'80s Julie TV session

1980年代TVの中のジュリー・・・
って80年代好きとずっと勘違いされたかな今更思う今日この頃(笑)

★昨日は福生

2018年12月22日 | 追っかけ

福生駅前にて

 

 

先週のモー娘。18ブドーカンから早1週間、ブドーカンにはなんと突如あの藤子不二雄A先生(84)が来場されてたと言うからビックリ

 

幼少期は毎日読んでたから人格形成に多大なる影響を受けてるでしょう、84年から6年に渡り刊行された全集301冊全部集めたぐらい。

ジュリーリアルタイムファン世代的には藤子先生ってどうなんでしょうかね?

あの・・・A先生は「ドラえもん」のじゃないです、アレは亡くなられたF先生で、A先生は「ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」「笑うセールスマン」「魔太郎が来る」とか、なんてったって「黒べえ」とか「フータくん」は好きで好きでもう「TOKIO」の頃死ぬ程読んだ・・・

あとマンガで好きなのは「パタリロ」と「おそ松くん」(笑)

1度「パタリロ」に関してはとくとくと語りたいなと思いつつブログ終了につき時間切れかな。

なんかうれしかったですね、自分がイイと感じた物には迷わず行けよと師匠から言われたようで。

 

 

 


さてブドーカンの1万人から一転、昨日は福生で10人に満たない空間へ。

昔はライブ情報って「ぴあ」とか「CITYROAD」で見つけてました、どちらかというと1ヶ月先まで知れる「CITYROAD」派。

ただし、あの手の雑誌に掲載されてるのは所謂「ライブハウス」ってぐらいの場所まで。

ところがその下層には普段は飲み屋みたいなお店が好きなミュージシャンを呼んで、たまにライブやるというより濃密な空間があったんですねぇ。

人が人前で肉声とギターのみで歌う・・・この音楽の原初的な行為に最も近距離で体感出来る、そんな小さなお店でのライブがたまらなく好きなのです。

 

いまではネットのおかげでその手のお店の告知・場所の情報、ある程度は店内の様子も画像検索で確認出来て行く機会も増えました。

それでもまだお店のサイトもフェイスブックすらなく、ミュージシャンのスケジュールに店名と電話番号だけ掲載されてようやっとライブ情報を確認出来るような超アナログ店もあります。

中には身内ばかりでメッチャ入りにくくて、外から覗いて何度かやめて帰ったこともある(笑)

若い頃に比べれば慣れました、ちょっと勇気を出して踏み込めばホールコンでは味わえない素晴らしい音楽体験が出来ます。

駅前から少し歩くと急にうら寂しい景色へ

 

今回のお店もそういう奴、お店は他所で紹介されてるぐらいで店の公式サイトもなし。

「うわ~入りにくそう!」、20時の開演まで時間あるし来たはいいけどやっぱりためらいました。

南さん(以下ナミさん)のライブは何度も見てて入りやすいとこはいくらでもあるんだけど、ナミさんの名盤1st「回帰線」を店名に使うこの店あえてチャレンジしに来たのですが

「回帰線」見つけたはいいがちとパッとは入れない・・・

 

 

そういえば「回帰線」は後藤次利さんがベースではなくギターで参加した、初のプロレコーディング作品じゃなかったかな?

しばらく迷ってウロウロ、その間ファミマ寄って「ぴあ」で購入し支払い済みの来月の「SAYUMINGLANDOLL~東京~」のチケットを発券。

福生のファミマでさゆのチケットGET

 

我ながら東京の外れで何やってんだろか自分よ

 

1月17日 21時開演の大人タイム7000円也

 

 

 


ナミさんも来年早々75歳、迷ってる場合じゃあないよと店内入るとお客さん数名。

ミュージックチャージもドリンクの対応もなんもされず・・・

自分からカウンター行っていくらですか?って言いましたよ、「あ、2000円ですけど」。

「ドリンクは何か言ってくれれば」って・・・「えー?じゃビールお願いします」こんな感じ(笑)

 

ステージはココ

ステージと言うかフツーの隅っこのイス

 

 


ま・・・ここらのミュージシャンは元々自作自演の音楽がビッグビジネスになる、そういう当たり前のシステムがこのニホンに出来る以前から活動されてるのでお客さんの数や場所そんなの歌えればどうでもいいのでしょう。

 


何曲か歌った後で遅れて登場したのがギターの萩原さん。

この方は70年代の浅川マキさんのほぼ全作品で弾いてる名ギタリスト、吉田建さんや坂本龍一さんなんかと一緒に演ってる作品もあるくらい。

なのにナミさんのライブ行くとそこらにバサっと居て、初めて見た時は酔っ払いの客かと思った(笑)

 

そこにまたナミさんと何かやってた方なのだろうか?、客席で見てた人にナミさんが「ちょっと1曲歌ってよって」。

その方と荻原さんのギター、南さんのハープで1曲、見てる方は誰なのかもよくわからない状況

 

せまい空間がカオス

 

 

さらにまた帰りの時間に間に合わないとかで、電話でやりとりして運転手の若いお兄ちゃんが来たりする(笑)

いや~もう、いまの最初から最後までピッタリキメキメの台本ライブでは絶対ありえない展開。

 

「何かリクエストあったら」と言うから、思い切って酔ったいきおい休憩から戻って来る時に18~9の頃毎日のように聴いてた75年のライブ盤収録の「銀の糸」をリクエスト。

「もし憶えてたら歌ってくれますか?」と伝えたら、驚いたことに歌詞も何も見ずなんとすぐにフルで歌ってくれました。

あまりに感激して当時の思い出と共に涙が溢れ出てきちゃって、それにしたって何も見ないでいきなり言われてよく歌えるなぁ。

ご本人も「意外なリクエスト」と話してたし、1回もナマで聴いたことなかったから普段歌ってないと思うんですけどね。

 

 

最後は荻原さんが店内中央でカーナビーツのカバーでおなじみ「好きさ好きさ好きさ」の替え歌、わけわかんないけど楽しい(笑)

南さんも74歳にしてこの日ライブ3連チャンの3日目、にもかかわらず10分程休憩2回入れて3時間も歌ってくれました。

いまも月の半分くらいは日本各地どころか、時に海外でもライブ活動中。

海外旅行など夢のまた夢だった昭和30年代後半、世界各国を放浪したとてつもない体験談は「国境の南」という書籍に描かれていてナミさんの音楽に興味ない方でも楽しめるお薦めの好内容。

 

 

 

確かに彼等にヒット曲やスター性はありません。

ここのところCSで70年代からの全日本プロレスの再放送をずーっと見てて思うんですが、CSで流れるのは馬場・鶴田・ファンクス・ブッチャーなどスターレスラーのビッグマッチばっかり。

実際の当時の中継ではもう少し下のシブイ中堅クラスやB級外人レスラーの試合も流れたりしてて、そこがまたプロレスの面白さなんです。

ところがCS再放送だとそのクラスの試合がほとんど見れません、これをニホンの70年代フォーク&ロックにたとえれば拓郎・陽水・矢沢しか存在して無いような世界。

商業的にはあまり成功しなかったけど、その裏に実力のある玄人受けのミュージシャンがたくさんいたからこそ70年代のニホンのフォーク&ロックシーンは面白いのです。

コレは他の音楽ジャンルや全てに対しても言えること、何千・何万を集客するスターミュージシャンやビッグネームだけが世界の全てではない。

 

 

 

で最後に・・・

 

 

 

「レコ大」衣装のまま「紅白」へかけつけた75年のさわださん

 

 

 

 

 

年内ラスト、あがた&友川両氏の夢の共演で閉め
彼等が無名時代すでに出会ってたと知ったのはわりと最近
自分の周りにそんな人はいなかった凡人の人生だなと思う今日この頃なのでした