財閥興亡史を見るに、財閥が興亡するのは、常に動乱期である。
この新型コロナ不況。
見方を変えれば、財閥興亡のときであるから、投資を引き上げたり、投資をしたりするチャンスである。
非情なようだが、斜陽産業からの投資を引き上げ、隆盛産業に投資をするのは、これ、投資の鉄則である。
小泉構造改革やアベノミクスの流れは、産業改革でもあった。
何が斜陽産業で、何が隆盛産業かは、だいたい中間の民主党政治の頃に明らかになったであろう。
そのときにおかしなお祭り投資さえしなければ、投資の世界で勝ち組になれたのである。
閑話休題。
なんか不労所得に罪悪感を持っているようだが、労働というのは、別に対価を得ることばかりが労働なのではない。
屋敷周りを掃いてみたり、タバコの吸い殻を拾って、ゴミの日に捨てることですら、立派な労働である。
いいですか!
資本家が不況だから労働者の首を着るのが当たり前なら、斜陽産業から投資資金を引き上げるのも当たり前じゃないですか。
兵法経営で有名な大橋武夫さんは、
「売り場でテレビが売れているのであれば、洗濯機の担当者にいかに泣きつかれようとも、洗濯機の買い入れをやめて、テレビを売れ!」
と言っています。
君主は捨てることを知れ!
マキャベリの君主論だか政略論に書いてあった言葉です!
そんなわけです。
以上、管内大手町でικμτ。