なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

「まいご3兄弟」見ました(ネタバレあり)(第135段)

2008年07月28日 22時19分13秒 | なんとなくの『ちりとてちん』
見ましたか?

「かんさい特集 ちりとてちん外伝『まいご3兄弟』」。

ワタクシ、見ました。

(以下、ネタバレになるかもしれませんので、まだ見ていない方はご注意下さい)


いやあ・・・、久々に「ちりとてちん」ワールドを堪能しました。

さすが藤本有紀さんの脚本ですね。


田村亮さん演じるところの扇骨職人・萬事九郎さんの家に泊めてもらい、

お酒をご馳走になり、次第に調子に乗って騒いでは叱られる3人・・・、

落語「宿屋の仇討(やどやのあだうち)」が元ネタになっていると気づき、大笑いです。

扇骨職人の「萬事九郎」という名前も、「宿屋の仇討」に出てくる侍の「万事世話九郎(ばんじ・せわくろう)」をもじったものでした。


朝までに仕上げなければならない仕事を抱える萬事九郎をよそに、酒が過ぎて大声を上げたり、相撲を取ったり、と大騒ぎする3人。

そのたびに、萬事九郎が神経質に奥様に「静かにして欲しい」と伝える場面も、落語そっくり。

萬事九郎「ちえ子、ちえ子!」

      「私はさっきお前になんて言うた?」


落語では、

万事世話九郎「伊八、いはあぁぁちいいぃぃ!(宿屋の若い衆の名前です)」

         「拙者、最前そのほうになんと申した?」

(柳家小三治「宿屋の仇討」より)




ならば、その「宿屋の仇討」と同じく、騒ぎが過ぎて、3人とも朝まで縛られてしまうのかと思っていたら、さにあらず。

さすが、藤本さんの脚本、そこからストーリーが一ひねりも二ひねりもしてくるところが違っておりました。


さんざ笑わせておいてから、最後はしんみりとさせるところも素晴らしい!

草々師匠の創作落語のサゲもいい出来でしたね。

(四草師匠はけなしていましたが・・・)


久々に奥深い「ちりとてちん」ワールドに触れました。



※うああああ!今、録画したものを見直して気がついた。

萬事九郎の奥様のお名前、「伊原ちえ子」です。

縮めたら「いはち」じゃありませんか!

ううむ、「ちりとてちん」奥が深い・・・。




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