「森・元会長!少し遅きに失した感はありますが、画期的な翻訳機ができました」
「ようやくできたか。これで私の発言が、失言と揶揄されることもない。これからでも東京オリンピックを成功に導くため、再度表舞台に立てるかもしれんのだ。はて、どう使うんだ?」
「この、いくつかある言語翻訳メニューダイヤルを『ポリティカル・コレクトネス』に合わせます。そして、この翻訳機に、お話ししたいことをつぶやいてください。翻訳機はAIを駆使し、森・元会長の失言と思える言葉を感知し、当たり障りのない言葉に変換します」
「君も翻訳機をつけて話したらどうだ。さっきから物言いがストレートでいかん。が、当たり障りがない話では、聞くほうはつまらんだろう。なんだ、その・・、気の利いたジョークというか・・・」
「その考えが、あなたの失言の要因じゃありませんか。まずは黙って、これをお使いください」
「・・・。うん?なんだ?この『モリヨシロウ』ダイヤルというのは?」
「あ、それは相手を失言で失脚させたい時に使うダイヤルです。試作段階なので、ダイヤル名に入れましたが、元会長は、お使いになりませんよう・・」
「・・・・」
星新一のショートショートで、セールスマンが肩にオウムのロボットを乗せ、それにつぶやくと、セールスマンに代わってセールストークを話す、という話があり、森さんにも使えないかな、と、くだらない思いつき。
※ちなみに、あれは悪意の切り取りだと思っております。森・元会長のご功績に感謝しています。
「ようやくできたか。これで私の発言が、失言と揶揄されることもない。これからでも東京オリンピックを成功に導くため、再度表舞台に立てるかもしれんのだ。はて、どう使うんだ?」
「この、いくつかある言語翻訳メニューダイヤルを『ポリティカル・コレクトネス』に合わせます。そして、この翻訳機に、お話ししたいことをつぶやいてください。翻訳機はAIを駆使し、森・元会長の失言と思える言葉を感知し、当たり障りのない言葉に変換します」
「君も翻訳機をつけて話したらどうだ。さっきから物言いがストレートでいかん。が、当たり障りがない話では、聞くほうはつまらんだろう。なんだ、その・・、気の利いたジョークというか・・・」
「その考えが、あなたの失言の要因じゃありませんか。まずは黙って、これをお使いください」
「・・・。うん?なんだ?この『モリヨシロウ』ダイヤルというのは?」
「あ、それは相手を失言で失脚させたい時に使うダイヤルです。試作段階なので、ダイヤル名に入れましたが、元会長は、お使いになりませんよう・・」
「・・・・」
星新一のショートショートで、セールスマンが肩にオウムのロボットを乗せ、それにつぶやくと、セールスマンに代わってセールストークを話す、という話があり、森さんにも使えないかな、と、くだらない思いつき。
※ちなみに、あれは悪意の切り取りだと思っております。森・元会長のご功績に感謝しています。