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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

興味の翼は使ってこそ鍛えられる。

2018年01月22日 12時25分48秒 | 日記

「ヒゲ先生、この教室もあと4回、だよね、、。」6年生の巣立ちの時期が刻々と近づいてきました。中学美術に困らないようにと、いや、この先の幾多の困難に、どのように立ち振る舞うのかをある時は厳しく伝え諭してきたつもりです。「君の背中には見えないけれど翼がついているんだ。困ったらまず、羽ばたきなさい。何もしなければ何も起きない。波に飲み込まれるか、風に吹かれて背を向けることになる。だから前を向いて、その畳んでいる翼を広げるのだ。広げるだけでいい、無理に羽ばたかなくてもいい。風に乗れるチャンスを待てばいい。」

5年6年生のやる気がある子には、やりたいことを自由に考えさせて、計画を立案させ実行することをすすめている。もちろん、結果にも責任を持たせる。その際、アドバイスはするが安易には手を出さない。先回、木工作で椅子を作る課題があった。苦労して完成させてすぐ、数名の子が次は自分でデザインした椅子(机、木箱など)を作ってみたいと願い出た。この意欲が私のやる気にも火をつけたのは言うまでもありません。道具の扱い方、デザインの魅力、役に立つものを作る意義など、多くのことを学んでくれたことと思います。このやり取りを近くで見ていた後輩たちは何を感じてくれたのでしょう。甘え、テキトー、無理ムリ~、次どうするの?など、もう言えなくなりますよね。(言っちゃダメ!)4年生のSくんも椅子づくりにエントリーしました。絶対に弱音を言わないと判断したので(こんな雰囲気が素敵です!)

6年生のIさんが正二十面体の地球儀を作りたいと申し出た。「でも普通の地球儀じゃ面白くないよね?」そんな揺さぶりをかけると彼女は(揺さぶりをかけるにも、個々の性格をよく知ったうえでしか難しいのです)「日本列島だけの惑星はどうかな?」その発想おもしろいね~!この発想がいつの日か大きく花開くことを確信しています。さあ!6年生のファイナルステージ、テイクオフの風向きはよいか。Good Luck!

 

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