CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

論よりカレー!

2009年01月30日 | 行った!お店カレー
ピンポーン♪

こんなドアが入り口の、オシャレなカフェが駅の近くにあったのに
ついぞ行く機会を逃していた。
春になったら引っ越してしまうので、今のうちに行ってみた。

京王線笹塚駅から徒歩15秒の「202マーケット」


ドアの壁にはこんなにイラストが。


中に入ってみると、おお!ラウンジ系カフェ

ラウンジ系って?という質問を想定して
トダチーニョ的に定義してみると、

*暗めの照明
*木目調のインテリア
*BGMはボサノバ
*デザイン系雑誌

三鷹の「デイリーズ」や青山の「カフェ246」みたいな雰囲気でとても私好みなんだけど、
禁煙じゃないのであまり落ち着けない(逆にいうと愛煙者にはすごくオススメ)。

メニューには、いろんなお酒や料理が揃っていて
昼はランチ、午後はお茶、夜はお酒と、いつでも誰とでも利用できる。


さて、カレーは1種類で勝負。
「たまごと野菜のカレー950円」

ちょっと写真が暗いけど、エリンギ、しめじ、しいたけ、ブロッコリー、
ズッキーニの輪切りと野菜がたっぷり入っている。
半熟たまごもとってもおいしい。
ただ、カレーの本質であるスパイスの風味が感じられないのが残念。

ちなみにバックのビールは、生のカールスバーグ。
(ラウンジ系カフェで飲むビールは、大人っぽくてよい

平日の夜に行ってみたんだけど、客層は女性二人組みが多かった。
1年ぶりに会った友だちと「最近は、どう?」って話しなんかしながら
ゆっくり飲んだりするのに、いいんじゃないかなあ。

(写真/笹塚「202マーケット」/たまごと野菜のカレー/950円)

犬も歩けばカレーに当たる!

2009年01月21日 | 行った!お店カレー
2008年→2009年の年越しは、あまりカレーと関係なく迎えてしまった。
このブログも、2008年後半から旅行記がのっとってしまったので、
アップできなかった記事が雪山のように積もっている。

そこで、昨年をふりかえる形で、
2008年カレーランキングを紹介!
(ちなみに、タイトルはお正月らしく?カレーかるたシリーズ。)

まずは、2008年、一番足を運んだこのお店から。

地下鉄小川町、淡路町から徒歩3分にある「トプカ」。
職場からも歩いて行けるため、昨年はよく利用した。

ただし、超人気店
ランチは行列必須だし、夜は居酒屋だけどいつも満席なのだ。
それでも、こびない味、辛さには定評があって、
何回食べても「う~ん、、、、辛いけど、おいしい」
と、うなってしまう。

ニンニクやたまねぎもこだわっているようで
食べた後すごく元気がでるので、ここぞというとき行きたいお店。
なんせ、「トプカ」は「トップ・クオリティー・オブ・カリー」の略ですから!



(欧風)純野菜カレー680円

「トプカ」のカレーの特徴は、「欧風」「インド風」の両方を
出しているということ。
「欧風」のほうが辛さは低いけど、オススメはやっぱり「インド風」。


(インド風)ポークカレー850円


(インド風)マトンカレー900円


あと、これは夜の居酒屋メニュー。
一見カレーっぽかったので(笑)。


揚げ豆腐の卵とじ430円


うれしいのは、夜でもカレーが同じ値段ということ。
飲む目的で入っても、カレー目的で入ってもまったく自由な感じがいい。
ちなみに、店員さんの気配りもとてもいいので、
それだけでも、行ったあと「また来よう」って思える。

ちょっと分かりにくい場所にあるのが難点だけど、JR神田駅、秋葉原駅からも
徒歩圏内なので、位置関係さえ覚えておくと適当に歩けばぶつかります!

(写真/小川町「トプカ」/店の前にある人形)

【番外編】おまけにオランダ半日観光。

2009年01月19日 | 南仏プロヴァンスの旅'08
フランスに別れを告げて、まっすぐ空路ニッポンへ!
とはいかなかった。

行きも帰りも、オランダのアムステルダムで乗り継ぎがあり、
帰りは8:00~17:00と、たっぷり時間があったので、
一度空港を出て、半日観光にくりだした。



下に見えてきたのが、運河の街、アムステルダム。



空港から市内へ。
アムステルダムの中央駅…どこかで見たことあるような。
なんと、東京駅のモデルだそう!

驚いたのは、9月末にもかかわらず真冬のような寒さであったことと、
さまざまな人種のひとが行き交っているということ。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、イスラム…アメリカ以上に凝縮された
「人種のるつぼ」!


少し歩くと、運河、運河、運河。
その脇には街路樹が沿っていて、街といい、建物といい、落ち着いた雰囲気。
ちなみに、この水路に船を浮かべて生活している家族もあって、
まるで一軒家みたいな立派な船がたくさん並んでいた。

運河が幾重にも重なっていて、どんどん渡っていけば放射状に進めるはずなのに、
道がナナメに走っていてとんちんかんな場所に出たりする。
時間があれば、いくらでも迷って遊びたいけど、今回は半日。残念!



アムステルダムには自転車が多い(中国ほどじゃないと思うけど)。
わざわざ「歩道」と別で「自転車道」があるほど。

朝だったので、すいーっと通勤する人をたくさんみかけた。
こんな街で自転車通勤、どんなにか楽しいだろうなあ。


「あ、雨!」

急に降り出した大粒の雨。…と思って折り畳み傘を広げると、

「やんだ~」

アムステルダムの天気は変わりやすいらしい。
そう言われてみると、おみやげ屋には傘がたくさん売られていて
なるほど!だった。

ランチは、駅からまっすぐおみやげ屋やホテルの並ぶ通りの
交差点の手前、右手にある「DE ROODE LEEUW」にて。
かなり老舗の「オランダ名物」が食べられるレストランというので
入ってみると、豪華!セレブ!

「どうしよう…場違いだったかも…」

「でも、せっかくここまで来たし。」

「いらっしゃいマセ、メニューどうゾ!」

そこへ、かなりイケメンのオランダ人店員さんが流暢な日本語で
メニューを運んできてくれた。

「オランダの名物はどれですか??」

「このスープと、肉!」

「じゃあ、それおねがいしま~す」



これが、出てきたスープ。(6.25ユーロ=約900円)
「Brabantse groente soop met balletjes en vermicolli」という
なが~い名前。
味は、さっぱりした醤油みたいな味で、つみれ、ねぎ、にんじんが入っている。
すごく和風な感じがした。



そしてこれが、マッシュポテト付きのステーキ&ソーセージ。(約2800円)
「Hutspot en spinaziestamppot met sukadevlees,rookworst en spek」という
もっとなが~い名前。
見た目どおりで驚くことはなく、ふつうにおいしかった。
オランダ料理は日本人の口に合いそうな気がする。

「おいしい??」

イケメン店員さんは、日本語を勉強中らしく、
目が合うと笑顔で話かけてくる。それが全然いやじゃないのは
よく外国の観光地で耳にする商売っけのあるエセ日本語ではなく、
真剣に「話したい」「伝えたい」という気持ちが伝わってきたからだと思う。


締めは、ダッチコーヒーで。
上にクリームがたっぷりのっていて、リキュールが入っていてとてもあたたまる。
この寒さから生まれた味。


代わりに、店を出るときはオランダ語で。

「ダンキュー!」(←ありがとうの意)

たった半日だったけど、ちょっとしたおみやげができた気がした。
今度は、泊まりでアムステルダムに来てみよう、と思った。


最後にもう1つエピソード。

空港~中央駅の電車で、若い女の子の携帯音楽プレーヤーから音がもれていた。
近くの席に座っていた私たちは、
「どこも若者は同じだねえ。」なんて言ってたんだけど、
そこに「音、もれてますよ」と、大人の男の人がさりげなく注意した。
彼女ははっとして「ごめんなさい!」って即座に謝っていた。

何気ない光景だけど、とても印象的だった。


パリにはじまる南フランス旅行。
たった一週間だったけど、とても充実した旅行だったと思う。
長々と、おつきあいありがとうございました!

次回から、ふつうのカレーブログに戻ります

(写真/運河沿いの家/アムステルダム)

井の中のカレー大海を知らず!

2009年01月19日 | 作った!お家カレー
お歳暮の時期にデパートに行くと、むしろ自分がほしいものがいっぱいで
みているうちに、自家用に買ってしまうことがある。

それで年末に買ったのがデリーのレトルトカレーセット。
それも「デリーカレー/インドカレー/カシミールカレー/コルマカレー/ベンガルカレー」が
全部1つずつ入っている「カレーオールスター」と、期間限定で販売していた
「ビーフカレー&バターチキンカレー&ドライカレーのもと」のセットを一気に購入。

「こんなに買って、食べきれるの?」

「大丈夫だよ、たぶん…」

と、二人でカレーに囲まれていた生活もつかの間。
具を入れて煮込むだけという、超カンタンレシピなので、
時間のない夕食などでとっても重宝した。

写真のビーフカレー(と、バターチキンカレー)は最初から肉が入っているタイプ。
うちの旦那さんは添加物とか産地などに詳しい(うるさい)ので、

「ビーフカレーは国産ビーフか分からないと、やだ」

とか言いかねない。
そこで、注意をそらすためにオムライス風にして出すことにした。
(べつにビーフの肩をもつ必要もないんだけど、もったいないので)

すると

「わーい!オムカレーだ

と、すっかりダマされている。
(べつにダマしているわけじゃないって)

実際、このデリーのビーフカレーとオムレツはとっても相性が良かった
ビーフもよく煮込まれていてやわらかく、
チキンとはまた違うおいしさだった。

添加物や、産地のことは気にならないわけではない。
発色剤とか中国産はさすがに避けるようにしているけれど、
たまに体内に入ったくらいでどうにかなるのなら、
外食なんてできっこないと思う。

何事も、ホドホドに。

ちなみに、デリーのオンラインショップでは、「得手にカレーを炒める!」で
紹介した「ドライカレーペースト」がお買得!

4個買うと、2個オマケがついてくるという
一番ちいさいサイズで2,240円から。
本当にこれはオススメですよ!
~4月17日までキャンペーンだそうです。
この機会にぜひどうぞ!
(※回し者じゃありません。)

(写真/「デリー/レトルトビーフカレー/700円)

【番外編】さよなら!フランス

2009年01月11日 | 南仏プロヴァンスの旅'08
フランス最終日のは、ホテルに朝食が含まれていなかったため
チェックアウトしてから近くのパン屋さんで買って食べることに。



本物のフランスパン(バゲット)がずら~り。
でも、食べ歩くには大きいので。



小さなパンを3つ買うことに。

1つは、カスタードクリームの入ったやわらかいパン。
2つ目は、砂糖のつぶつぶが入ったたまご風味のパン。
3つ目は、シンプルなパンドミー。
ぜんぶで4ユーロ(=約600円)なり。



ヴァンスを後にして、バスで山をくだっていくと… 



「LA POSTE」
ゆうびん局!なんてカワイイ


フランスにいるうちに家族にエアメイルを送りたかったので
途中下車。
その街は「サン・ポール」という鷲の巣村。
これもまた景色と町並みがすばらしいと、ガイドブックでも絶賛されていて、
観光客がたくさん訪れていた(ただし、年配の方多し)。




こぢんまりした市街地は、2~3時間もあれば
一周できる広さ。
観光地なので、おみやげ屋さんがたくさん軒を連ねていた。




パリにいたときも思っていたんだけど、
フランスの人は家の外側にもお花をたくさん飾ったりして
通るひとを楽しませようといく心づかいを感じた。



絶景のレストランで、フランス最後の思い出ランチ。

「サン・ポール風サラダ」13ユーロ(=約2000円)
トーストも乗っていて、これだけでじゅうぶん一食になる。
女性客はこれだけ注文する人が多かった。
ヤギのチーズ、モッツアレラチーズ、ルッコラ、生ハム、トマトなど
盛りだくさんの具材が使われていた。


「おいしい~。フランス来て良かったなあ~。」

「うん、セザンヌとマティスの過ごした場所を見られたしね。」

(↑結局、旅のメインテーマがびみょうに違う。)

再びバスに乗り、ニースへ。   


まるで映画のワンシーンのような
コートダジュールの海だった。

ついでに、この日はうちの旦那さんと出会って丸11年。
結婚記念日でもあった。


…と、記念日にひたっている余地もなく、

明日のフライトは朝6:05。
2時間前に空港に着くように起きなければならないので、
ニース空港の近くのホテル(宇宙船みたいな?ホテルだった)を予約し、
3:00に目覚ましをセットした。

(写真/ニースの公園で。/ニース)

【番外編】山あいの村ヴァンス

2009年01月04日 | 南仏プロヴァンスの旅'08
港町ニースからバスで30分ほどバスにのり、うねうねと上っていくと
ヴァンスという村がある。

ここには、マティスがプロデュースした「ロザリオ礼拝堂」がある。
2008南フランス旅行、最後の目的地。

この礼拝堂は、城壁に囲まれた「旧市街」から少し離れた丘の上にあり、
到着してすぐにホテルに荷物を置いて向かう。



ロザリオ礼拝堂の入り口。
おお。何やらいきなり絵が。
マティスのにおいがプンプンしてる。

残念ながら建物内部は撮影禁止だったので、スケッチしてみた。



とても分かりにくいけど、
山が2つあるのは礼拝堂の正面に一組、南に一組ずつ配されたステンドグラス。
色は、青、みどり、黄色の3色で、ワカメみたいなポップな模様。
白い床に3色が反映されて、心が明るい気分になる。

下にあるのが、司祭と、キリストと聖母マリアらしき人影。
顔の詳細はトダチーニョが描かなかったのではなく、描かれていない。



えーと。

ヌードみたいな図は、礼拝堂のバックに1から順に番号付きで描かれていたもので
キリストの誕生から生涯を説明した図(※一部抜粋)。
単純な線だけで描かれていて、まるで象形文字みたいだった。

「(シュールすぎる!)」

さすが巨匠、やるなあ~と感動した。

小さな建物なので、見るところは礼拝堂と地下の展示だけだったけど
わざわざ足を運んだ価値は十分にある。
ちなみに地下には「ステンドグラスのボツになったバージョンの模型」もあって
ワカメのモチーフではなく、セミ(←プロヴァンス名物)のモチーフだった。

「本人は、こっちでいきたかったんじゃないかな。」
「確かに気合いが入ってる感じ。」
「でもセミはちょっと…ってダメ出しされたんだろうね。」
「それでワカメをね…」(巨匠に失礼な妄想は、つづく。)


建物のてっぺんの飾りも、マティス作。
マティスのデザインってポップでかわいらしいと思う。

                              

さて、ロザリオ礼拝堂を後にして、いざ城壁の中へ。



旧市街マップ。
城壁の外は車がけっこう通って歩きにくいけど、中は乗り物が入れないくらい
階段や路地が入り組んでいる(トップの写真=地図でいうと上の○あたり)。

そのレンガの壁や、窓や、看板は…まるで、ディズニー



ふいに広場に出くわす。
レストランのテーブルが並ぶ(地図=真ん中の○あたり)。


こんな家に住めたらなあ(地図=下の○あたり)。



なぜかオシャレな気がする八百屋さん(同上)



おまけ。
夕食をホテルの一階のレストランで食べていたとき、
どこからともなく現れた子犬。
目で「何か食べさせて~」とうったえかけてきたのでパンをちょっとだけあげた。

次のターゲットは、おじさんのピザ!がんばれ子犬!


(写真/旧市街の一角/ヴァンス)