あのトラブルがなかったなら、、、。ボーイング787はまさに今、生みの苦しみの中にいます。でも悲観はしていません。なぜなら、B787はニッポンの多くの人の努力の結集です。世界はその卓越したフライトを待ち望んでいます。そのひとりに初菜ちゃんもいます。自分の描いたデザインが大きな機体に描かれることを夢見て、頑張ってデザインをしたのです。チャンスを活かしたのです。初挑戦でみごとに入賞しました。もう少しのところで大賞は逃しましたが、彼女には未来があります。いつか、自分のデザインしたものが世界に羽ばたくことを、そのために。失敗だってあるさ、くじけない。B787のように名機と呼ばれる未来がくることを信じて。
B787の問題発生によって就航延期、塗装機体変更、授賞式の中止というアクシデントは、彼女の記憶に何を残すのでしょうか。