自分の手グーチョキパーをスケッチしました。個性的なスケッチを見るたびに、この子たちの壮大な可能性に身震いを覚えます。「立派!」私はあらためてそう叫びました。
何度もお話しますが、対象物を見て、正確に描くことが子どもたちの成長に今、必要ではありません。影の付け方や色の作り方を指導することが今、大切なことでは決してありません。子どもたちは一人ひとりの成長段階において、感じたこと、心に思っていること、鉛筆を動かしたいだけでも、絵の具の発色にワクワクする、それが大切なのです。その子の内面の思いを充分に実行表現させてあげること(泉から水があふれ出るように、より広い視野、より深い関心を持ってほしい)が教室の目的で、私の目標です。
ではなぜ私は「よく観て」「影を意識して」と子どもたちにうるさいほどの言うのか、矛盾しているのではとご指摘されるでしょう。もちろん子どもたちの創造性の吸収力の容量は充分あります。ただ、創造性は待ってるだけでは膨らみません。スポンジも一度、握りしめてやると勢いよく膨らみます。そこは慎重に子どもの心のスポンジを押して、一人ひとりの個性的なスポンジのどこを押してあげたらいいのかを、無理をさせず、変化を見落とさず、慎重に慎重に成長を見守ります。
11月は新聞紙を素材に動物を作ります。紙ねんどでは出来たことが、新聞紙では意外と難しいことも経験して、それを乗り越えて達成感を手中にしてもらいます。がんばれ!

