みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

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子どもたちは振り回されている(夏休みの課題について)

2020年08月02日 16時33分31秒 | 日記・エッセイ・コラム
巷はコロナ禍でも、子どもたちにとって楽しい夏休みは無くしてはならないと思っている。夏休み=子どもらしさの開放時間 この事は、あとになってから、人間形成に非常に大切な経験として備蓄されることを、丁寧に子どもに伝えなくてはならない。
夏休みの短縮、学校プールの閉鎖など、これまでの学習時間の遅れを取り戻さなくてはならないことは充分に理解はできるのだが、つめ込みすぎを配慮してか、こんな話を子どもたちから耳にした。「夏の生活」(名古屋市教育委員会発行誌)を開いて。「図画工作はやらなくていいから、ページにバツを打って。ポスター課題は提出してもいいけど、成績にはのらないから、好きにしていい。」など、担任先生が言ったとのことです。事実、私も、ある子の図画工作のページに大きくバツ印が打ってあるのを見て、驚きと同時に悔しさ、なさけなさを強く感じました。本当に丁寧に子どもに説明したのだろうか、事務的にスルーするような先生でないことを願うばかりです。
ヒゲ先生が地球人だった頃(教室の子たちには私は宇宙人だと言いきかせている。ミッキーはミッキーであるように)小学生をやっていた時、新学期の始まりに学習移行要綱により、副読本が配られて、今日から教科書が二冊になると先生から言われ、これまでの教科書にバツ印を打った経験がある。さらにさかのぼって大東亜戦争敗戦後、占領国からの強制で民主主義教育の名のもと(同じように)教科書に墨で抹消させられた子どもたち。明るい未来のためにバツを打つ、コロナを乗り切るためにバツを打つ。でも、その代償はあまりにも大きすぎたのではないか。日本人の道徳観の抹消というと、大げさに思われるかもしれませんが、あえて言うなら、子どもらしさの抹消行為と言わざるを得ません。すべての教科はもちろんのこと大切です。もしも単元で省略(抹消)しやすいのが図画工作と考えているのなら大間違いです。大切な子どもらしさを抹消した代償は、もう取り戻すことが出来ないと考えるのは過激な思考でしょうか。
今、教室の木陰で蝉の声を聴きながら、あのころの夏休みを思い出しています。ふっと、夏休みの匂いがしてきました。いつまで続けなくてはいけないのかわかりませんが、マスクなして叫びたいです!「夏休みは子どものものだ!」
(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館へスケッチいきました。途中、どしゃぶりの雨、YS-11の翼の下で雨宿り、プロペラがステキでしょ)

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こんな時、ダ・ヴィンチさんは何をしてたのだろうか

2020年04月24日 12時49分36秒 | 日記
1452年4月15日イタリア・トスカーナにあるヴィンチ村で生まれたレオナルド。言わずと知れた絵画、造形、工学、建築、さらには音楽にその才能を発揮した天才。教室の子どもたちが持っている才能はレオナルドを超えてゆくと、期待を込めて教室の名前としました。そんなレオナルドの幼少期に絵を描くことをすすめたのがフランチェスコおじさんだった。村での生活の中で見るも触るもの、自然環境や現象をよく観察させ、興味を持たせたという。
「啐啄同時(そったつどうじ」 )」という禅語があります。雛鳥が生まれてこようとするとき、親鳥が卵の外からつついて殻を割ろうとすることを「啄」、雛鳥が内からつつくことを「啐」といいます。親も雛もどちらも、早くても遅くても命の危険があります。同じことが子どもの成長期にも言えます。
指導者の教えと子どもの自発が、時を一致させてこそ、良き方向へ導かれるもの。教える瞬間を少しでも逃してはいけない。教えが少しでも先であってもいけない。どんなに優れた話であっても、子どもの心に響かなくては何も残りません。間髪入れずに「打てば響く」タイミングが何よりも大切になります。
外出もままならないこんな時に、レオナルド・ダ・ヴィンチさんをリスペクトして「人が空を飛ぶ機械」を設計製作することにしました。このお話の続きはブログにアップしていきます。
「人が空を飛ぶ」と書きましたが、ダ・ヴィンチさんは「人力では空を飛ぶことはできない」とすぐに悟ります。ここがスゴイとこですね。諦めずに鳥の観察に戻ります。猛禽類(わし・たか)の観察から固定翼での滑空飛行であれば人は飛べると結論に達します。理想と実際を行き来して見つけ出す、この粘り強さがダ・ヴィンチさんなんですね。
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こんな時はスケッチにかぎる

2020年04月22日 21時33分56秒 | 日記
「密着してはいけない」だから静かに。「密集しちゃダメ」だからひとりで。「密閉空間にならない」だからお外で。こんな時は青空の下でスケッチを楽しむ。
とっ言うか、いつも時間を見つけては子どもたちと同じスケッチブックとペンとコーヒーの入ったマイボトルをクルマに載せて、ぶらりと近場の何でもない景色を見つけては、街角に腰を下ろしているので、特別な行動でも何でもない。
とは言っても、外出自粛要請が出ているから、そこは自嘲するしかなく。ならばと、自分の仕事場である教室の外観でもサラサラと描いてみようと思いついた。
しかしながら、そこは職人の虫がうずいてくるのを覚えるのであった。子どもたちが熱心に(?)創作活動を楽しんでくれている教室とは、外から観るといったいどんなイメージで見えるのだろうかと知りたくなった。
そこで、教室の庭を歩く、アリになってみようと思った。子どもたちにも、ことあるごとによく言っているが、正面ばかり見ないで、上から見たら、ななめから、後ろの下から見上げて、鳥になって、魚になって。ものごとをいろいろな見方で表現できるようになろうと伝えている。
スケッチだから描ける絵に挑戦しよう。こんな時だからこその学びなのかもしれない。子どもたちとの再会の時、どんな時間を過ごしていたのか、元気な絵に出会えることを楽しみにしている。😀 
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無念、ただただ無念。

2020年04月22日 10時20分43秒 | 日記
先週末で休講せざるを得なくなり、子どもたちに申し訳なく、手も足も出ないことに悔しさでいっぱいです。子どもたちへ、本当にごめんなさい。楽しみにして来る、あなたたちを思うと対策万全にして教室を継続させるつもりでしたが、、、。ごめんなさい。
ヒゲ先生は闘います。あなたたちに再開できる日が一日一秒でも早く訪れることを強く願って、次の課題を考え、次の笑顔を思い起こし、次の感動を期待して、この時間を闘っていきます。あなたたちも、それぞれにこの状況を考え行動して、自分を見失うことなく楽しいことを見つけ、辛いことは周りの人たちに声をかけて、乗り越えましょう。闘いましょう。あなたたちはそれができる子なのですから。
See you soon. Good luck!               
*あなたたちが毎回見ているであろう(?)教室の壁の「ゲルニカ」パブロ・ピカソは困難を、絵筆で闘いました。
 これも造形を学ぶ一つの大切な理由です。
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ドイツの絵と言われましても、、、。

2019年09月13日 08時40分56秒 | カリキュラム

さあドイツの絵を描こう!そうは決めたものの、子どもたちはポカ~ンと宙をさまよう真っ白な画用紙のよう。ドイツなるものの姿がつかめないでいる。無理もないことだ。いきなり知らない国の絵を描けと言われましてもね。ドイツ大使館主催の「わたしのドイツ」絵画コンテストに全員の出品を計画したものの、夏休みの課題やら、猛暑で、挑戦者が少なくなってしまった。課題選択を誤ってしまったか?「じゃあ、やめよう」とは決して口には出せない。あれやこれや、私の薄っぺらなキーワードを並べるも、子どもたちはポカ~ン。久しぶりに焦りを感じたそのとき、Kくんが「ブンデスリーガじゃん!僕知ってるよ」フットボールをこよなく愛する(良い意味でサッカーのことだけしか描けない!と言い張る)彼が沈黙の空気をやっぶってくれた。そこからはみんなでイメージしりとりが始まる。ビール、ワイン、ソーセージ、、、。「大人のばかりじゃん!」いや、バームクーヘンがあるよ。グリム童話やベートーベンもドイツなんだね。みんなが乗ってきたところでドイツの歴史をカンタンに話し、国旗の色の説明をしてみる。「黄色は本当は金色なんだ!知らんかった。カッコイイね」もう、あとは本人にお任せすることにした。

さあ、ドイツが(誰が)東京南麻布のドイツ大使館へ招待されるのか、期待に私の胸が膨らむ。(随行者としてついていこうと目論んでいる)

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さくら色に想う

2019年03月17日 21時43分50秒 | 日記

今年度も多くの卒業生がヒゲ鬼の門を後にした。なかには年長さんから通ってくれた子も少なくない。「ポポちゃんの夢はタイル屋さんなの」と言っていた子が、「夢をひとつみつけた。タイル屋さんじゃないけどね」と、頬を桜色に染めて嬉しそうに話してくれたことが本当に私は嬉しい。夢を語れることは、幸せなこと。もちろん、心の中に大切にしまっておくことも、また幸せなこと。そうやって桜の咲くころに、繰り返し繰り返し、自分と対話して夢のつぼみを少しづつ大きく膨らませていける、ひとつの方法としてここで一緒に学びあった「自分色を見つける」その時をわすれないでいたほしいと願わずにはいられない。どの課題が一番印象に残ったのか?その問いに、ある子は「好きとか嫌いとかじゃなくて、まだまだ!もっともっと!最後のひとつ!よし、もうひとつ!ヒゲ先生のひつっこさが一番の思い出だな」何よりの誉め言葉です。諦めなければたどりつける。なにくそっ!待ってろよ、笑顔の自分!Good Luck!

1年間も入会を待ってくれた子、本当にお待たせいたしました。さあッ!ヒゲ鬼の門へようこそ。もうここは泣くか笑うか、どちらかしかない不思議な教室です。いや、正確には泣いても笑っても、ヒゲ先生にロックオンされたからには、、、。大いに迷ってください。大いに泣いてください。大いに心の汗をかいてください。そして心の底から笑ってください。かわいい~とか、カンタンとか、親が喜びそうな、そんなつまらない課題はヒゲ鬼の門には絶対にないですから。そんな課題を新年度も考えに考えて準備しますから。あっ!それとバンドエイドも忘れずに。あっ!もうひとつ大切なことをお伝えしなければなりませんでした。ヒゲ先生が一番嫌いな言葉は「面倒くさい!」です。この言葉を口にするとどうなるのかは、先輩に、こっそりと聞いてみてください。それでは、新しい出会いに、ココロを桜色にして待っています。

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今年もドイツからやってきた。

2018年12月23日 20時24分44秒 | 日記

11月24日クリスマスのデコレーションはじめた。ドイツの家族からは恒例の素敵なプレゼントの数々に羨ましいかぎりの嫉妬を覚える。家族全員でクリスマスを家庭で楽しむ、手作りのクッキー、シュトレーン、チョコレート、オーナメント、、本物の持つ魅力はどれも素朴で温かで、静かな会話が聞こえてくるようである。

毎年、庭のハナミズキにドイツからのオーナメントを飾り付けているが、私の不注意でガラスの球を落としてコッパ微塵に。今年送られてきた大きなガラスオーナメントは玄関ドアの上に鋲でしっかりと取り付けることにした。そんなこんなで心配をしていたら、すっかりアドベントキャンドルの点火を忘れていた。いや、正確に言うと点火の儀礼、一週間ごとに一本のキャンドルに点火して、4本すべて並んでイブの夜を迎えるというもの。

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日本の夏、ゴーヤの夏

2018年09月04日 17時51分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

夏休み特訓が終わる。今期も多くの子と、それぞれの課題に汗をかきながら取り組み、気づきの種子を3時間という出会いの中ではあるが、その子の心に丁寧に植えたつもりである。低学年生には少し長かったのか、高学年生にはそれでも短かった。来年の私の課題である。6年間をポスターに挑戦し続けている子がいる。多くを語らなくとも、この子は大丈夫!と確信している。そうかとおもうと、鬼を前にこの場に及んでもなお、楽な方法を選ぶ子も少なくない。それでいいと言う子に「もうあと少し」「もうあと三つ」「あと一つ」を とぼけながら繰り返し、完成に近づける。(これでいいのだ!)がんばったときはしっかりとほめる。(親御さんの前では、あえてほめないようにしています。意味がないので)仕上がったときの疲れなのか嬉しいのか、いろいろな思いが混在した顔を見ると救われ、お互いに明日もがんばれるのだろう。

この夏、教室のデッキにゴーヤを植えた。グリーンカーテンにと役所でもらった種子から育て、ゴーヤチャンプルにして味わった。そのおかげで夏バテなしで乗り切った感が実感できた。若緑色の光が子どもたちの真剣な顔をやさしく反射する。やっぱり、一からコツコツと育てることは気持ちがいい。

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ヒゲ先生はひつっこい!のだ!

2018年07月16日 10時58分59秒 | カリキュラム

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。*レイチェル・カールソン

この言葉は、知識を盾に考えることばかりに終始してしまう、柔軟性を失ってしまった大人に向けた苦言です。

「こどもは感じる天才です」人は本来持って生まれた資質である表現要求(歌い踊る、描く作る など)が成長とともに知性を身にまとってこそ、しなやかな人格成形がなされるのではないでしょうか。「水族館(魚図鑑)にいないカニの後ろ姿は描けない」「緑色の空なんて、ありえないから描けない」その子の知性が感性をじゃますることはよくあることです。そこで大切にしたいことは、感じてわかる(知る)の繰り返しサイクルをバックアップしてあげることです。まずは新しいことに挑戦する決断の場面で見守ること。(良かれと思って大人が口出ししないこと・安易に楽なほうを選ばないように)多少の疑問や失敗も「まあいいや!」のおおらかさ(自己肯定)も大切だと思います。

今回の課題は「飛び出す絵」~迫力を出すにはどうしたらよいのか~の副題がついています。立体物をどうしたら奥行きのあるものに見せることができるのか?こんな部分が飛び出してきたらおもしろいな!常識の枠を壊してもらいたいです。さあ、普段のおとなしい自分(?)から飛び出してみよう!

*マグカップからミルクが! *だれ?テーブルクロスを引っ張っているのは!

夏休みが始まります。塾生は通常時間内での宿題もアドバイスできるので、用意をして来て!

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さあ、四月はじまりました新年Do!

2018年04月08日 11時37分35秒 | 日記

十名の六年生も巣立ち、雛鳥との対面が楽しみな今日この頃です。そこで想うのです。十名の巣立ちと同じだけ、十名の出会いが繰り返されているんだな。素敵な感性を持っている子、成長が手に取るように伝わる子、手に負えない子、難しい子、十人十色の別れと出会いのなかで、私が十分に対応できたかどうかは、この先にならないとわかりませんが、春いまこの偶然の出会いに全身全霊で見守り、最善を尽くす覚悟です。でもね、本心はかなり緊張しているんです。本当にびびっているんですよ。雛鳥たちも同じだとは思います。「笑顔で乗り越えようよ。なにも心配ないさ!新しい扉の前で、ほら、小鳥たちがノックしているよ。大丈夫だと」by Bob Marley

*教室のリンゴの花が満開です。一本だけだから結実しないんだって、残念!

 *新年度最初の課題は「やじろべいはなぜ、スイングするのか?」

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