたココナッツ風味のライス。
とてもスープと相性が良かった。


Sさんは揚げ豆腐の入った「タフゴレン」に生唐辛子の追加。
確かにちょっと色が違う!

インドネシアには行ったことがないんだけど、揚げ豆腐がカレーに入っているんだろうか。
といかそもそも、インドネシアに豆腐があるのだろうか?
海外で豆腐料理といえば中国の「麻婆豆腐」か台湾の「臭豆腐」くらいしか
思い当たらないけど、東南アジアにもあるのかなあ?

最後に、バリコーヒーを注文。
「エスプレッソのように細かく引いた粉を直接カップに入れ、
お湯を注ぎ、沈むのを待って飲む」とメニューにあったので
沈むのを待って飲んでみた。

「おおー粉っぽい!」

口の中がざらざらというか、どろどろするんだけど、コーヒーの味は
しっかりしていておいしかった。
これにハマって通うひともいるかもしれない。

たった数時間の札幌滞在はあっという間だった。
ざっと札幌の地形がわかるように回ってもらい、有名な北大も少し見ることができた。
道すがら幾つものスープカレー屋をみかけるたびに

「あのお店は5年くらい前からあって」

と説明してくれた。
地元とはいえ、Sさんはかなりのスープカレー通だと思う。
今度はもっとゆっくり来たいな~と思った。

今回の旅行で感じたことは「人のあたたかさ」。
仕事とはいえ、東京では感じられない人情にふれることができた。
旅の中で出会った人たちに感謝!

頭もお腹もかばんもいっぱいにして、羽田へと帰路についた。

(写真/余市の駅にて電車を待つ。)

北海道 de カレー!(その1)

2008年08月22日 | 行った!お店カレー
夜行船なんて乗ったの何年ぶりだろう。
中学生のときに八丈島に行ったとき以来かもしれないなあ。
朝、目が覚めてデッキに出たら、真っ青な海にトビウオが舞っていて
それはそれは感動したものだった(←山育ちですの

出張の1つ目の目的は終わり、もうひとつの目的地、北海道余市へ向かう。
青森に参加していたグループの旅行に同行させてもらった。

青森を深夜2時に出て、函館に着いたは早朝。
函館の朝市で海鮮丼を食べてレンタカーで北上!
途中、ふらりと温泉に寄ったり牧場に寄ったりして。
なんだか学生時代に戻った気分。

で、「そろそろお昼にするかー」という頃に通過したのがニセコ温泉。
温泉街なら何か適当なお店があるだろうと、窓の外をキョロキョロしながら進んでいくと

「あっ!」

山小屋ロッジ風の家の入り口に「ネパール」「カレー」の文字を発見!
(超いきたい!)
とは言葉に出さなかったけれど、カレー好きなことを公言していたため、
すぐにバレてしまった。(後で聞くと「見つけたときの目の輝きが違った」とのこと。)

「よーし、じゃあカレーにするか!」
「いいんですか!」
「やったーネパールカレーや!」
旅行でも一緒だったKさんと大喜び。

そのネパールカレーのお店というのがこちら
ビスターレ・カナ」。
「スローフード」の意味らしい。


ロッジ風の外観


と、思ったら冬はスキー宿泊客が泊まれるロッジだった。


これがメニュー。
何やらいろいろ書かれている。

どうやら4つのセットメニューがあるらしい。

ネパールカレー1580円
「ここだけの味!ポテト、野菜、チキン等、ネパールの定番カレー!」
チキンカレー、野菜カレー、ポテトカレー、サーグ、アチャール、ライス

ネパールカレーセット1980円
「お肉を選べてロティとダルが付いた本格派!」
上記にロティとダルがつく。カレーはチキン、ラム、ポークから選べる

ダルバートタルカリ1500円
「肉が苦手な方に…ネパールカレーの一汁三菜」
上記ネパールカレーのチキンカレーのかわりにダル

ネパールカレーニセコ風1470円
「じゃがいもで食べるネパールカレー」
上記ネパールカレーのポテトカレーのかわりにじゃがいも、ライスなし

4つめの「ネパールカレーニセコ風」とすごく迷った末、
「ダルバートタルカリ」に決めた。

ネパール語で
「ダル」=豆
「バート」=ごはん
「タルカリ」=野菜
だそうだ。


こちらがダルバートタルカリ。

写真で見づらいけど、左上からポテトカレー、中央が野菜カレー、右上がダル。
ポテトカレーはねっとりしていて、甘みがある。
ニセコは、じゃがいもの産地「羊蹄山」のふもとで、じゃがいもは農家直送とのこと。
ダルはさらさらしていてやさしい味。


野菜カレーには7種類の野菜が使われていた。
カレフラワー、にんじん、ブロッコリー、
茄子、アスパラ、ぜんまい
そして大きいのはじゃがいもかと思いきや、大根。
とてもセンスの良いセレクションだ。
スパイスはカルダモンが際立っていた。

カレーの下は左からアチャール、ライス、ほうれん草のサグ。
アチャールはサイコロ状の大根、にんじん、きゅうりがすりごまなどであえてあり、
辛くはなかった。

たまたま通りかかったお店だったけど、レベルが高くて大満足。
私だけでなく、みんなネパールカレーで盛り上がり、旅のムードも絶好調。
外は大雨だったけど、ニセコの日帰り温泉であったまり、目的地余市を目指した。


(写真/ニセコ「ビスターレ・カナ」/ダルバートタルカリ/1500円)

青森 de カレー!(その2)

2008年08月17日 | 行った!お店カレー
青森での出会いは衝撃的なものだった。
人との出会い、ねぶたとの出会い、大間マグロ、そしてカレーとの出会い(←半分食べ物;)。

前回の「マサラマサラ」が大ヒットし、これでも十分満足だったんだけど
その帰り道、即席カレー部のKさんと気になる看板を見つけてしまった。

それがコチラ

「カレーパーラーいしずえ」


書体も色も、超レトロ。

歩きながら、思わず目が釘付け。
「…パーラーって何やろ?」
「フルーツパーラー、とかは聞きますけどねえ」
「カレーパーラーって…????」
「かなり気になりますねー」

翌日は早くも青森最後の夜。
これは行かないわけには…と、時間の合間をぬって訪ねてみた。

「こ、こんばんはー」
「いらっしゃいませ。」

店内はパステルカラーの壁や机で、想像どおりというか、予想を裏切らないレトロな雰囲気。



マスターといったほうが相応しい寡黙そうな店長さんが
カウンターの向こうからやって来て水をおく。





テーブル上のメニュー。
カレーが4種類記載されている。

手造りカレー
目玉カレー
ハンバーグカレー
本格的高級カレー

やばい…。
つっこみどころが満載だ。
一般的には、「チキンカレー」「ビーフカレー」のようにメインとなる具が一番はじめにきて
そのあと「目玉カレー」となれば、上のカレーのベースに目玉焼きがのっているのかなあ、
と、見当がつく。(目玉っていうのも目玉焼きかどうか…。笑)それにしても…

「手造りカレーて!」
大阪人Kさんのそつのないつっこみが入る。

そして最も気になるのは「本格的高級カレー」。
「本格的インドカレー」とかなら、スパイスたっぷりのルーを使わないカレーかなあ
と、見当がつく。もしくは「高級ビーフカレー」なら高級な牛肉を使ってるんだなあと思える。
これじゃあ…

「意味わからんわー!」
Kさんも、私も完全にお手上げ。

「よくわからないから、聞いてみましょう。」

「すみませーん。あの、本格的高級って何が高級なんですか?」
「まあ、いろいろです(フフ)」

敵はてごわい。
これは注意しないとえらいことになりそうだ。
慎重に検討した結果、「手造りカレー」の甘口と「本格的高級カレー」の辛口を注文し、
その違いで分析しようということになった。



数分して来たのがこちら。
手前が「本格的高級カレー」で見た目は変わらない「手造りカレー」が奥に。
一見した違いは、サラダがついているかいないかである。

いよいよ「手造り」と「本格的高級」を交互に食べ比べてみる。
いずれもトロミのある欧風系。
チャツネのような甘さは、たまねぎだけじゃない何かをふんだんに炒めているのだろう。
このフルーティさは「パーラー」の名に負けていない。
「手造り」は辛くなく、「本格的高級」はちょうどいい辛さである。
でもこれは、注文を甘口/辛口にしたからの差にすぎない。
同じ甘口か辛口で比べたらベースの違いが分かったかもしれいないけれど、仕方ない。

と、突然スプーンにのったあるものが!
「あっ、エビ!」
「あっ、ホンマやー」
これが「高級」の正体だったのか。
最初から「高級エビカレー」と言ってくれればいいのに(笑)

お会計のついでに、気になったことを聞いてみた。
「ごちそうさまでした。あの、フルーティなのは…りんごですか?」
「まあ、いろいろです(フフフ)」

最後まで謎だらけだったが、なかなかの味に、ご満悦の帰り道だった。

青森の夜はふけていく。
これから夜行船で函館を目指す(これが初出張とは!)。

(写真/青森市「カレーパーラーいしずえ」/手造りカレー/700円)

青森 de カレー!(その1)

2008年08月12日 | 行った!お店カレー
「青い森にはよく似合う/小さな僕のプライドだよ」
                    (スーパーカー/「PLANET」より

と、ちょっとセンチメンタルな曲を頭に巡らせながら
新幹線で一人向かった先は青森県。

初めての長期出張で青森へ行ってきた。
ちょうどねぶた祭りの直前だったため、街はねぶたムード一色。
駅にも「ねぶた金魚」が天井からたくさん下がっていた。


ねぶた金魚。

さて、今回はそんな仕事の合間に訪れた、ご当地カレーを紹介します!
1件目は、泊まったビジネスホテルの隣にあったインドカレー屋。
(カレー屋の隣を選んだわけではありません、これも縁です!)


裏道でひときわ目立つ黄色い看板!
わかりやすく「インド系」な名前。テンションが上がります。

通路をすすむと…


黒板があった。

「本日のカレー」
ココナツキーマカレー
ポークビンダルー
チキンムグライ
南インド風チキンカレー


「このセレクションは!」

本州の端っこしかも裏道にあるカレー屋さんとは思えないくらい
マニアックで通なセレクション。
期待で胸がドキドキ…


エスニックムードたっぷりの店内。
中央あたりのテーブルに、パパドとスープとアチャールがセルフサービスで
置かれている。


パパドは冷めていたけど、スープは温かくて塩のさっぱりした味。
何ていうスープだったのかなあ。


タンドリーチキン、ライス、カレー1種類、チャイが付くセットがあった。
お仕事でご一緒したKさんと2人で行ったので、
ポークビンダルーと南インド風チキンカレーをそれぞれセットで注文した。

「楽しみやなあ~」

「ですね~」

大阪から来ていたKさんと会ったのは2回目。
仕事のことやお互いの日常のことなど、あれこれ話していると
10分くらいしてカレーが来た。
すごくいい香りがする。

「お~~これは、かなりいけてる!」

ポークビンダルーは、西のゴアで食べられている酢と豚肉のカレー。
前に一度本で見て作ったことがあったけど
東京でもなかなかお目にかかれない。
酢の入ったカレーというのは珍しく、酸味とうま味のバランスが難しいと思われるけど
ここのはすごくいいバランス。
豚肉もやわらかくて、言うことなしだった。
南インド風カレーは、スープ系のさらさらルーで、ミールスなどに入っている
チキンカレー。こちらはまあまあだった。

そういえば、メニューにナンがない。
ココナツキーマというのも、南系かなと思ったので日本人の店主に聞いてみた。

「あの…ここは南インド系がメインなんですか?」

「いや、別にそうではないです」

あ、そうなんだ~。
でもまさか出張先でこんな出会いがあると思っていなかった。

そして次の日も、Kさんと即席カレー部が発足。
出張っていうとしんどそうなイメージがあったけど、
しっかり仕事もして、食も楽しもうっと

(写真/青森市「マサラマサラ」/マサラセット(確かこんな名前)/880円)

ビアガーデン de カレー!

2008年08月08日 | 行った!お店カレー
「毎日暑い日が続きますが…」

って言葉がぴったりな今年の夏。
お元気でしょうか。

私の近況はというと…
暑い→ついつい夜にビール→眠くなりベットにゴロリ→気付いたら朝
みたいな毎日になっている。
これじゃあダメだなと思うけど、ついつい

ビールといえば、先日、今年初めてのビアガーデンへ行ってきた。
うちの旦那さんが学生時代にバンドをやっていた時期があって
そのメンバーと久しぶりに飲むというので私も仲間に入れてもらった。

学生時代の友達って、不思議なもので、あれからもう10年近くたつのに
全然ノリが変わらない。きっと、20年たっても30年たってもそうなんだろうな。
結婚前の名前で呼ばれるのも嬉しかった。

さて、初めて行った「京王アサヒビアガーデン」。
新宿駅西口の京王百貨店の屋上にある。

注文はチケット売り場でチケットを買うシステム。
金曜日だったこともあり、長蛇の列ができていた。

ビアガーデンの食べ物はあまり期待できないと思っていたけど、
こんなところでカレーを発見!

「シーフードサラダカレーソース」

たぷりレタスに、ミニトマト、スモークサーモン、エビ、イカリング、
そしてたたみいわし。
カレーソースは、カレー味のドレッシングみたいな感じで酸味があり、
シーフードによくマッチしている。

840円という値段は「イタリア料理か?」っていうレベルだけど、
カレー味のソースでビールが進む進む

他にも、
「カマンベール入りポテトもちとゴボウ揚げ」
「砂肝と茸の香草バター焼き」
「ドライベジタブルとゴロゴンゾーラチーズのディップ添え」
など、ちょっと凝った料理があって女性にもオススメ。

ちなみに今月11、12、18、19、25、26日にはジャズバンド演奏が
同じく14、15日にはハワイアンバンド演奏があるとのこと。
9月17日までオープンです

(写真/新宿「京王アサヒビアガーデン」/シーフードサラダカレーソース/840円)

日本酒 de カレー!

2008年08月04日 | 行った!お店カレー
「夏はビール、そしてカレー!」

と毎年騒いでいるけれど、それ以外のお酒との組み合わせって
あまり語られているのを聞いたことがない。

カレーもお酒も、作る土地や材料・水がとても大事で、
作り方や食べ方に興味があるので、今後の研究テーマだなあと思っていたら、
こんなコラボを発見。

「日本酒とカレー」。

お店は、表参道ヒルズの3階にある「ポワヴリエ」。
都内でも珍しいスパイスとハーブの専門店で、一角にあるカフェスペースで
オリジナルの「大山鶏のカレー」と「季節野菜のカレー」が食べられる。

たまたま表参道散策のついでになんとなくヒルズに入ったのが午後2時。
買い物に夢中になっていてランチを食べ損ね、
どうしようかなあーと思っていたところだった。

どうしようかなあーどうしようかなあーとスロープをひたすら上り
ポワヴリエの前を通ったら、衝撃的かつ魅力的な文字が…。

「大山鶏のカレーに酒粕ペースト添え/はせがわ酒店うすにごり生酒安芸虎とともに」

はせがわ酒店」というのは同じ表参道ヒルズの3階にある日本酒専門店(本店は亀戸らしい)。
なんと、同じフロアのご近所つながりでコラボカレー。
なんだか人情のある商店街みたいな企画だなあと思った。

夏の休日の午後に日本酒なんて贅沢すぎるかな…と一瞬迷ったけど
お腹もすいていたのでゴー!


店内の内装も凝っている。
天井からは、アクリルにスパイスが閉じ込められたオブジェが。


テーブルには小さな窓があり、スパイスが飾られている。
私の座った席には八角(スターアニス)が。

注文してしばらくし、シャンパングラスに入った冷酒「うすにごり生酒安芸虎」が来た。
さらりとしていて飲みやすい口当たり。
あとから日本酒らしい華やかな風味が広がってくる


そして、酒粕つきのカレーがこちら。
銀色の機具はスパイスミルで、上を押すとクミンコリアンダーアジョラムなどが挽かれて
味のアクセントを加えることができる。

カレールーは、玉ねぎベースで中辛くらい。独特のスパイスの味がした。
大山鶏はやわらかく、ここまでなら、普通においしいチキンカレー。
ごはんは、黒米をベースに赤い粒ペッパー、とうもろこしに似たイエロースプリットピー
などが入っていてつぶつぶの食感。


かかっているのはヨーグルト、と思いきや酒粕。
カレーと一緒に食べてみると、先にお酒の味がして、そのあとカレーが追いかけてきた。
相性は、悪くない。

ただ、まろやかな口当たりだとはいえ、カレーの辛さをうちけすような
(例えばラッシ-のような)まろやかさとはまた別モノ。
混ぜて新しい味を楽しむというよりは、この時間差を楽しむのが粋なのでは。

ともあれ休日の午後のカレーと日本酒は、最高な気分。
交互に酒粕とカレー、グラスに入った安芸虎を味わっていると、少し酔っぱらってきた

「最高だなあ~」
(↑ちょっと甘やかしすぎか?いやいや自分で稼いだお金だし)
(このあと夕食は食べられるのかな?まあ何とかなるでしょう~)←ひとり問答。


ちなみにお会計レシートは、スパイス(ブラックペッパーの赤いやつ)のはいった
クリップだった。細部までスパイスへのこだわりが見える。

外にでると、東京の猛暑。
日傘がないと歩けないくらいの陽射しがアスファルトを焦がしている。

砂漠よりも暑そうな東京の夏、冷酒はひとときのオアシスです。

(写真/表参道ヒルズ「ポワヴリエ」/大山鶏のカレーに酒粕ペースト添え/1600円)