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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

気づいてくれたかな?その2

2016年05月10日 10時21分26秒 | 日記
コンクールシーズン前のおだやかな時期。いよいよ、あの伝説の課題が静かに始まりました。普段、落ち着きのない子、手が止まってしまう子、興味が弱い子、それがこの課題には、ヒトが変わったように集中します。(トイレも忘れて)
発泡スチロールを素材に、立体像を考え作ります。素材を切断するのは熱線カッターです。火傷をしないように初回は扱い方を伝えますが、怖いもの知らずで、すぐにスイッチを入れたがります。気持ちはわかりますが火傷はさせたくはないので、私はここで大芝居をうちます。
プラグをコンセントに恐る恐る差し込みます。「感電したことアル? いまからこの板を電気の熱で溶かしながら切っていくけど、ニクロム線は250℃にチョー高温になるから気をつけてね。」と言いながら、赤ペンで線を描いた手の甲を見せながら「みんなも油断するとこうなっちゃうからね!」これ以上、話を過激にしていくと、本当に怖がってしまうので。

熊野厳蔵くんの作品をみせて、気が付いた子がいます。よくみると使ってある部品はすべて、ほかの子が出したゴミを、さらに工夫して組み上げています。
大きな板なんだから、あっちこっち自由自在に切り刻んでしまい、あとはゴミにすることと、無駄の出ないように考えて切る、残りも工夫することでは、まったく違いが出ます。「ゴミも宝になる」子どもたちには、なかなか理解してもらえませんが。
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気づいてくれた子いるかな?

2016年05月10日 09時36分49秒 | 日記
教室玄関のすぐ左の壁に木槌(きづち)が掛けてあること。ほとんどの子が木槌そのものを見たことも触ったこともないのでは。「なんだろね、これ。」興味を示す子ほど個性を表現する作品を多く見せてくれているのではないかと思います。
この木槌の下には私からのメッセージがそえてあります。
「気づきの木槌の使い方」 
翼がなくても大空を飛べる。 
動物たちとおしゃべりができる。 
どんな未来だって想像できる。 
そのためには今、みなさんが心の中に持っている、
小さなタマゴの殻、あたりまえの殻を一度、勇気を出して、こわしてみよう。
 
でも大丈夫。 
その中にはだれよりも大きな可能性と、もっと深い探求心が芽生えている。 
この木槌は、夢を持ち続けることがどんなに大切なことなのかを気づかせてくれる、
一人ひとりの心の中に備わっている。
ヒゲ先生から皆さんへ
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