
あと残すところ一か月、今期もたくさんの思い出を残して卒業する子たち。毎年、決して「やりつくした」とは言えないことが心残りである。今期も一言でいえば、「一人ひとりの思いを大きく受け止めることができなかった」ことが悔やまれる。指導者であれば細かな配慮と寛大な理解を持って、その子に寄り添うことが大切であることを経験から体得してゆくものであるが。正直な気持ち、その経験が活かし切れていない毎日がある。
「この場合はこうするとこうなる」が全く通用しないのです。あたりまえですが。子どもは常に成長しています。しかしながら退行することも自我の一つとして、指導者に投げ返してきます。まさかと思いたいのですが、指導者の実力を試してくることも事実あります。「ヒゲ先生はどのくらいできる大人なのか。他の子にはこうしたけど、ぼく(わたし)にはどうするつもりなのか。」そこで私がブレたら遠慮なくナメテかかってきます。
「一人ひとりの思いを大きく受け止めることができなかった」と言いましたが、大きくとは、強くでも広くでもありません。あの手この手と言ったほうが適当かもしれません。この子にはもっとほかの手はなかったのだろうか。
教室内での普段からの会話の中で、困ったときはすぐに先生!すぐに答えを言わない先生に徹しています。「あなたのためにならないから」の意味が分かるには時間がかかりますが。6年生なりに考えさせることが指導者としての最後の一言にしたいと思います。「簡単にあきらめないこと Good luck!」
さあ、この春、どんな子と出会えるかな。ヒゲ先生に思いっきりかかってきなさい!手加減はなしです。
*ヒゲ先生は荒海でも駆けつけます。顔が似ているUS-1A救難飛行艇(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館)
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