テロ。
民心を得るには、一番まずいやり方です。
テロ。
これこそ圧制者にとって、喜ばしいことはありません。
なぜならテロ行為を口実に、反政府組織を根こそぎ弾圧できるからです。
それを行う資金とメンバーがあったら、みんなで慈善行為をすればいいのにね。
さて、民心を失い、圧政者に弾圧の口実を与える行為。
それがテロなのです。
安保闘争や学園闘争をご存知の方々は、宜なるかなと、大いにうなずけることだと思います。
さて、国論が二分したとする。
あるいは、政府の打ち出す政策が、甚だ不人気だったものだとしましょう。
そんなときに政府の出資と入れ知恵で、死間(決死の間者)に、テロ行為を行わせるのです。
そして国論を政府よりに誘導し、民心を失った反政府主義者を根こそぎ逮捕して、組織を壊滅させるのです。
Икэмотоより上の方は、政府のこんな手筋は、物心ついたときから、見聞きされていることでしょう。
いわば読み筋。
断っておきますが、Икэмотоは単なる読書人です。
決して特定の政治団体には所属しておりませんので、ご安心くださいませ。