というわけで、今更の高知紀行。
昨日は猫の話しかしてませんが、今日はちょっと旅行記っぽく行ってみましょう。
高知城にはいたのは猫だけではありません。
初代城主もいらっしゃいました。
こちら、山内一豊さんです。
と、さも当然のように言ってますが、
恥ずかしながらわたくし、高知の初代大名が、あの山内一豊さんだということに、
高知に行く直前まで気付きませんでした。
「あの」山内一豊さんとは、どの山内一豊さんかというと、
数年前の大河ドラマ「功名が辻」の山内一豊さんです。
この大河ドラマ、途中からですけど、けっこう好きで見てました。
一豊の妻・千代を仲間由紀恵ちゃんが演じたあの大河です。
というわけで千代さんもいらっしゃいましたよ。
私、数年前まで日本史は全然わからない人だったんですけど、
「功名が辻」で戦国時代のおおまかな流れを把握出来たのでした。
一豊さんは、戦国時代の一番のヤマ場をうまいこと波に乗り、
信長、秀吉、家康に仕え、最終的に一国一城の主になった立身出世の見本みたいな方です。
この時代、誰に付くかで命運が決まりますからね、なんとも引きの強い人ですよね。
まぁその影にはお千代さんの助言があった、というのが大河ドラマの大筋だったわけですが。
この「功名が辻」で私が好きだったのは、永作博美さんの演じた淀君でした。
中でも一番ぐっときたシーンは、
石田三成の訃報を聞いた時の淀君。
このドラマでは、淀が三成を好きだったという設定なのですが、
「三成死す」の知らせを聞いた淀は、
ただ、
うえーん
と泣くんです。
普通に。子供みたいに。
それがね、その普通さがね、かえって「え!?」って感じだったんですよ。
あのプライドの高い淀が、
高慢ちきで冷徹で計算高い淀が、
幼子のように人目もはばからず、ただ「うえーん」て泣いたんです。
茶々はやっぱり、三成のことが好きだったんだ・・・・。
うううう。
そりゃ見てる私も泣いちゃいますよ。
その意外な演技が、私のハートにずっきゅんと来ましたね~。
あーやっぱ永作さんいいなー。かわいいし。
好きな女優さんです。
と、話は逸れましたが、
そんな山内夫妻の居城に来ましたよ。
う~ん感慨深いなぁ。
この山内さんが土佐に入城したことによって、元々の領主である長宗我部さんをその地位から追い出す形になっちゃったわけでして、
山内さんちの家臣は上士、
長宗我部さんちの家臣は下士、
という差別構造が出来上がり、
こんな世の中どうにかせんといかんぜよ、と立ち上がった下士の坂本龍馬が生まれるわけですよ。
すげー。
江戸時代のスタートから幕末まで、歴史はちゃんとつながってるんだな~。
幕末には山内容堂さんも重要なキーパーソンだし、
土佐藩って濃いですなぁ。
しみじみ思いながら城内を散策していると、
おや、こんな所に、
「少年よ大志を抱け」
じゃなかった。
あれはクラークさん。
こちらは、
「板垣死すとも自由は死せず」
板垣退助さん。失礼いたしました。
でも似てるな。
いはやはそれにしても偉人が多い所だこと。
さてお城の中は歴史博物館。
というのはどこの城も定石ですが、
その展示の中で面白いものを見つけました。
それがこれ。
土佐の鯨漁之図。
当たり前だけど、鯨ってデカいんだな。
こりゃ命がけだわ。
これ、ジオラマなんですけど、接写したらなかなかの迫力でしょ?
その精巧さに思わずシャッターを押してしまいました。(写真撮影可)
あ~こういうの作るのすごい楽しそう。
やってみたーい。
そういえば、ジョン万次郎も土佐の漁師だったなー。
彼も幕末の主要登場人物。
本当に人材の濃い県ですな。
さてそんな高知城。
現在、お城の中は近代建築、という場合がほとんどですが、
高知城はお城の中もお城でした。
木造で、古くてものすごく急な階段があって。
しかもその階段、実用品だし。お年寄りはまず無理だろっていうくらい急なんです。
敵が来たら石を落とす、とかいう穴なんかもあって、
なかなかに見ごたえ十分なお城でしたよ。
昨日は猫の話しかしてませんが、今日はちょっと旅行記っぽく行ってみましょう。
高知城にはいたのは猫だけではありません。
初代城主もいらっしゃいました。
こちら、山内一豊さんです。
と、さも当然のように言ってますが、
恥ずかしながらわたくし、高知の初代大名が、あの山内一豊さんだということに、
高知に行く直前まで気付きませんでした。
「あの」山内一豊さんとは、どの山内一豊さんかというと、
数年前の大河ドラマ「功名が辻」の山内一豊さんです。
この大河ドラマ、途中からですけど、けっこう好きで見てました。
一豊の妻・千代を仲間由紀恵ちゃんが演じたあの大河です。
というわけで千代さんもいらっしゃいましたよ。
私、数年前まで日本史は全然わからない人だったんですけど、
「功名が辻」で戦国時代のおおまかな流れを把握出来たのでした。
一豊さんは、戦国時代の一番のヤマ場をうまいこと波に乗り、
信長、秀吉、家康に仕え、最終的に一国一城の主になった立身出世の見本みたいな方です。
この時代、誰に付くかで命運が決まりますからね、なんとも引きの強い人ですよね。
まぁその影にはお千代さんの助言があった、というのが大河ドラマの大筋だったわけですが。
この「功名が辻」で私が好きだったのは、永作博美さんの演じた淀君でした。
中でも一番ぐっときたシーンは、
石田三成の訃報を聞いた時の淀君。
このドラマでは、淀が三成を好きだったという設定なのですが、
「三成死す」の知らせを聞いた淀は、
ただ、
うえーん
と泣くんです。
普通に。子供みたいに。
それがね、その普通さがね、かえって「え!?」って感じだったんですよ。
あのプライドの高い淀が、
高慢ちきで冷徹で計算高い淀が、
幼子のように人目もはばからず、ただ「うえーん」て泣いたんです。
茶々はやっぱり、三成のことが好きだったんだ・・・・。
うううう。
そりゃ見てる私も泣いちゃいますよ。
その意外な演技が、私のハートにずっきゅんと来ましたね~。
あーやっぱ永作さんいいなー。かわいいし。
好きな女優さんです。
と、話は逸れましたが、
そんな山内夫妻の居城に来ましたよ。
う~ん感慨深いなぁ。
この山内さんが土佐に入城したことによって、元々の領主である長宗我部さんをその地位から追い出す形になっちゃったわけでして、
山内さんちの家臣は上士、
長宗我部さんちの家臣は下士、
という差別構造が出来上がり、
こんな世の中どうにかせんといかんぜよ、と立ち上がった下士の坂本龍馬が生まれるわけですよ。
すげー。
江戸時代のスタートから幕末まで、歴史はちゃんとつながってるんだな~。
幕末には山内容堂さんも重要なキーパーソンだし、
土佐藩って濃いですなぁ。
しみじみ思いながら城内を散策していると、
おや、こんな所に、
「少年よ大志を抱け」
じゃなかった。
あれはクラークさん。
こちらは、
「板垣死すとも自由は死せず」
板垣退助さん。失礼いたしました。
でも似てるな。
いはやはそれにしても偉人が多い所だこと。
さてお城の中は歴史博物館。
というのはどこの城も定石ですが、
その展示の中で面白いものを見つけました。
それがこれ。
土佐の鯨漁之図。
当たり前だけど、鯨ってデカいんだな。
こりゃ命がけだわ。
これ、ジオラマなんですけど、接写したらなかなかの迫力でしょ?
その精巧さに思わずシャッターを押してしまいました。(写真撮影可)
あ~こういうの作るのすごい楽しそう。
やってみたーい。
そういえば、ジョン万次郎も土佐の漁師だったなー。
彼も幕末の主要登場人物。
本当に人材の濃い県ですな。
さてそんな高知城。
現在、お城の中は近代建築、という場合がほとんどですが、
高知城はお城の中もお城でした。
木造で、古くてものすごく急な階段があって。
しかもその階段、実用品だし。お年寄りはまず無理だろっていうくらい急なんです。
敵が来たら石を落とす、とかいう穴なんかもあって、
なかなかに見ごたえ十分なお城でしたよ。