梅の香庵~うめのかあん~

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とりとめないことをとりとめなく・・・

高知に行って来ました(1年前に)桂浜編

2011-11-25 00:36:33 | 旅行
引き続き高知旅行記です。

高知に来たからには行かねばならぬ、やはりここ。

桂浜ですね。

なんというか、きれいでしたが、
パンフレットとかテレビとかで見るのと、本当にそのまんま同じで、
うはー写真通り~!という感動の仕方でした。

余談ですが、この後、絵描きガッコのスクーリングで
「風景画を描こう」というお題が出た際、この桂浜を描いたのです。
そしたら、全然解説はしていないにも関わらず、
先生は一目で「桂浜?」と。
やはり誰しもこの風景はそのまんまこのアングルでインプットされているらしい。


さてさて、桂浜にはもちろん、この方がいらっしゃいますね。

うわーデカイ。
あ、像の下でポーズを決めている方は全くの他人です。
次から次へと記念撮影の人が絶えず、どう撮っても誰かがポーズをとっている写真しか撮れませんでした。

はい、言うまでもありませんが、
坂本龍馬さんです。



私が桂浜を訪れる前日。高知初日の夜のこと。
その日の予定を終え、宿でごろりとくつろいでいる時、
テレビでも見るか、とスイッチを入れるとNHK。
時刻は20時。
映し出されたのは大河ドラマ。

1年前の大河と言えば、そう、「龍馬伝」ですね。

高知の街はそりゃもう猫も杓子も龍馬一色でした。
大河の効果って絶大ですよ。

しかし。
実を言いますと、その日まで一度も見た事なかったんです。
「龍馬伝」

ところが、測ったようなタイミングで、テレビをつけたら龍馬伝。
ここは土佐。
明日は高知観光。
見るしかないでしょ。

初めて見た「龍馬伝」はあと3回、というかなり終盤にさしかかっていました。
ちょうど、大政奉還が成された、というくだり。
へ~。
このドラマ、映像がきれい。映画みたいな演出。
福山くんはさほど好きなわけではないが、福山龍馬、悪くない。
う~んこれは、最初っから見とけばよかった。けっこう面白いぞ。


そして翌日、桂浜へ向かったわけですが、
浜辺に行く途中に龍馬記念館がありまして、せっかくなので立ち寄ってみました。

展示内容は主に手紙。
筆まめだったという龍馬の手紙は本当にたくさんありまして、
新婚旅行の様子を書いて送ったものとか、図解入りの可愛い手紙なんかもありました。
他にも龍馬やお龍さんに実際会った人の手記とか、
読み物系の多い記念館でした。
さて龍馬の横顔はいかに。


それによると、お龍さんはけっこうはっちゃけた女性だったっぽいです。
なにやら、人前でいちゃいちゃしたり痴話げんかしたりという、
当時としてはかなりぶっとんだエピソードがちらほら。
龍馬もたぶん、実際近くにいたらぶっとんだ人だったと思うのですよ。
そういうアクの強いカップルだったんですな~。


展示の中には、大政奉還の建白書なんかもあって、
うわーこれ昨日ドラマで見た!
という興奮が味わえました。
龍馬に関してはあまり知識が無かったんですけど、前夜に見た龍馬伝が付け焼刃ながら役に立ちましたよ。

他にも、この記念館の目玉展示品、
龍馬が襲撃された近江屋の部屋にあった屏風。
血痕付き(T▽T)

翌々週の龍馬伝最終回、近江屋襲撃シーンを見ていたら、
再現されてました。その屏風。


数ある手紙の中で印象に残ったのが、乙女姉さんに送られた中の一節。
原文はさすがに覚えていないので要約ですが、

自分はそうやすやすとは死なない。
自分が死ぬ時は、世の中が大きく動き、
もう自分が不要になった時だ。


まさしく、
大政奉還を成し得た直後、彼はその生涯を終えた。
まるで予言のようなこの一文。
ある程度の覚悟があったのだろうか・・・。

享年33歳。
それはまさしく、桂浜を訪れた時の私の年齢と同じなんです。

龍馬を手放しに英雄扱いするわけではないけれど、
彼の生涯の年表を見た時に、そのあまりの内容の濃さにびっくりです。
最期のほんの数年間にこれだけのことをしたのかと。
私と同じ33年間で。

明日は無いかもしれないという、覚悟があったからこそじゃないかなぁ。



うんやっぱり、
凄い人には違いない。