みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

今年もドイツからやってきた。

2018年12月23日 20時24分44秒 | 日記

11月24日クリスマスのデコレーションはじめた。ドイツの家族からは恒例の素敵なプレゼントの数々に羨ましいかぎりの嫉妬を覚える。家族全員でクリスマスを家庭で楽しむ、手作りのクッキー、シュトレーン、チョコレート、オーナメント、、本物の持つ魅力はどれも素朴で温かで、静かな会話が聞こえてくるようである。

毎年、庭のハナミズキにドイツからのオーナメントを飾り付けているが、私の不注意でガラスの球を落としてコッパ微塵に。今年送られてきた大きなガラスオーナメントは玄関ドアの上に鋲でしっかりと取り付けることにした。そんなこんなで心配をしていたら、すっかりアドベントキャンドルの点火を忘れていた。いや、正確に言うと点火の儀礼、一週間ごとに一本のキャンドルに点火して、4本すべて並んでイブの夜を迎えるというもの。

コメント

日本の夏、ゴーヤの夏

2018年09月04日 17時51分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

夏休み特訓が終わる。今期も多くの子と、それぞれの課題に汗をかきながら取り組み、気づきの種子を3時間という出会いの中ではあるが、その子の心に丁寧に植えたつもりである。低学年生には少し長かったのか、高学年生にはそれでも短かった。来年の私の課題である。6年間をポスターに挑戦し続けている子がいる。多くを語らなくとも、この子は大丈夫!と確信している。そうかとおもうと、鬼を前にこの場に及んでもなお、楽な方法を選ぶ子も少なくない。それでいいと言う子に「もうあと少し」「もうあと三つ」「あと一つ」を とぼけながら繰り返し、完成に近づける。(これでいいのだ!)がんばったときはしっかりとほめる。(親御さんの前では、あえてほめないようにしています。意味がないので)仕上がったときの疲れなのか嬉しいのか、いろいろな思いが混在した顔を見ると救われ、お互いに明日もがんばれるのだろう。

この夏、教室のデッキにゴーヤを植えた。グリーンカーテンにと役所でもらった種子から育て、ゴーヤチャンプルにして味わった。そのおかげで夏バテなしで乗り切った感が実感できた。若緑色の光が子どもたちの真剣な顔をやさしく反射する。やっぱり、一からコツコツと育てることは気持ちがいい。

コメント

ヒゲ先生はひつっこい!のだ!

2018年07月16日 10時58分59秒 | カリキュラム

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。*レイチェル・カールソン

この言葉は、知識を盾に考えることばかりに終始してしまう、柔軟性を失ってしまった大人に向けた苦言です。

「こどもは感じる天才です」人は本来持って生まれた資質である表現要求(歌い踊る、描く作る など)が成長とともに知性を身にまとってこそ、しなやかな人格成形がなされるのではないでしょうか。「水族館(魚図鑑)にいないカニの後ろ姿は描けない」「緑色の空なんて、ありえないから描けない」その子の知性が感性をじゃますることはよくあることです。そこで大切にしたいことは、感じてわかる(知る)の繰り返しサイクルをバックアップしてあげることです。まずは新しいことに挑戦する決断の場面で見守ること。(良かれと思って大人が口出ししないこと・安易に楽なほうを選ばないように)多少の疑問や失敗も「まあいいや!」のおおらかさ(自己肯定)も大切だと思います。

今回の課題は「飛び出す絵」~迫力を出すにはどうしたらよいのか~の副題がついています。立体物をどうしたら奥行きのあるものに見せることができるのか?こんな部分が飛び出してきたらおもしろいな!常識の枠を壊してもらいたいです。さあ、普段のおとなしい自分(?)から飛び出してみよう!

*マグカップからミルクが! *だれ?テーブルクロスを引っ張っているのは!

夏休みが始まります。塾生は通常時間内での宿題もアドバイスできるので、用意をして来て!

コメント

さあ、四月はじまりました新年Do!

2018年04月08日 11時37分35秒 | 日記

十名の六年生も巣立ち、雛鳥との対面が楽しみな今日この頃です。そこで想うのです。十名の巣立ちと同じだけ、十名の出会いが繰り返されているんだな。素敵な感性を持っている子、成長が手に取るように伝わる子、手に負えない子、難しい子、十人十色の別れと出会いのなかで、私が十分に対応できたかどうかは、この先にならないとわかりませんが、春いまこの偶然の出会いに全身全霊で見守り、最善を尽くす覚悟です。でもね、本心はかなり緊張しているんです。本当にびびっているんですよ。雛鳥たちも同じだとは思います。「笑顔で乗り越えようよ。なにも心配ないさ!新しい扉の前で、ほら、小鳥たちがノックしているよ。大丈夫だと」by Bob Marley

*教室のリンゴの花が満開です。一本だけだから結実しないんだって、残念!

 *新年度最初の課題は「やじろべいはなぜ、スイングするのか?」

コメント

卒業記念の檸檬は苦い?それとも。

2018年02月20日 11時13分51秒 | 日記

卒業生一人ひとりに、教室の庭のレモンをひとつ、記念に持ち帰ってもらってます。卒業生の中には6年間、春夏秋冬ずーっとレモンの成長とともに通ってくれた子も多くいます。レモンの花はとても小さく、決して派手ではありません。5.6年をかけてやっと結実できる樹に育ちます。実の近くの枝には隠れるようにトゲがあり、時に痛い目にあいます。春にはアゲハチョウがやってきて卵を産みます。幼虫からサナギ、羽化を観察できます。葉っぱをちぎり、手でもむと柑橘系の独特な本物の爽快な香りに包まれます。時折降りスケッチに残したり、いろいろな体験を楽しんでくれたこととおもいます。

はじめての教室で、何をするのか不安と私の顔を見て逃げ出してしまった子が、一人前の立派な子どもになりこの教室を巣立つ。素晴らしいことで、有り難いことです。この先もまだまだ、酸っぱいことや苦い思いをすることでしょう。手にしたレモンを味わってもらうことで、この教室での記憶がよみがえり、辛抱したこと、悔いを残さないことを思い出してほしいと願っています。

コメント

興味の翼は使ってこそ鍛えられる。

2018年01月22日 12時25分48秒 | 日記

「ヒゲ先生、この教室もあと4回、だよね、、。」6年生の巣立ちの時期が刻々と近づいてきました。中学美術に困らないようにと、いや、この先の幾多の困難に、どのように立ち振る舞うのかをある時は厳しく伝え諭してきたつもりです。「君の背中には見えないけれど翼がついているんだ。困ったらまず、羽ばたきなさい。何もしなければ何も起きない。波に飲み込まれるか、風に吹かれて背を向けることになる。だから前を向いて、その畳んでいる翼を広げるのだ。広げるだけでいい、無理に羽ばたかなくてもいい。風に乗れるチャンスを待てばいい。」

5年6年生のやる気がある子には、やりたいことを自由に考えさせて、計画を立案させ実行することをすすめている。もちろん、結果にも責任を持たせる。その際、アドバイスはするが安易には手を出さない。先回、木工作で椅子を作る課題があった。苦労して完成させてすぐ、数名の子が次は自分でデザインした椅子(机、木箱など)を作ってみたいと願い出た。この意欲が私のやる気にも火をつけたのは言うまでもありません。道具の扱い方、デザインの魅力、役に立つものを作る意義など、多くのことを学んでくれたことと思います。このやり取りを近くで見ていた後輩たちは何を感じてくれたのでしょう。甘え、テキトー、無理ムリ~、次どうするの?など、もう言えなくなりますよね。(言っちゃダメ!)4年生のSくんも椅子づくりにエントリーしました。絶対に弱音を言わないと判断したので(こんな雰囲気が素敵です!)

6年生のIさんが正二十面体の地球儀を作りたいと申し出た。「でも普通の地球儀じゃ面白くないよね?」そんな揺さぶりをかけると彼女は(揺さぶりをかけるにも、個々の性格をよく知ったうえでしか難しいのです)「日本列島だけの惑星はどうかな?」その発想おもしろいね~!この発想がいつの日か大きく花開くことを確信しています。さあ!6年生のファイナルステージ、テイクオフの風向きはよいか。Good Luck!

 

コメント

本物の存在価値とは

2017年12月26日 11時06分31秒 | 日記

「クリスマスプレゼントだからといって特にほしいものはない」ワクワク感を期待するのは大人だけかもしれません。

ずいぶん前のことですがブロードウエイミュージカル(ライオンキング)を伝統のシアターで観たことが一度だけあります。本当に鳥肌が立つ経験をしました。人気の演目だったので、良い席を選ぶことはできなく、一階の奥、二階席を支えるための柱の陰がどうしても視界に入る、少し残念な席でした。時折、頭を傾けて覗き込むようにして観た思い出がよみがえります。しばらくしてそれは素人の不平不満であったことがわかるのでした。なんと、その柱がステージ上のセットと演者の動きとで、大道具の一部と化したのです。ある時はバオバブの樹、ある幕では洞窟の壁に見えてくるのでした。本物、一流、伝統とは、そこにあるだけで価値がある。そのようなものだという思いを知らされました。

ガオー教室はクリスマスシーズンにはドイツ職人が丹精込めて作ったクリスマスピラミッドを飾り付けています。夕方、ろうそくの灯りで回り始めるその姿は、見れば見るほどドイツの黒い山々を、木を削る軽やかな音、城壁を跳ね返る光、すべてを思い出させてくれる本物のクリスマスをこのひとつで醸し出しています。

コメント

少しのガマンが大切

2017年12月03日 18時31分53秒 | 日記

はっきりと言っちゃいます。「この子、我慢することを経験したことがないな」課題への取り組み姿勢に如実に現れます。「ヒゲ先生!絵具じゃなくて色鉛筆(ボールペン画・鉛筆画)で描いてみたい!」意欲的に聞こえますが全く反対の理由なのです。ラクがしたいだけです。私の指導もそこそこに、ものの10分でねをあげて、あとはテキトーに、、、。この場合、絶対に許しません。楽な道を選択することをこの時期に癖づけてしまう恐ろしさに気づかせなくてはなりません。思い通りにいかないことを他にあたり散らす子、やらない理由を探して自分を正当化する子になってほしくないから、心を鬼にするしか伝わらないから、嫌われても仕方がないのです。

ひとりの卒業生(現在中学生)の話です。親に相談なく、スマホ(新規通信契約ではなく、ラインとか何とかがやりたくて中古の機器)を買ったようです。自分で責任を取れるまではダメと怒られたようです。友だちみんなやってる。仲間はずれになるなどと反論するでしょうが、全くもって理由になっていない。そんなことでしか友だちや仲間と呼べないのは本当の友だち仲間でないことは、痛いほどにわかりきっている事実なのですから。その子は忘れもしない本当に手を焼いた子でしたから、直接伝えたいのですが「少しのガマンをしたほうが良い結果に向かうから、ここはグッとこらえて!」

今年も残すところ25日、年越しの課題が残っている子も、そうでない子も、精一杯やったね!

教室の紅葉も真っ盛り。まるでヒゲ先生のパレットのようでしょ?今年もドイツ職人ハンドメイドのクリスマスピラミッドが登場。アドベントのカウントダウンが楽しみです。

コメント

さらばGR また逢う日まで

2017年11月09日 21時02分56秒 | 日記

「残念ですが修理不能です」愛機GRはドイツの青空を映しながら永遠の別れとなった。少しだけカメラの話になりますが、スケッチのことについての思いも話したいのでお付き合い願います。私のカメラはその世界ではいわゆるクセモノと呼ばれる、いささかややこしい部類のカメラでした。レンズは交換できません。ズームアップもできません。手ぶれ補正もありません。かろうじてオートフォーカスがついていたぐらいです。自慢できるのは小っちゃいので片手でシャッターが切れます。単焦点レンズなのでストロボなしで明るいです。素晴らしくきれいなボケ足です。ただしそのすべては撮影者の腕次第といった、まさに道具そのものでした。

これらのことはスケッチによく似ています。自分の心の眼なので交換できません。広角にするのか望遠にするのか、アングルを決めるのは自分の足しかありません。手ぶれだけはワザとするときがあります。そして何より楽しいのは対象物がどうあれ、自由自在にボケを使い、自分の絵にしてしまうことができるのです。紙に筆記具、まさに道具を使っているなと感じるのです。目の中の印画紙に焼き付けているのでデータが劣化することもなく、かえって時間がたつほどに鮮明さを増してくることさえあるのです。あの時の紅葉の光と影はよかったな、また行ってみようかな。心の印画紙は色褪せしません。

コメント

カメラが、、、、。こわれた!

2017年11月04日 23時27分24秒 | 日記

ノイシュバンシュタイン城をすぐ前にしてカメラが動かなくなるアクシデント。そんなことで動揺しないのがスケッチマンの強味、描くものさえあれば、何とかなるさ。誰にも邪魔されたくないので、登城路から少し高い斜面に座り、スケッチを始めた。眼下をゆく人たちには見ることのできないパノラマが独り占めできる喜びを満喫。それでもここは観光地である、じゃまする人は少なくない「何を描いてる?画材は何か?絵を撮ってもいいか?」見知らぬ人との会話は嫌いではないが、今は絵に集中したいのだ「どこから来た?」との問い掛けに、スマイルで「フロム ドイッツ」これで相手はもうそれ以上の質問はしなくなる。

そんなこんなで、カメラのデータが取り出せなくて、ブログにするのが遅くなり、熱がおさまったこの11月になってしまったことを言い訳とします。ローデンブルグにて

コメント