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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

スケッチ、ステーション、スパークリング

2021年03月31日 10時31分06秒 | 日記
虫が土中から這い上がるように、私のスケッチ虫がウズウズしてきた今日この頃。そうだ、海にいこう!ついでに地元の造り酒蔵へ。三河湾幡豆はのんびり走る名鉄蒲郡線の東幡豆駅に車を停めて、いざ、駅舎を前に構える。かすかに潮の香りがするように感じた。大正時代に建てられたという小さな駅舎は今風のレトロな感じと呼ぶには少しおこがましい、どちらかといえば、時間に置いてきぼりをくったとでもいったほうがよいような、、、。タッチ式改札機はない、券売機はあるが釣銭が切れていて、乗車証明券を手にすることはできた。「乗って残そう蒲郡線」の看板も、もうだいぶ疲れてきている。レールバスやバス交通転換など行政負担も難しいようであるが、湾岸を東西に結ぶ幹線(浜松・豊橋とセントレアのアクセス鉄道)として、将来を見据えて何とか鉄道を維持してもらいたいと、鉄ちゃんのひとりとして思う。
スケッチに話を戻そう。じっくりと雰囲気を観察するも、どうも「鉄味」が薄いと感じる。赤い車輌は見えるものの、信号、標示、ホームが正面から見えない。あきらめかけてベンチに座り、ふと見上げると駅名表示板、ここ東幡豆駅の上り隣は「西幡豆駅」ちなみに下り隣は「こどもの国駅」そうだ、隣にいこう!というわけで、西幡豆駅に。東幡豆駅よりさらに小さな駅舎が愛らしく、これまたポツンと建っている。鉄味はそろっている。残念なのは駅舎前のポストが新しいタイプの形であることと、立派な「乗って残そうハイキングコース看板」がミスマッチしていること。
もしデジタルカメラであれば、不要なものは後から机上でソフトを使い簡単に削除するところである。スケッチは当たり前ではあるがとてもアナログな表現行為である。頭の中で視野角や遠近感、強調省略をして感覚でひとつにまとめ上げることができる。もちろん、常に感覚を磨く必要はあるが、写実であろうが抽象であろうが自己主張は自由、だからこそ、スケッチの線一本に感覚を全集中して引くことが要求される。それがクセになるもの。
描き終えて、駅近くの造り酒蔵へ、直売所の冷蔵庫にはお目当ての酒はなかったが、発泡にごり酒を蔵まで探しに行ってくれるという。これがホントの蔵出し酒、なんちゃって。




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