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村田席亭さん

 演芸関係者Kさんの受講110回~130回目アンケートと最新スコアです。

 Kさんは、2015-06-27メタ学習の場所だなあというユニークアンケートを書いたひとです。

 今回は、受講130回目の弾み車です。

     「Kさんの受講110回目アンケート16/8/9」
  マイナス・ありません。

   プラス・101回目から、受講日を受講証に記入することにした。以前は受講の記録をひかえていなかった。そのため、なぜだかわからないけれども頭が重くて調子がでない。というときに、しばらく理由を検討してみてようやくクリエイトに行けてないことを思い出す、ということがよくあった。思い出して教室に行ったら、前回の受講から1か月ちかくたっていて、2週間くらいしかあいてないはず、という実感とのずれにとまどうこともたびたびあった。最終受講日を把握できていないことが問題だった。手帳に記録をつけてみた。記録できる日もあったけれども記録を忘れる日もあった。手帳とペンをわざわざ取りだし、その日の日付をたしかめてから記入する手順が記録をさまたげていた。なにか方法があるはずだ。絶対に、あるはずなんだよ。と、考えていたら、ひらめいた。受講証があるではないか。あれ紙じゃん、あれに書いたらいいじゃんか、と。受講証はトレーニングを受ける際に提出する。トレーニング終盤に判子が押されて返却される。返却時、手元にボールペンがある。だからわざわざペンを取りだす必要がない。座席正面のホワイトボードにその日の日付が書いてある。だからわざわざ日付をしらべる必要がない。記入の準備はととのっていた。101回目のトレーニング終了後、返却された受講証を手にのせた。押された判子の青いインクが輝くマスに、日付を書いた。気分がよかった。爽快だった。こんなに簡単なことだったのかと帰り道、興奮のあまり両手を頭上にあげたりした。
 現在、頻繁に最終受講日を確認している。だから不調に気がついたとき、クリエイトに行けてないことをすぐ思い出す。思い出したらそのあとは、おわらせなければいけない作業をおわらせる。菱山ビルの4階に行く。受講証を提出し、トレーニングを受けはじめる。頭の回転がなめらかになる。なめらかな回転は加速する。風をおこす。頭にかかっていた霧を吹きとばす、デフラグとクリーンアップの風立ちぬである。

    
「Kさんの受講120回目アンケート16/12/2」
  マイナス・ありません。

   プラス・クリエイト速読スクールでおこなっていることは、掩巻と慎独なんだと思いました。
 松岡正剛さんの『多読術』のなかに、松岡さんが参考にした読書法として、掩巻と慎独という読みかたが出てきます。その部分を書き写しますね。
 「ぼくが最も感動して真似したのは、兵庫県の但馬に『青谿書院』を開いた池田草庵の方法ですね。但馬聖人とよばれた。のちに吉田松陰が真似をするのですが、二つありまして、ひとつは『掩巻』というもので、これは書物を少し読み進んだら、そこでいったん本を閉じて、その内容を追想し、アタマのなかですぐにトレースしていくという方法です。これはいまでもぼくもときどき実践しています。おススメします。
 どうですか。おススメされて、思わず書き写していたペンもとまってしまいました。「書物を少し読み進んだら、そこでいったん本を閉じて、その内容を追想し、アタマのなかですぐにトレースしていく」なんて、イメージ読みじゃありませんか。というか、速読訓練の中盤と終盤がほとんど掩巻の範囲に入っていると思います。では書き写しをつづけます。
 「もうひとつは『慎独』で、読書した内容をひとり占めしないというもの、必ず他人に提供せよという方法です。独善や独占を慎むということ。これにも僕は感動して、なるべく実践してきたと思いますね。『千夜千冊』を無料公開したのも、そこから出てます。
 クリエイトが体験記や公式ブログで受講生の声を無料公開しているのも、慎独の精神があるからなんだと納得しました。上記の慎独の説明から、私はただちに文演を思い出しました。文演で教えてもらったことは、慎独のための方法でした。自分の考えや体験を、言葉で誰かと共有するにあたって、独善的に読んだり書いたりすることを、避けるための技術でした。「千夜千冊」は一日に一冊の書物をとりあげています。そしてクリエイトのブログは一日におおむね一人の受講生をとりあげています。ということは、クリエイトのブログは「千夜千人」なのであります。と言い切ってみて、そうか、「千夜千人」だったのかあ、と思ったとたん、連想したのは「千夜一夜物語」です。クリエイトの、体験記とブログの大きな違いは、体験記が受講生の文章だけであるのに対して、ブログは松田さんが語り手となって、受講生の文章を紹介しているところです。これは枠物語の形式です。てことはやはり、千夜一夜物語です。松田さんは、シェヘラザードだったのでした。ブログの更新、毎夜たのしみにしています。ひきつづき訓練に通います。今後とも、よろしくお願いいたします。

     「Kさんの受講130回目アンケート17/3/3」
  マイナス・ありません。

   プラス・2月24日は金曜日だった。教室で速読訓練を受けた。帰途、ジェームズ・C・コリンズビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』を読んだ。弾み車の話が出てきた。
 「巨大で重い弾み車を思い浮かべてみよう。金属製の巨大な輪であり、水平に取り付けられていて中心には軸がある。直径は十メートルほど、厚さは六十センチほど、重さは二トンほどある。この弾み車をできるだけ速く、できるだけ長期にわたって回しつづけるのが自分の仕事だと考えてみる。
 必死になって押すと、弾み車が何センチか動く。動いているのかどうか、分からないほどゆっくりした回転だ。それでも押しつづけると、二時間か三時間がたって、ようやく弾み車が一回転する。
 押しつづける。回転が少し速くなる。力をだしつづける。ようやく二回転目が終わる。同じ方向に押しつづける。三回転、四回転、五回転、六回転。徐々に回転速度が速くなっていく。七回転、八回転。さらに押しつづける。九回転、十回転。勢いがついてくる。十一回転、十二回転、どんどん速くなる。二十回転、三十回転、五十回転、百回転。
 そしてどこかで突破段階に入る。勢いが勢いを呼ぶようになり、回転がどんどん速くなる。弾み車の重さが逆に有利になる。一回転目より強い力で押しているわけではないのに、速さがどんどん増していく。どの回転もそれまでの努力によるものであり、努力の積み重ねによって加速度的に回転が速まっていく。一千回転、一万回転、十万回転になり、重量のある弾み車が飛ぶように回って、止めようがないほどの勢いになる。
 ここでだれかがやってきて、こう質問したとしよう。『どんな一押しで、ここまで回転を速めたのか教えてくれないか』
 この質問には答えようがない。意味をなさない質問なのだ。一回目の押しだろうか。二回目の押しだろうか。五十回目の押しだろうか。百回目の押しだろうか。違う。どれかひとつの押しが重要だったわけではない。重要なのは、これまでのすべての押しであり、同じ方向への押しを積みかさねてきたことである。なかには強く押したときもあったかもしれないが、そのときにどれほど強く押していても、弾み車にくわえた力の全体にくらべれば、ごくごく一部にすぎない。

 試しに自分の仕事は弾み車を回すことだと考えてみた。次の週、月曜日から金曜日まで毎日教室に通えた。私も「ビジョナリー人間2 飛躍の法則」のひとりである。弾み車を回しつづける。突破は近い。
 
 
 
    「Kさんの受講135回目の主なスコア16/3/10たてサッケイド大150 数字ランダム554495 漢数字一行〇→15,030、三→13,410、一→14,130 漢字二行十→105、川→105 たて一行ユニット204224 スピードチェック4054秒4056秒ジカルテストDタイプ22/25(3分)21/25(3分)イメージリスト30行2分48秒イメージ記憶10/4045秒23/4030秒) 倍速読書『ミノタウロス
8,400字/分理解度A-イメージリスト、3分を切りました。書き出しながらすべての行のイメージが浮かんでいたので。イメージ記憶もこの調子でやりたい。漢字二行、十も川もビシビシ見えました※漢数字一行は132回目のスコアです。

 123回17/2/22からは、2/25・2/26・3/4を除き毎日通っています。

 「クリエイトに通わないと文章が書けないとわかった」そうです。

 演芸関係者Kさんとは、村田席亭さんです。

 実名やペンネームor芸名のブログ掲載は、当然、ご本人の許可を取っています。

 「倉庫の二階」という
落語漫才コント漫談などの興行を企画、主催しています。


 何より面白いのは、50席のお江戸両国亭で「観客はいつも三人ぐらいです」と平然と言いながら会を開いています。

 そんな常時(?)ガラガラの会でも、1間半喋りまくるといいます(実際は2時間過ぎるという噂も)。強心臓です。

 おととしの12月、クワタさんと講師Cさんが2人で行ったときの某会は8人ぐらいだったそうです。前衛ということなんでしょうね。

 「ヨイコにはオススメできませんね。でも、やっぱり芸人ね。時間忘れましたから」が、辛口クワタさん評でした。



 3月23日(木)19時20分(開場18時
お江戸両国亭で「席亭のアレとコレ」が開催されます。

 こちらのリンク先からは、3月23日の予定ばかりでなく、過去のお話なども読めます。エネルギッシュです。

 リンク先から拾います

 ●「席亭のアレとコレ」の理念
むずかしいことをやらしく、やらしいことをあさく、あさいことをくだらなく、くだらないことをすけべに、すけべなことをひわいに、そしてひわいなことはあくまでひわいに
 

 
だそうです。

 閉じられた世界。納得して、しかも木戸銭を支払ったひとに対してですから、席亭は「理念」全開で聞くひとを圧倒してほしいです。
     





 

           ※クリエイト速読スクールHP                 

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
どうりで (空猫)
2017-03-20 06:45:39
アンケートの内容の読み応えがすごすぎると
思って読みましたが、実際にただ者では
なかったんですねえ!
 
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