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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

決してよい子ではありません

2016年11月17日 12時52分50秒 | 日記・エッセイ・コラム
「来年は何を描こうかな」かっこいいねッ!MOA美術館コンクールに二年連続の受賞を果たしたIくん(5年生)の自信に満ちた言葉に大いに期待しています。今期も多くの子がいろいろなコンクールで受賞しています。私の自慢の子ばかりです。コンクールの功罪についてはこれまでも幾度となくお伝えしてきましたが、参加する一番の意味は「挑戦のチャンスを真正面で受けとめる力の発揮」にあります。しかしながら子どもの受けとめ方は様々です。するかしないかは自由であることを伝えながらも、純粋に腕だめしのつもりで勧めています。入賞することはとても有り難いことです。だから賞をもらえなくても落ち込むことは無用です。挑戦することが素晴らしいのです。ファイト!(戦わない子がかわいそう)諦めたら(諦めさせたら)チャンスも逃げていくのだから。
Iくんの入会時のあれやこれや出来事をいろいろと思い出しながら、受賞の要因をひとつふたつ。
●何事もシンプル 彼の大切にしたい個性です。大人のような固定概念で論破してくる子と違い、こだわりを持たずに、とにかくやってみようとします。(決して私のアドバイスだから従順するのではありません。ほかの子以上に反発してきます)
●遊んで、ふざけて、そして集中 ここでの時間の過ごし方にメリハリがあるので飽きないようです。失敗を気にしないから諦めません。(質問には答えますが判断は本人です。失敗を予測しても本人に任せます)
Iくんは大人が評価するような当たり前の良い子では決してありません。素敵な生徒のひとりです。来年は金色だねッ!