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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

お嫁さん いらっしゃい

2025年07月04日 15時05分00秒 | 日記
かれこれ数年にわたって毎年、子どもが生まれています。ここに教室を始める、ずーっと前(もう20年)の事、セミが鳴き始めるこの時期になると、毎朝、デッキにたくさんの訪問者がやってきます。そして夜になるとゴソゴソ、カサカサと それはそれは賑やかな ひと時が繰り広げられたものでした。
一昔前の夏の思い出です。ところが今年の5月、私の不注意で夜中にゲージの中に雨水が大量浸水してしまいました。翌朝、大きくなった幼子がおぼれているではありませんか。すぐに救助し、腐葉土に戻しました。「難しいかもしれない」
7月7日、ゲージから聞こえてきたのは元気な姿の大きな2匹のゴソゴソカサカサでした。「よくがんばったなぁ」
そこに新たなる課題に気が付きました。2匹ともオスでは世継ぎができません。そこでお願いがあります。お嫁に来てくれるカブトムシを譲っていただける方は、ぜひご連絡ください。できれば、なるべく実家に近い方にお願いいたします。


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困難よ、かかってきなさい!

2021年06月07日 11時01分35秒 | 日記
最後尾をトボトボついていく私が途中でいなくなったことに気が付くも、意地でも遠回りをするストーンズがどんな行動をするのか期待しつつ、計画通り、三岐鉄道三岐線丹生川駅の手前200m、私の背中をはるか先に見つけた負けず嫌いが、ブツブツ叫びながら走って追い越す。線路わきに39号蒸気機関車(1898年明治31年英国製)、日本最古の貨車タンク(1893年明治31年製台車輪部は無く復元予定)など、地味なものばかりだが、自由にSL運転台や貨車の荷台に乗り込むことができ(名のある鉄道博物館ではできない)、それぞれが自由な時間を満喫する。
私は今回2枚目のスケッチを始めながら、西桑名駅での切符無し乗車のことがあったのでストーンズには先に駅まで行って切符を購入しておくように伝える。券売機も自動改札でもなく、駅員さん(嘱託のおっちゃん)が硬券切符に日付器でカシャン!ハサミをパチン!もうすぐ見られなくなるであろう良き駅窓口の光景を思い出にしてもらえたら、鉄ちゃん先輩として嬉しい。かっちゃんから「あと5分で電車到着!」と号令がかかる。島式ホームの構内踏切が下りてくる。急げ!ひとりがトイレのため取り残される。あぁ、ここで脱落か!遮断機の向こうで不安顔(?!)が、、、。駅員さんの配慮で難を逃れる。近鉄富田駅では硬券に無効印をもらうために一旦、地下道をくぐり改札の外へ、改めて階段をくだりのぼり同じホームへ戻る(肩が、、、!)近鉄急行名古屋行きに乗車、しばしのコックリタイム。近鉄名古屋駅ではJR連絡改札口が待ち構えている。改札する前にJRの大高駅までの切符を購入、近鉄とJRの2枚の切符を重ねて改札機に入れることを伝える。「ヒゲ先生、切符が一枚出てこない!」(伝えることを忘れてごめん!)さあ、最後の登り階段だ。この旅で一番つらく、苦痛に顔が歪んでいたことを知る子は誰もいない。(だって最後尾だもの)なぜだか予定時間通り、大高駅に到着。最初で最後の集合写真を。出発時より一歩だけ自信に満ちた男の顔になっていたことは間違いない。
これでもかというトラブルの連続も笑ってクリアしたストーンズ、君たちはスゴイ!大したもんだ。ヒゲ先生は確信している「困難が子を育てる」ことを。ある教育者が「子供をダメな大人にする、だれにもできる簡単な方法は、子供の欲望(親が良かれと思ってする物事)を何でもすぐに手に入れさせれば(お膳立てすれば)よい」と。
~完
*困難さん、かかってきなさい!ヒゲ先生、調子に乗って次回旅企画立案中!「ローカル線で行く信長、夢のつづき(仮)」恐れを知らない挑戦者たちよ!しばし、待たれよ。

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ローリングストーンズ 心の旅は終わりを知らない

2021年06月04日 10時29分50秒 | 日記
タクシー運転手さんの「いなべ市を知ろう学習の時間」も盛り上がったところで目的の青川河川敷に到着。西は滋賀県境にそびえたつ標高1,100mの竜ヶ岳、東は岐阜県境の養老山系を望む。石灰岩地のため、明るい河原は白色のなかに緑色の火成岩(流紋岩)がポツポツと顔を出している。中州にベースキャンプを置き、「草むらのダニ、防砂堰堤の深渕」注意事項伝達も聞く耳持たず、走り出す。自然をナメテはいけない。「ひとりが叫ぶ、川の流れを変えちゃおう!」皆で大小の岩を運び、堤やらダム、流れを迂回させ、滝をつくる。しかしながら水の流れは思いのほか強い、隙間があれば決壊する。上から下への高低差は変えられない。大きい岩だけでは流れをコントロールできない。私も含め全員が熱中して、弁当を食べることを忘れるほど格闘した。ひろくん、たっちゃん兄弟は自分で弁当を作ったという。(Good job! でも、お箸を忘れた。この絶妙なバランスがイイね!)知ってるだけの知識、指先だけのゲームがどれほど虚しいことなのかと思い知る(この子たちがそう感じてくれたら嬉しい)各自が思い思いの収穫物(岩石、流木、水の冷たさなどなど。ちなみに私は5㎏の石ころと日焼け)
思うところがあり、河原での予定を30分早く切り上げて(ストーンズからは大ブーイング、ヒゲ先生だけ先に行って!)後ろ髪をひかれながら三岐鉄道三岐線丹生川駅を目指す。出発時に渡した地図を見る子、見ない子(駅までたどり着けるのか、それとも後をついていくのか、、、?)周りの山川や橋を見渡して自分の位置を確認できている。初夏のまだ優しさのある太陽に輝く一面の麦畑、そば畑を一列になって進む。映画「スタンドバイミー」のあの光景そのものが目の前で繰り広げられる。思わず「かっこいい!」ひとりが遅れ始めた、重いお土産が肩に食い込んでいる。思わず声をかけるも「自分のことはできる限り自分で何とかする!」カッコイイ!そうだ、それでいいのだ!
最後尾の私は途中で地図にある畑のあぜ道に入りショートカットを選択(さすがに5㎏がキツイ!)不安は残るが、しばらくはストーンズだけで行進させる。ナビゲーションシステムに頼りっきりになってしまい、自分が今どこに立っているのかがわからない。サバイバルじゃないけれど、いざというときに、生きて帰れるのか!?なんてことのないように、ストーンズには今から自分の体に東西南北を読み取れる本能を組み込ませることをしてほしい。
~最終章へ続く~
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カッケー!みんなスッゲーなぁ~!

2021年06月01日 10時00分39秒 | 日記
「旅の始まりが静かなのは、途中の出来事を盛り上げる演出に過ぎない」なんて、思いを巡らせている出発前の教室玄関、その時、携帯のベルが鳴る。(もしや、、、。)ふたりと名古屋駅で待ち合わせ時刻の一時間前である「ヒゲ先生~いまどこ?僕たちもうホームにいるよ!」その後も、各駅停車ごとに携帯のベルが鳴る。「旅が始まったようだ、、、。」
快速みえはディーゼルエンジンを唸らせて入線。(電車ではない。軽油で走るのだ。いつもの乗り心地とは少し違うことを感じているようだ)ボックス席ふたつに座る。
「この列車は快速みえ、次は桑名、桑名、お降りのかたは、、、。」「えっ!もう降りるの?」「地下鉄じゃないから、まだ時間があるよ。」
みんな、切符を用意して「検札ってなに?お巡りさんが来るんじゃないの?」
「トイレどこ?1号車と3号車にあるんじゃない?」ワイワイガヤガヤ木曽三川の鉄橋を渡る音よりも騒がしい(他の乗客は少ないので許される)
JR関西本線桑名駅、乗換のためには右か左か、だれが案内サインに気付くのだろうか、後ろから様子をうかがう。しかしながら3本目の出発時間が刻々と迫っていることに、誰も焦る様子はない、かっちゃんが「左!」と誘導するあとをついてゆく他4名。三岐鉄道三岐線西桑名駅でのこと、行き先はどこ?運賃はいくら?切符購入機は一台、しかも鉄道各社すべて異なるタッチパネル、(ひろくん、たっちゃんはマナカが使えないことを事前に調べてある)出発ベルが長く鳴り響く、だめかな?乗り遅れるのはまちがいない。(駅員さんに許可をもらって)2名は切符なしで車両に滑り込む。「ヒゲ先生!切符持ってないけど大丈夫かな?」不安顔が車窓の景色どころではないことを強く訴えている。ひさくんが「ぼくたちこの電車に借金しているんだよな!」さすが、教室一二を争う楽天家。みんなで運転手さんの後ろに陣取って大丈夫!大丈夫と笑って過ごす。JR快速みえから遠くに小さく見えた藤原岳が、ナローゲージ先頭車両の小さな正面ガラスから、はみ出すほどに大きく迫ってくる。終点の阿下喜駅では、かっちゃんが駅員さんに無効印を押してもらい、大事そうに財布にしまった。(さすが鉄ちゃん)
駅のわきには古いナローゲージ車両が保存展示されているも、かっちゃん以外は、早く河原に行きたい顔。駅前のタクシーに乗り込む。運転手さんから「定員オーバーだな~」知ってはいたけど、そこは笑って。乗っている途中でお巡りさんを見かけたら、誰かが首を引っ込めるように伝えると、運転手さんが「今日は日曜日だからお巡りさんも休みかもね!この山(藤原岳)は何が取れるのか知っている?(セメントの原材料の石灰岩)向こうの尖っている山は三重県最高峰の御在所岳だよ。」ひさくんが「日本カモシカが捕れるんだ。焼いて食べよう」(天然記念物ですから!)
~後半へ続く~
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走る鉄と転がる石の一日旅~後編

2021年05月04日 16時44分16秒 | 日記
この旅にはもうひとつの目的がある。教室の庭に転がっている方解石の大きな結晶(大垣市金生山産)や大理石の塊(さすがにアメジストの結晶は教室内に)に興味を持った子と鉱石採集の話で盛り上がった。1500万年前、日本列島誕生から始まり、地表にその姿を現すまでの過程で、鉱石たちはそれぞれの生い立ちをその形や色に表している。なんとも壮大なロマンではないかと、この子たちと同じ小学生の時分から今も、ずーっと持ち続けてきた。日曜日のたびにハンマーとタガネをリュックサックに入れ、電車賃を握りしめ、帰路は肩に食い込む石ころを背負い、鉱石や化石採集に没頭した少年時代のあのワクワクした気持ちが共鳴して今回の旅が始まった。
そうは言うものの、立入禁止措置が厳しくなり、最近では水晶などの人気物は簡単には出会えない。今回は三重県いなべ市の青川河川敷で変成岩を探すことにする。江戸時代には銀や銅の鉱山があり、運が良ければ、、、!?期待させてはいけないが、それでも自分で見つけた唯一無二の石ころに愛着を持って、地球の偉大さ、地球の一員としての自分の存在を感じ取ってくれることを願っている。なんて、カッコイイことをいうヒゲ先生は「温泉に入りたかった~!」
5月30日日曜日決行! 鉄路のその先にある景色に何を見るのか。ローリングストーンズたちの旅が始まる。

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