今年度も無事に卒業生を送ることができましたこと、親御様に感謝申し上げます。正直にいいますとこれまで多くの子を送りましたが、今期卒業生が一番いろいろな意味で心に掛けていました。これは決して技能がどうだとか、理解がどうとかということではありません。まだ予期せぬ中学生として困難な状況にあっても、必ずやそれを乗り越えてほしいと願っての思いです。
一年生の時期にしか身につかない習慣があります。三年生、六年生の時期、それぞれに一人ひとりにちょうど良い時期に、それは身につけなくてはならない大切な習慣があります。たとえば一年生に六年生が身につけるべき敬語は難しく、あいさつや後片付けといった躾は六年生になってしまっては、これもまた難しいものです。
教室では授業の中で自己表現の方法や発想、創作もまた同様に時期を見逃さないように細心の目配りをしてきました。この教室は小学生までの指導で終了、いわば後が無いとの意識で子どもに接しています。それゆえに小学生で習慣づけられなかった事は、その子にとって宿命課題として残り、背負わなくてはなりません。(親御様にもまだピンと来ないとは思いますが)しかしながら教室で経験した困難の壁を乗り越えた実績があれば、この先いつか必ずその経験が活かされ、自分で背負ったものが身を助けることができると私は信じています。
素敵だったダ・ヴィンチの子どもたちへ Good luck!
*教室の花桃(?)が咲き始めました。新学期が始まります。新しい子たちとの出会いにワクワクします!さあ、思いっきりぶつかってきなさい!